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平成23年(秋) 基本情報技術者[午前] 過去問 解答&解説 2011年

マイクロソフトITアカデミーAward 2011,日本で唯一,最優秀賞を9回連続で受賞。
トライデントコンピュータ専門学校は今年も,日本全国のMicrosoft IT Academy認定校140余校の頂点に輝きました。

皆さまからのご意見を参考に,この解説をより良いものにしていきたいと思います。
「私はこう解いた」「こういう説明の方が分かりやすい」など、
具体的なご意見がありましたらtcc-info@kawai-juku.ac.jpまでお寄せください。

試験日 平成23年10月16日

問1/イ
16進数1けたは2進数4けたに対応する。(000F)16 とのANDによって下位4bitを取り出し,その後,右に4bit論理シフトすることで次のけたを下位4bitの位置に移動する。(FE 20春 問1と同じ)
問2/ウ
10進数 -5.625 の絶対値 5.625 を2進数に変換すると,5=(101)2 と 0.625=(0.101)2。これをそれぞれ4ビットで表現すると 01011010 になる。この2の補数を求めるには,全ビットを反転させ,+1すればよい。
01011010 →(全ビット反転)→ 10100101 →(+1)→ 10100110
問3/ウ
元(げん)とは方程式内の未知数(x,yなど)のこと。100元連立一次方程式を解くのに2秒かかるなら,これを4倍の速度で計算すれば 0.5秒かかる。1000元の方程式は未知数が元の式の10倍,条件より計算時間はその3乗の1000倍となる。よって,0.5秒×1000=500秒。(FE 19秋 問5と同じ)
問4/ウ
バッカス記法(BNF: Backus Naur Form)とは,プログラム言語の構文規則を定義するためのメタ言語。再帰を用いて定義されたこの問いでは「記号 + は必ず括弧つきで用いられる」,「記号*は必ず括弧なしで用いられる」ことが定義されている。
問5/イ
関数fを push2() で,関数gを pop2() で表記し直してみると次のようになる。

push2(a),
push2(b), pop2()で b を出力,
push2(c), push2(d), pop2()で d を出力, pop2()で c を出力,
pop2()で a を出力,
よって出力順番は, b, d, c, a
イ ○
push2(a), push2(b), pop2()で b を出力,
push2(c), pop2()で c を出力,
push2(d), pop2()で d を出力,
pop2()で a を出力,
よって出力順番は, b, c, d, a

push2(a), push2(b), pop2()で b を出力,
push2(c), pop2()で c を出力,
pop2()で a を出力,
push2(d), pop2()で d を出力,
よって出力順番は, b, c, a, d

