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平成22年(春) 基本情報技術者[午前] 過去問 解答&解説 2010年

Microsoft IT Academy Award 2009,日本で唯一,最優秀賞を6年連続で受賞。トライデントコンピュータ専門学校は今年も,日本全国のMicrosoft IT Academy認定校 90余校の頂点に輝きました。

皆さまからのご意見を参考に,この解説をより良いものにしていきたいと思います。
「私はこう解いた」「こういう説明の方が分かりやすい」など、
具体的なご意見がありましたらtcc-info@kawai-juku.ac.jpまでお寄せください。

試験日 平成22年4月18日

問1/ア
(2A .4C)16 = (0010 1010.0100 1100)2
ビット1は,整数部の2・4・6けた目,小数部の第2・5・6位にあるので,25+23+21+2-2+2-5+2-6 と表記できる。
(FE 18春 問1 と同じ問題)
問2/ウ
AND は両方が1の時に結果が1になる。
OR は少なくとも一方が1の時に結果が1になる。
(1)真理値表の4行目に着目する。X AND (X□Y) が1であり,左項のXが1であるから,右項の (X□Y) の4行目は1である。
(2)真理値表の1行目・2行目に着目する。X OR (X□Y) が1であり,左項のXが0であるから,右項の (X□Y) の1行目・2行目は1である。
(3)解答群のなかで (X□Y) の1・2・4行目が1なのは ウ だけである。
問3/ウ
逆ポーランド表記法とは,演算対象を並べた後に演算子を置く表記法で,後置き記法とも呼ばれる。例えば A+B は,逆ポーランド記法では AB+ と記述する。
(左項 右項 演算子)の固まりを括弧でくくって見やすくすると,出題された AB+CDE/-* は次のようになる。
((AB+)(C(DE/)-)*)
これは一般的な中置き記法では次のようになる。
((A+B)*(C-(D/E))
したがって((1+3)*(5-(4/2))= 4*3 = 12
問4/ア
「外乱」(がいらん)とは制御を乱す外的要因のことである。
アはフィードバック制御の説明文。フィードバックとは,外乱による「影響を検知した時点で」修正動作をおこなう制御方法。外乱には強いが,制御の遅れが生じやすい。
イ・ウ・エはフィードフォワード制御の説明文。フィードフォワードとは,外乱を検知あるいは予測した時点で(まだその影響が発生していない段階で)修正動作をおこなう制御方法。外乱には弱く,それらの影響を増幅させてしまう可能性がある。
問5/ウ
追加前のリストの状態は,社員A⇔社員K⇔社員Tである。
追加後のリストの状態は,社員A⇔社員G⇔社員K⇔社員Tである。
したがって,社員Aの次ポインタと社員Kの前ポインタが,社員Gのアドレスである400に変更されることになる。
(FE 14春 問12 と同じ問題)
問6/イ
一様分布とは,すべての事象の起こる確率が等しい分布なので,同一のハッシュ値になる確率は低くなる。2項分布・正規分布・ポアソン分布は,事象の起こる確率に高低がある分布なので,事象の起こる確率が高い場合に同一のハッシュ値となる確率が高くなる。
問7/イ
ア JavaScriptとは,HTML内にプログラムを埋め込むことでWebページに様々な機能を付加できるスクリプト言語でJavaとは異なる
イ ○ Javaアプリケーションとは,Java VM環境だけあればWebブラウザやWebサーバがなくても動作するJavaプログラム
ウ Javaアプレットとは,Webブラウザ上で実行されるJavaプログラム
エ Javaサーブレットとは,Webサーバ上で実行されるJavaプログラム
問8/ウ
ア 再帰的とは(リカーシブ),自分自身を呼び出すことができる性質
イ 再使用可能とは(リユーザブル),再ロードなしでプログラムを繰り返し使用できる性質。複数のプログラムから同時に使うことはできない
ウ ○ 再入可能とは(リエントラント),再ロードなしでプログラムを繰り返し使用できる性質。複数のプログラムから同時に呼び出されても正しく動作する
エ 再配置可能とは(リロケータブル),プログラムを主記憶上のどのアドレスにロードしても実行することができる性質
問9/イ
1命令あたりの平均クロック数(CPI)は,(3×0.2)+(5×0.2)+(2×0.6) = 0.6+1.0+1.2 = 平均2.8クロック/命令。