push2(a), push2(b), pop2()で b を出力,
pop2()で a を出力,
push2(c), push2(d), pop2()で d を出力, pop2()で c を出力,
よって出力順番は, b, a, d, c
問6/エ
16…余りは6なので A[6] に格納
43…余りは3なので A[3] に格納
73…余りは3だが A[3] には格納済。+1した A[4] に格納
24…余りは4だが A[4] には格納済。+1した A[5] に格納
85…余りは5だが A[5] も,+1した A[6] も格納済。+4した A[9] に格納
(FE 18秋 問15と同じ)
問7/ア
仮にnが5だとする。「TANGO[1]からTANGO[n-1]の単語を順に一つずつ後ろにずらして単語表を再構成する流れ」より,
TANGO[4]→TANGO[5]
TANGO[3]→TANGO[4]
TANGO[2]→TANGO[3]
TANGO[1]→TANGO[2]
となる。
問8/エ
ア XMLは,SGMLを基にしてその機能を拡張したもの
イ XML文書の入力に専用エディタは不要。一般的なテキストエディタを使用できる
ウ SGMLの説明
エ ○ XMLは,利用者独自のタグを使って文書の属性情報や論理構造を定義できる
問9/ア
アドレス部が示すアドレスの内容を有効アドレスとしているので間接アドレス指定(FE 16秋 問18と同じ)
問10/エ
プログラムレジスタ(プログラムカウンタ)とは,命令を読み出すために,次の命令が格納された主記憶上のアドレスを保持するレジスタ。命令アドレスレジスタとも呼ぶ。
ア キャッシュメモリの説明
イ アキュムレータの説明
ウ 命令レジスタの説明
エ ○
問11/イ
キャッシュメモリなしのAとBは主記憶のアクセス時間が実効アクセス時間となる。
キャッシュメモリありの実効アクセス時間は,
(キャッシュメモリのアクセス時間 × ヒット率)+(主記憶のアクセス時間 ×(1-ヒット率))
で求めることができる。
したがって,キャッシュメモリありのCとDは次の計算結果が実効アクセス時間となる。
C 20×0.6+70×(1-0.6)=40ナノ秒
D 10×0.9+80×(1-0.9)=17ナノ秒
(AD 21春 問2と同じ)
問12/イ
マスクROMとは,製造時にデータを1回だけ書き込み可能で,以降はデータを書き込みできないROMのこと。
ア UV-EPROMの説明
イ ○
ウ EPROM一般(UV-EPROM,EEPROMなど)の説明
エ 該当技術なし
問13/イ
静電容量方式タッチパネルとは,指先と導電膜との間での静電容量の変化を捉えて位置を検出する方式
ア 赤外線方式タッチパネルの説明
イ ○
ウ 抵抗膜方式タッチパネルの説明
エ マトリックス・スイッチの説明
問14/イ
条件(1)(2)より,現在シリンダ番号が100である場合,入出力要求は 110,120,140,90,80,70,60 の順に並べ替えられる。
よって,100→140=40シリンダ,140→60=80シリンダ,40+80=計120シリンダ移動。
問15/エ
稼働率の高い順に並べると次のようになる。
デュアル…2台のコンピュータがともに稼働しており結果の照合をおこなう二重化システム
コールドスタンバイ…1台のコンピュータが停止状態で待機している二重化システム
シンプレックス…一重システム
(AD 19春 問11と同じ)
問16/ウ
シンクライアントシステムとは(thin は「細い」という意味の英単語),クライアントでは必要最低限の処理のみさせ,多くの処理をサーバ側で実行させるシステム。サーバを防御すれば,クライアントの脅威のリスクを低減できる。
問17/ウ
フェールソフトとは(fail-soft),障害箇所を切り離すなどして影響が全体に及ぶのを防ぎ,機能低下を許しても可能なかぎりシステム稼動を続ける設計のこと
問18/エ
ア エラーログや命令トレースの機能によって,MTTRが短くなる
イ 遠隔保守によって,MTTRは短くなる。MTBFは変わらない
ウ システムを構成する装置の種類が多いほど,MTBFは短くなる
エ ○ 予防保守によって,MTBFは長くなる。MTTRは変わらない
問19/ウ
東京~大阪~福岡の稼働率(a):0.9×0.9=0.81
東京~福岡の稼働率(b):0.9
故障率 = 1-稼働率 で,並列の関係のため,
全体の稼働率
= 1-(故障率a×故障率b)
= 1-(1-0.81)×(1-0.9)
= 1-0.19×0.1
= 0.981
問20/ア
ア ○ 優先度の高いタスクが実行可能状態になった(実行状態→実行可能状態)
イ タスクが生成された(タスクの生成→実行可能状態)
ウ 入出力要求による処理が完了した(待ち状態→実行可能状態)
エ 入出力要求を行った(実行状態→待ち状態)