プログラム全体では,2.8クロック/命令 × 1M命令 = 2.8Mクロック。
クロック周波数が1GHz = 1000Mクロック/秒 なので,
2.8Mクロック ÷ 1000Mクロック/秒 = 2.8ミリ秒
問10/イ
両者の処理時間 および キャッシュメモリのヒット率(hとする)が等しいので,
40h + 400(1-h) = 20h + 580(1-h)
40h + 400-400h = 20h + 580-580h
40h-400h-20h+580h = 580-400
200h = 180
h= 0.9
(FE 18秋 問20 と同じ問題)
問11/ウ
キャッシュメモリは,一時的に貯蔵する(cache)対象の違いにより,命令キャッシュとデータキャッシュの2種類に分類できる。
ア アクセスする作業領域をまとめると,データキャッシュを効果的に使用できる
イ 作業領域全体を平均的にアクセスする場合,データキャッシュのヒット率が下がる
ウ ○ 頻繁に実行される処理をまとめると,命令キャッシュを効果的に使用できる
エ プログラム全体を平均的に実行する場合,命令キャッシュのヒット率が下がる
問12/ウ
4200回転/分 = 4200回転/60秒 = 70回転/秒
平均回転待ち時間 = 半回転する時間(秒/回転)= 1000ミリ秒/70回転 ÷2 ≒ 約14ミリ秒/回転 ÷2 = 約7ミリ秒/回転
平均待ち時間 = 平均位置決め時間+平均回転待ち時間 = 5ミリ秒+7ミリ秒 = 12ミリ秒
(FE 18秋 問22 と同じ問題)
問13/エ
ア CRTディスプレイとは,電子銃から発射された電子ビームが蛍光体に当たり発光することを利用する表示装置
イ 液晶ディスプレイとは,光の透過を画素ごとに制御しカラーフィルタを用いて色を表現する表示装置
ウ プラズマディスプレイとは,放電によって発生する紫外線と蛍光体を利用する表示装置
エ ○ 有機ELディスプレイとは,自発光型で発光ダイオードの一種に分類される表示装置
問14/ア
3層クライアントサーバシステムの構成要素は次のとおり。
・プレゼンテーション層(クライアント)
・ビジネスロジック層(アプリケーションサーバ)
・データアクセス層(データベースサーバ)
(AD 18春 問11 と同じ問題)
問15/ウ
ターンアラウンドタイムは,入力開始~出力終了までにかかる時間。
つまり,ターンアラウンドタイム=入出力時間+処理待ち時間+CPU時間,である。
したがって,処理待ち時間=ターンアラウンドタイム-CPU時間-入出力時間 となる。
(FE 15秋 問31 と同じ問題)
問16/エ
ア 0.9×0.9=0.81
イ 1-{(1-0.9)×(1-0.9)}=1-(0.1×0.1) =1-0.01 =0.99
ウ 1-{(1-0.9×0.9)×(1-0.9×0.9)}=1-{(1-0.81)×(1-0.81)}=1-(0.19×0.19) =1-0.0361 =0.9639
エ [1-{(1-0.9)×(1-0.9)}]×[1-{(1-0.9)×(1-0.9)}] =0.99×0.99 =0.9801
よって,2番目に稼働率が高いシステムは選択肢エとなる。
問17/イ
トランザクション1件の入出力時間は,40ミリ秒×4回=160ミリ秒。
1秒間に20件のトランザクションが発生するので,1秒間の入出力時間の合計は,160ミリ秒×20件 =3200ミリ秒 =3.2秒。
したがって,4台以上の磁気ディスクに負荷分散する必要がある。
(NW 16秋 問6 と同じ問題)
問18/イ
ハードリアルタイム処理とは,時間内に処理が完了しないと多大な損害を与えるものを指す。一方,ソフトリアルタイム処理はハードリアルタイム処理ほど厳しくなく,時間内に処理が完了しなくても与える損害は少ない。
ア 制御系ハードリアルタイムシステムは,一般的にソフトウェアを外部からダウンロードすることはない。したがってウィルス侵入の防御のためのメモリ保護機構が必要とは言いがたい。
イ ○
ウ 制御系ハードリアルタイムシステムは,システム全体のスループットよりも定められた時間内にイベントに対応した処理が完了することが優先される。
エ 制御系ハードリアルタイムシステムは,一般的に並行して複数のプログラムを動作させることはない。
問19/ア
ア ○ スプーリングとは,主記憶と低速出力装置とのデータ転送を,高速の補助記憶装置を介しておこなうこと