(FE 20秋 問29と同じ)
問21/ア
ア ○ アプレットとは(Applet),クライアント側へ転送されて実行されるプログラム
イ サーブレットとは(Servlet),サーバ上で動作するプログラムで,クライアント側にはダウンロードされない
ウ スクリプトとは(Script),コンパイル(一括翻訳)することなく簡単に実行できるようにした言語
エ スレッドとは(thread),OSが扱うプログラムの実行単位
(AD 18秋 問21 と同じ)
問22/ウ
ア 中間言語コンパイラの説明(例:Javaバイトコードコンパイラ)
イ クロスコンパイラの説明
ウ ○ コンパイラにおける最適化
エ デバッガとは,プログラムの実行時に呼び出されたサブプログラム名やある時点での変数の内容を表示することにより,プログラムのデバッグ作業を支援するソフトウェア
(FE 18秋 問36 と同じ)
問23/ア
静的テストツールとは,プログラムを実行しないでテストを行うツールであり,
動的テストツールとは,プログラムを実行することでテストを行うツールである。
ア ○ 静的テストツールは,プログラムを実行しなくても,ソースコードを解析するなどしてプログラムの誤りを検出できる
イ ドライバとはボトムアップテストで使用するダミーの上位モジュールであり,スタブとはトップダウンテストで使用されるダミーの下位モジュールである。プログラムを実行してテストするため,ダミーのモジュールが必要なのだと解釈できる
ウ 「テストによって実行した」という記述から,動的テストツールの説明である
エ 「プログラムの特定の経路をテストする」という記述から,ホワイトボックステストの説明である。ホワイトボックステストは,プログラムを実行してテストする
問24/エ
RFIDとは(Radio Frequency Identification),データを記憶した微小なICタグを電波や電磁波で読み取る技術。
ア バーコードとは,紙に印刷されたディジタルデータを光学的に読み取る技術。二次元バーコード(QRコード)も一般に普及している
イ Bluetoothとは,10m以下程度の距離で使われる無線通信技術の一つであり,例えば携帯電話とヘッドフォンとの間の音声データの通信に使用される
ウ IrDAとは,赤外線を利用した近距離データ通信である
エ ○
問25/エ
ア SRAMは(Static RAM)高速であり,キャッシュメモリなどに用いられる
イ UV-EPROMは(UltraViolet-ray Erasable Programmable ROM)紫外線照射で全内容の消去ができる
ウ DRAMは(Dynamic RAM)周期的にデータの再書き込み(リフレッシュ)が必要
エ ○ フラッシュメモリは,ブロック単位で電気的に消去できる
(FE 20秋 問16 と同じ)
問26/イ
AB = (AB)+(AB) なので,問題文の式に AB を加えてから式を簡略化する
X = A・B+A・B+AB
=A・B+A・B+AB+AB
=A・B+AB+A・B+AB
=(A・B+AB)+(A・B+AB)
=A・(B+B)+(A+A)・B
=A・1+1・B
=A+B
=A・B(ド・モルガンの定理)
ア X=A・B
イ ○ X=A・B
ウ X=A+B
エ X=A+B
(AP 21春 問24 と同じ)
問27/イ
ア CMSとは(Contents Management System)Webコンテンツを構成する要素をデータベースに保存・管理し,サイトの構築を自動的に行うようにしたソフトウェア
イ ○ CSSとは(スタイルシート:Cascading Style Sheets)HTML文書の見栄えを記述する言語
ウ RSSとは(RDF Site Summary)Webサイトの見出しや要約,更新情報などをXMLで記述し,情報を公開する仕組み
エ Wikiとは,Webページの作成・編集などを Webブラウザから簡単に行えるシステム
問28/エ
ア シーケンスチェックとは(順番チェック)例えば「データが伝票番号の昇順に整列しているか」を検査するもの
イ ダブルレコードチェックとは(重複チェック)例えば「伝票番号に重複がないか」を検査するもの
ウ フォーマットチェックとは(形式チェック)例えば「数量は数値か」を検査するもの
エ ○ ロジックチェックとは(論理チェック)例えば「注文日の値が論理的にありうるか」を検査するもの
(FE 20秋 問42 と同じ)
問29/ウ
8bit=1Byteなので,1分間の音声データのサイズは 1Byte×11k回×60秒 =660kByte =0.66MByte。
512MByte÷0.66MByte ≒775.76分,これを切り捨てて 775分
(FE 21秋 問30 と同じ)
問30/ア