イ スワッピングとは,システム資源全体の利用率の向上などのために,主記憶と補助記憶の間でプロセスを単位として領域の内容を交換すること。
ウ ブロッキングとは,記憶効率やアクセス効率を高めるために,複数のレコードをまとめてひとかたまりのブロックにすること。
エ ページングとは,仮想記憶によるメモリー管理で,ページを単位として主記憶装置と補助記憶装置のデータを変換すること。
問20/ウ
仮想記憶はOSの機能である。OS上で動作するアプリケーションを作成するプログラマーは,仮想記憶を意識する必要はない。
ア 仮想記憶を利用するためにアプリケーション側にモジュールを組み込む必要はない
イ アプリケーションのインストール場所は無関係
ウ ○ 主記憶が少ないとページフォールトが多発してスループットは低下する
エ 個々のアプリケーションで仮想記憶を使用するという設定は不要
問21/ウ
ア カレントディレクトリとは,利用者が現在作業を行なっているディレクトリ
イ デスクトップディレクトリは,UNIXで使わない用語
ウ ○ ホームディレクトリとは,利用者アカウントごとに設けられた作業用のディレクトリで,そこを最上位にして下位のファイル/ディレクトリを自由に作成することができる
エ ルートディレクトリとは,ツリー型ディレクトリ構造の最上層にあるディレクトリ
問22/エ
w1=c/d
w2=b+w1 → w2=b+c/d
w3=e/f
w4=w3-g → w4=e/f-g
x=w2*w4 → x=(b+c/d)*(e/f-g)
よってエ
問23/ウ
6D(16)=0110 1101(2)
このビット列を最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)の順に,各々 Dt g f e d c b a の順に割り当てると,点灯するのは a c d f g だと分かる。
問24/ウ
EEPROMの一種のであるフラッシュメモリに関する出題。
ア 何度でも書込みできる
イ リフレッシュ動作は不要で,外部から電力を供給しなくても記憶が消えない
ウ ○ EEPROMは1バイト単位で読み書きできるが,フラッシュメモリは一括またはブロック単位でデータを消去する
エ 書込み,消去とも電気的に行える
問25/エ
フリップフロップとは,2つの安定状態をもつ基本回路であり,SRAMの記憶セルで使用されている。
問26/ウ
「XとYの値が同じときにだけ1出力する」より,排他的論理和(XOR)の否定回路を指す。
選択肢の各回路を論理式で表すと次のようになる。
ア (X AND Y) AND (not X AND not Y) = (X AND Y) AND not(X OR Y) = 空集合
イ (X OR Y) OR (not X OR not Y) = (X OR Y) OR not(X AND Y) = 全集合
ウ ○ ド・モルガンの法則を適用すると (X AND Y) OR not(X OR Y) となり not XOR(排他的論理和の否定)となる
エ ド・モルガンの法則を適用すると (X OR Y) AND not(X AND Y) となり XOR(排他的論理和)となる
問27/エ
アウトラインフォントとは,文字の形状を,基準となる点の座標と輪郭線の集まりとして表現する形式。表示・印刷時に曲線の方程式を計算して描画する点の配置を決定するため,拡大や縮小・変形をいくらおこなっても決して文字の形が崩れないのが特長。
ア 英数字か漢字かは無関係
イ 等倍フォントの話で無関係
ウ ビットマップフォントの方が単純で高速に表示できる
エ ○ 任意の倍率で文字を表示できる
問28/イ
ア アンチエイリアシングとは,画面に画像を表示する際,斜線や曲線などで発生する階段状のギザギザを目立たなくする技法
イ ○ テクスチャマッピングとは,モデリングされた物体の表面に柄や模様などの2次元画像を貼り付ける技法
ウ ブレンディングとは,3次元コンピュータグラフィックスでテクスチャの重ね合わせを行ったポリゴンを描画する手法
エ レイトレーシングとは,3次元空間内を伝わる光の伝播経路を追跡し,現実世界の物理現象を仮想的にシミュレートする計算手法
問29/イ
ア 索引(インデックス)
イ ○ 関係データベース
ウ 階層(木構造)型データベース
エ ネットワーク(網)型データベース
問30/ウ
第3正規形とは「すべての表で,主キー以外の列は主キーに対して完全関数従属する」こと。完全関数従属とは「主キー以外の列は主キーに対してのみ従属する」こと。上記の条件を満たしていれば,第2正規化や第1正規化の過程を終えただけの段階であってもすでに第3正規形を満たしている場合がある。
以下,本問のデータを用いて正規化の手順を示す。

●第1正規形
・繰返し部分の除去
・元表を繰返し部分で分離した2つの表の間に関連を持たせるため,繰返し部分を分離してできた表に元表の主キーになっている列を追加する
(本問では該当なし)

●第2正規形
・部分従属関数の除去
・部分関数従属とは「主キー以外の列が,連結主キーを構成する列の一部分に従属する」こと
[商品番号, 商品名]

●第3正規形
・推移関数従属の除去
・推移関数従属とは「主キー以外の列が主キーではない列に従属する」こと
[注文番号, 商品番号, 注文数量]
問31/エ
本文のSQLは,「在庫表に存在しない商品」について商品表の商品番号を表示している。
ア 商品表に商品が1行でも存在するなら,在庫表を全行表示する
イ 商品表に商品が1行も存在しないときだけ,在庫表を全行表示する
ウ 「在庫表に存在する商品」について商品表の商品番号を表示する
エ ○ 「在庫表に存在しない商品」について商品表の商品番号を表示する
問32/ウ
ア データへのアクセス制御
イ 認証,確認,許可
ウ ○ 排他制御
エ 障害回復
問33/イ
ア データアドミニストレーションとは,データを管理すること。データアドミニストレータならば「データ管理者」を指す
イ ○ データウェアハウスとは,大量のデータを整理・統合して蓄積したデータベースで意思決定支援などに利用するもの
ウ データディクショナリとは,DBで取り扱うデータの属性やデータ項目等を定義したもの
エ データマッピングとは,変換元データ項目と変換先データ項目との関連付けをするもの
問34/エ
(1)クライアント処理時間...0.4秒
(2)サーバ処理時間...0.4秒
(3)送信時間+受信時間...((1M+2M)バイト × 8bit/バイト)÷(8Mbit/秒×0.6) = 3÷0.6 = 5秒
(1)+(2)+(3)を計算すると5.8秒
問35/ア
スプリッタとは,ADSLにおいて音声信号とデータ信号を分離する装置。ADSLでは音声信号とデータ信号を別周波数で送信する。
問36/エ
ア インターネットへのアクセスをキャッシュしておくのは,プロキシサーバの特徴
イ IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)やウィルス対策ソフトにおけるパターンマッチング方式やシグネチャ型と呼ばれる検出方法
ウ パケットフィルタリング型ファイアウォールの特徴
エ ○ NATとは,プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの相互変換を行う機能
問37/ウ
ア FTPとは(File Transfer Protocol),ファイルを転送するためのプロトコル
イ NNTPとは(Network News Transfer Protocol),NetNews(電子会議)でメッセージ転送に用いられるプロトコル
ウ ○ NTPとは(Network Time Protocol),タイムサーバの時刻を基に複数のコンピュータの時刻を同期させるプロトコル
エ RTPとは(Real-time Transport Protocol),音声や映像をストリーミング再生するためのプロトコル
問38/エ
ア 10.x.y.zは,クラスAのプライベートIPアドレスの範囲
イ 128.x.y.zは,クラスBのIPアドレスの範囲。プライベートIPアドレスではない
ウ 172.16.y.z~172.31.y.zは,クラスBのプライベートIPアドレスの範囲
エ ○ 192.168.y.zは,クラスCのプライベートIPアドレスの範囲
問39/ア
ア ○ CGI (Common Gateway Interface)
イ HTML: Webページなどを記述するためのマークアップ言語
ウ MIME: 電子メールで,画像・音声・動画などの添付ファイルを扱うための規格
エ URL: インターネット上に存在する情報(文書や画像など)の場所を示す記述方式
問40/ウ
ディジタル署名の検証で確認できることに関する出題。
ア 不正中継は確認できない
イ 漏えいは確認できない。
ウ ○ 改ざんされていないことは確認できる
エ 再送信されたかは確認できない。
問41/ア
例えばMに5,Nに3を当てはめて考えてみる。
1文字目,2文字目,3文字目にはそれぞれに5種類の文字を当てることができる。
つまり,5×5×5=25通りの組み合わせをつくることができる。
これは,53であり,すなわちMnであることが分かる。
問42/イ
ア AESは共通鍵暗号方式の代表例
イ ○ RSAや楕円曲線暗号は公開鍵暗号方式の代表例
ウ 暗号化鍵と復号鍵が同一なのは共通鍵暗号方式
エ 共通鍵を使うのは共通鍵暗号方式
問43/イ
3つの権限についてそれぞれ1ビットを与えて属性情報を管理する問題である。
試行結果をみると,
(1)では0(ビットで表すと000)で,3つとも不許可状態である。
(2)では3(011)で,実行だけ不許可状態である。
(3)では7(111)で,3つとも許可された状態である。
(2)から,最上位のビットが実行状態の属性を管理していることが分かる。
すなわち選択肢のイのように4(100)の場合,実行のみ許可された状態となる。
問44/ア
WAFとは(Web Application Firewall),アプリケーション層でWebアプリケーションへの攻撃を防御するファイアーウォールである。
ア ○
イ WAFは一部のワームに対して効果があるのは確かだが,自動駆除などは行わない。
ウ WAFを使って脆弱性や不整合を検出することはできない。これはペネトレーションテストに関する記述である。
エ WAFはセキュリティホールの発見や,セキュリティパッチの適用を行ったりはしない。
問45/エ
ア アクティビティの記号はDFDにはない。UMLにはアクティビティ図が存在し,アクティビティは角丸四角で表される業務や処理の単位である。
イ DFDにおけるデータストアは二本の平行線で表される。データの保管場所である。
ウ DFDにおけるデータフローは矢印で表される。データの流れである。
エ ○ DFDにおけるプロセスは"○"で表される
問46/ウ
ア 商品から仕入先をみると [商品]――1..*[仕入先] となっており,一つの商品は複数の仕入先から仕入れていることがわかる
イ 発注明細と納品明細の関係はこのE-R図からは読み取ることができない。
ウ ○ 発注から仕入先をみると [発注]――1[仕入先] となっており,一つの発注は必ず一つの仕入先に対応していることがわかる
エ 一つの発注には複数の発注明細があり,一つの発注明細には一つの商品が記されている。よって一つの発注には複数の商品が関係することがわかる
問47/イ
ア 多項関連という3つ以上のクラス関連を定義することができる。
イ ○ 継承によるオーバーライドの説明
ウ サブクラスのインスタンスはスーパークラスで定義されている操作を持っているため,スーパークラスに操作の依頼をする必要はない。
エ 集約オブジェクトと包含されるオブジェクトは別個のオブジェクトであり,属性や操作を共有しない。
問48/エ
状態遷移図とはシステムの状態の移り変わりを表した図。この状態遷移図を用いることが適切なシステムはどれかを問うている。
ア 棚卸資産の集計にはシステム状態の移り変わりは重要ではないため,間違い
イ 稼働状況を計測するシステムでは,対象がどの状態でもレポートを出力するだけであり計測システムの状態は変化しないため,間違い
ウ 検針データから料金を計算するシステムでは,計算するシステムの状態は変化しないため,間違い
エ ○ センサの状態によって,システムが最適温度を保つ状態に変化するため,これが適切
問49/エ
ア バックトラッキングとは,制約が与えられたときに,制約を満たす解答を導き出すアルゴリズム
イ フォワードエンジニアリングとは,UMLや図表からプログラムを生成する技術
ウ リエンジニアリングとは,既存のプログラムからUMLや図表を生成し,それを修正し,新しいプログラムを生成する技術
エ ○ リバースエンジニアリングとは,プログラムからUMLのクラス図などを生成する技術
問50/エ
プロトタイプを生成するごとに50%の仕様が確定するなら次のようになる。
1回目...50%
2回目...50%+25%=75%
3回目...50%+25%+12.5%=87.5%
4回目...50%+25%+12.5%+6.25%=93.75%
したがって答えは4回目となる。
問51/イ
クリティカルパスはA→D→E→G→Iの経路で,全体で20日間となっている。
ここでEを3日短縮すると,クリティカルパスはA→D→F→H→Iの19日となる。
したがって,プロジェクト全体としては1日短縮できることがわかる。
問52/ア
ソフトウェアの品質特性については,ISO/IEC 9126-1 (JIS X 0129-1) で定義されている。
ア ○ 移植性とは,あるコンピュータ用に作成したプログラムを別のアーキテクチャのコンピュータで動作できるようにすることの容易さを表すソフトウェア製品の能力
イ 使用性とは,指定された条件の下で利用するとき,理解・習得・利用でき,利用者にとって魅力的であるソフトウェア製品の能力
ウ 相互運用性とは,機能性の副特性で,複数の異なるソフトウェアを接続したときにきちんと全体として動作する能力
エ 変更性とは,保守性の副特性で,指定された修正を行なうことができるソフトウェア製品の能力
問53/ア
Wake on LAN(WOL)はあくまでもネットワーク経由でコンピュータを起動できるだけなので,そのことがが生かせる選択肢を選べばよい。停止しているコンピュータの起動を行うものは選択肢アしかない。
問54/ウ
インシデント(incident)とは,意図せぬ原因でサービスが行えなくなることを言い,インシデント管理とは,インシデントが発生することを防いだり,発生した場合に対応・解決する一連の活動のことを言う。したがって解答群からサービスが行えなくなる事象を選べばよいので,正解は選択肢ウとなる。
問55/ウ
この会員IDの形式「XXNNN」で作成できるIDの総数は,26(文字)×26×10×10×10=676,000とおり。
また,表をみると,
2006年度→2007年度 ...... 383,000-317,000=66,000増加
2007年度→2008年度 ...... 447,000-383,000=64,000増加
2008年度→2009年度 ...... 512,000-447,000=65,000増加
となっており,1年間に平均して65,000ずつIDが増加していることが分かる。
(作成可能数-発行済み数)÷増加数 = (676,000-512,000)÷65,000 = 約2.5。
したがってあと2.5年でIDが無くなるため,2012年度中に発行し尽くすことが分かる。
問56/イ
SLAとは(Service Level Agreement)「サービス品質保証契約」とも呼ばれ,サービスの提供者と顧客の間で取り交わされるサービスの範囲や品質を明確にする文書である。
この問いでは,サービス時間は一日で19時間あることになっており,これが1か月で19時間×30日間=570時間となる。
可用性が99.5%以上とすると,570×0.995=567.15となり,したがって570時間中567.15時間以上サービスが提供されなければならないことが分かる。
したがって,2時間以内の停止時間であればよいことになるので,答えはイである。
問57/イ
システム監査とは,独立した第三者的立場の組織が,会社の情報システムの信頼性・安全性・有効性について監査し,その結果を組織体の長に報告するもの。システム監査規程とは,システム監査の決まりを定めたもので,これは組織体の長(経営者など)が承認するものである。
問58/イ
システム監査人の独立性とは「外観上の独立性」「精神上の独立性」の二点が満たされているかである。外観上の独立性とは,被監査主体と身分上,密接な利害関係がないこと。精神上の独立性とは,システム監査の実施に当たり,偏向を排し,常に公正かつ客観的に監査判断を行うことである。この問題では外観上の独立性について問われている。解答群の中で最も監査人が身分上の利害関係にないのは選択肢イ。
問59/ア
マスタファイルとは,台帳ファイル・基本ファイルとも呼ばれ,処理の中心となるデータが保存されたファイルのこと。台帳として安定した内容であるため,変更の少ない参照用のデータである場合が多い。
可用性(アベイラビリティ)とは,利用者からみていつでも使用できる度合いのこと。したがって解答群から,使いたいときにはいつでもマスタファイルが使えるよう可用性を向上させている選択肢を選べばよい。正解はアである。
問60/エ
内部統制とは,組織が目的を達成できるようにルールや業務プロセスを整備運用すること。相互牽制によるデータのインテグリティ(完全性)の確保とは,独立した複数の部門や担当者を利用することで情報の正確さを保つこと。したがって正解は選択肢エである。
問61/ウ
ア HaaS(Hardware as a Service,ハース),IaaS(Infrastructure as a Service,イアース)という。Amazon EC2のような仮想サーバの環境を貸すサービスのこと。
イ SaaS(Software as a Service,サース)は,インターネットを経由して必要な機能(ソフトウェア)のみ選択して利用できるようにしたサービスを指す。今のところ従来の ASP(Application Service Provider)との区別はあまり明確ではない。
ウ ○ BPOとは(Business Process Outsourcing),社内の業務プロセスを社外の専門業者にアウトソーシングすること。
エ 選択肢を示す特別な用語はない。強いて言えば,人材のアウトソーシング。
問62/エ
ア アライアンスとは,企業同士の提携を意味する用語
イ コアコンピタンスとは,競合他社が真似のできないその企業ならではの核となる能力(技能,技術)のこと
ウ ゴーイングコンサーンとは(going concern),企業が永続的に事業を継続する(廃業しない)ことを前提とした会計上の考え方
エ ○ リエンジニアリングとは(この問いでは BPR(Business Process Re-engineering)を指す),ビジネスプロセスを根本的・全面的に考え直し,抜本的にデザインし直すこと
問63/イ
改善案ごとに「評価項目」と「評価項目の重み」を積算した値を合算して比較する。
案1:6X4+5X3+6X3=57
案2:8X4+5X3+4X3=59
案3:2X4+9X3+7X3=56
案4:5X4+5X3+6X3=53
各案の合計値のうち,評価値が最大となる案2を優先する。
問64/イ
ア ERPとは(企業資源計画:Enterprise Resource Planning),企業の経営資源を有効活用して事業の効率化を図るための考え方
イ ○ SaaSとは(Software as a Service),主にインターネットを介して,必要な機能を必要な分だけ利用できるようにしたソフトウェアサービス
ウ SCMとは(供給連鎖管理:Supply Chain Management),主に物流システムにおいて原材料や部品の調達から製造・流通・販売に至る過程を複数の企業間で連携して経営的な効果を挙げる管理手法
エ XBRLとは(eXtensible Business Reporting Language),企業の財務諸表などを記述するためのXMLベースのマークアップ言語。
問65/ア
ランニングコストとは運用コストとも呼ばれ,システムの保守・管理をするために必要なコストを指す。これに対してソフトウェアや機材の購入など,はじめに1回の出費で済むコストをイニシャルコスト(初期コスト)と言う。選択肢ア以外はイニシャルコストに含まれる。
問66/ア
ア ○ 要件定義...システムが持っていなければならない機能(システム仕様)をまとめたもの
イ 要求定義...利用者側の希望をまとめたもの
ウ システム化計画
エ 運用計画,運用支援
問67/ア
提案評価方法の決定 → 提案依頼書(RFP)の発行 → 提案評価 → 調達先の選定 → 調達の実施。(aウ→bエ→cア→dイ)
RFPとは(提案依頼書:Request For Proposal),システム開発やハードウェア購入のための具体的なシステム提案や見積もりなどを発注先候補の業者に依頼する文書。
RFIとは(情報依頼書:Request For Information),提案評価基準や調達条件などを決定するために必要な情報の提供を広く依頼する文書。
問68/ウ
プロダクトポートフォリオマネジメントとは(PPM: Products Portfolio Management),市場成長率と市場占有率(シェア)の組み合わせから,経営資源の配分が効果的となるように戦略決定するための分析・管理手法。
市場成長性=高,市場占有率=高......花形。今後も成長が期待される分野
市場成長性=低,市場占有率=高......金のなる木。成熟・安定分野
市場成長性=高,市場占有率=低......問題児。競争が激しい分野,育成が必要な分野
市場成長性=低,市場占有率=低......負け犬...停滞,衰退していく分野
問69/イ
ア キャッシュフローとは,予定の利益を計算に入れるのではなく現金や現金同等物の増減で会計計算する手法。
イ ○ ニッチとは,隙間のこと。特定の需要を持つ規模の小さい市場を指す。
ウ 垂直統合とは,関連業務(部品の製造から販売まで)を単一企業内で連携すること。ちなみに水平統合とは,同じ分野,同じ工程の企業と企業がM&Aやアライアンスにより一体化すること。
エ リードタイムとは,作業の着手から終了までに要する時間。発注から納品までに要する時間等を指す。
問70/エ
ア 商品Aの購入者のうちQを購入する見込みがある顧客は,10,000X0.3=3,000人。
イ 商品Bの購入者のうちPQRSのどれかを購入する見込みがある顧客は,0.1+0.6+0.1+0.1=0.9。残り1割の顧客が新商品を購入してくれない見込み。
ウ 商品Aの購入者のうちPを購入する見込みがある顧客は,10,000X0.5=5,000人。商品Pの購入見込み者全体の5割は(15,000+5,000)X0.5=10,000人。
エ ○ 商品Sの新規顧客人数は23,000人。商品Cの購入者のうち商品Sを購入する見込みがある顧客は80,000X0.3=24,000人。
問71/ア
ア ○ ナレッジマネジメント
イ フラット型組織
ウ ベンチマーキング
エ コアコンピタンス
問72/イ
ア 移動体通信
イ ○ 情報バリアフリー化するためにアクセシビリティ(アクセスの利便性)を高める
ウ SOHO (Small Office Home Office)
エ ユビキタスコンピューティング
問73/エ
ア CADとは(Computer Aided Design),コンピュータを用いて設計すること,または,コンピュータを用いた設計支援ツール
イ CRPとは(連続補充方式:Continuous Replenishment Program),POSデータを基に,消費者が購入した分(売れた分)だけ補充するシステム
ウ JITとは(Just In Time),必要なものを必要なときに必要なだけ生産する方式。カンバン方式ともいう。
エ ○ MRPとは(資材所要量計画:Material Requirements Planning),製品の生産計画に基づいて部品表と在庫情報から資材の必要量と発注時期を計算する
問74/ア
RFIDとは(Radio Frequency IDentification),ID情報を埋め込んだICタグを用いて人やモノの個体識別を行う仕組み。非接触状態で無線通信できる。
問75/ウ
ア タスクフォース(任務組織)
イ グループ制
ウ ○ 事業部制組織
エ アライアンス(企業間提携,戦略的提携)
問76/ウ
ア 昨年度の問題の得点が0点の人でも,今年度の問題では10点程度とれる
イ 今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点を1.1倍し,更に10を加算した値
ウ ○ 2つの入社試験問題を解いた社員は同じ集団なので,試験の相対的な難易度(得点のしやすさ)がわかる
エ 回帰直線の傾きと相関関係の値から,問題の質の良し悪しまではわからない
問77/ウ
損益分岐点における売上高と費用の額は等しくなる。費用は売上に比例して増加する「変動費」と売上に関係なく発生する「固定費」に分けることができる。変動費率は「変動費÷売上高」で計算できる。また,損益分岐点における売上高は「固定費÷(1-変動費÷売上高)」で計算できる。
ア 固定費が変わらないとき,変動費率が低くなると損益分岐点は低くなる。
イ 固定費が変わらないとき,変動費率の変化と損益分岐点売上高の変化は連動するが,その連動は必ずしも正比例とはいえない。
ウ ○ 損益分岐点売上高は,固定費と変動費の和に等しい。
エ 変動費率が変わらないとき,固定費が小さくなると損益分岐点は低くなる。
問78/ウ
著作権の帰属に関する特段の取り決めがない場合,著作権法上はプログラムを開発したC社に著作権が帰属する。C社とD社員の間においても,特段の取り決めがない場合は,法人であるC社に著作権が帰属する。
問79/ウ
ア 派遣先事業主と派遣労働者の間にあるのは,指揮命令関係
イ 派遣先責任者は派遣労働者から苦情の申出を受けた場合,それを処理する。
ウ ○ 派遣元事業主と派遣先事業主の間で,労働者派遣契約を交わす
エ 派遣元事業主と派遣労働者の間にあるのは,雇用関係
問80/エ
JIS Q 27001:2006におけるISMSの確立までの流れを以下に示す。
(1) リスクアセスメント(リスクの分析と評価)を行う
(2) (1)で分析したリスクに対応するための適切な管理策を選択する
(3) (1)(2)を受けて適用宣言書を作成する