ア ○ アンチエイリアシングとは,画面に画像を表示する際,斜線や曲線などで発生する階段状のギザギザを目立たなくする技法
イ テクスチャマッピングとは,モデリングされた物体の表面に柄や模様などの2次元画像を貼り付ける技法
ウ モーフィングとは,ある形状と別の形状の中間を補うための画像を作成することで,滑らかに変化する動画を作成する技法
エ レイトレーシングとは,3次元空間内を伝わる光の伝播経路を追跡し,現実世界の物理現象を仮想的にシミュレートする計算手法
問31/エ
ア 階層(木構造)型データベースとは,レコード間の親子関係をポインタを用いたデータ構造で表現するもの
イ XMLとは,タグのグループ化によりデータの構造を表し,タグ名によりデータの意味を表すマークアップ言語
ウ オブジェクト指向データベースとは,データと手続きがカプセル化された一体のものとして扱われる
エ ○ 関係データベースとは,データの集合をテーブル(2次元表)で表す方式
(FE 17秋 問59 と同じ)
問32/ア
差集合とは,共通する属性値を除いた集合
R-Sは,Rから「RとSに共通する属性値」を除くという演算で,結果は「Sと共通しないRの属性値」の集合になる
R-(R-S)は,Rから「Sと共通しないRの属性値」を除くという演算で,結果は「RとSに共通する属性値」の集合になる
問33/エ
図は UML(Unified Modeling Language)のクラス図であり,四角はクラスを表す
ア 請求クラスの左下の「0..1」は,1回の納品に対して0回~1回の請求ができることを表しており,2回以上には分割請求できない
イ 図には「支払」クラスが登場していない
ウ クラス図には,時間やタイミングの情報は表現されない
エ ○ 納品クラスの右下の「1..*」は,1回の請求では1回~複数(*)回の納品分を請求できることを表している
問34/エ
ア 2相ロックとは,トランザクションの同時実行制御の方式で,資源を使用する前にロックをおこない(第1相目),資源を使用後にロックを解除する(第2相目)。第1相目と第2相目の間にデッドロックが発生することはある
イ 専有ロックとは,文字通り資源を独り占めするロックのため,複数のトランザクションが同時に専有ロックをかけることはできない。先に専有ロックをかけたトランザクションが終了し,競合していた専有ロックを解除すれば待ち状態になっていた方のトランザクションの実行は開始されるからデッドロックにはならない
ウ 排他制御とは,データ更新におけるデータの整合性を保つために,他のトランザクションからのデータのアクセスを一時的に制限する仕組み
エ ○ デッドロックとは(行き詰まり:deadlock)複数のトランザクションにおいて互いが排他制御する資源(リソース)のロック解除待ちになり,処理がそれ以上先に進まなくなる状態
(FE 16春 問69 と同じ)
問35/ア
ア ○ 結合とは,二つ以上の表を連結して,一つの表を生成すること
イ 射影とは,表の中から特定の「列」を取り出すこと
ウ 選択とは,表の中から条件に合致した「行」を取り出すこと
エ 挿入とは,表に対して特定の「行」を挿入すること
(FE 21春 問34 と同じ)
問36/エ
ア インデックスデータとは,データベースの検索速度を速くするために,属性値とその値をもつレコード格納位置を組にしたデータ
イ チェックポイントデータとは,データベースのシステム障害を回復するために,データベースの状態と障害回復操作を開始すべき時点の情報を適切な時間間隔で記録しておくデータ
ウ ディクショナリデータとは,データベースに保存するデータの属性とそのファイルとの関係を管理するメタデータ
エ ○ ログデータとは,更新前のデータベースの情報(更新前ログ)と,更新後の情報(更新後ログ)を記録したデータ
問37/ウ
リピータとは,信号波形を増幅・整形して,物理層(第1層)での中継を行う装置
ブリッジとは,MACアドレスで判断して,データリンク層(第2層)での中継を行う装置
ルータとは,IPアドレスで判断して,ネットワーク層(第3層)での中継を行う装置
問38/ウ
TCP/IPプロトコルスイーツは,下位から順に,リンク層,インターネット層,トランスポート層,アプリケーション層の4層で構成されている。TCPはトランスポート層,IPはインターネット層に属している
問39/イ
ア JPEGとは,不可逆圧縮の静止画データ形式
イ ○ MIMEとは(多目的インターネットメール拡張仕様:Multipurpose Internet Mail Extensions)電子メールで添付ファイルなどを扱うためのプロトコル
ウ MPEGとは,ディジタル動画データのためのファイル圧縮形式
エ SMTPとは,電子メール送信およびメールサーバ間のメール転送のためのプロトコル
(SW 17春 問53 と同じ)
問40/エ
ア BOOTPとは,DHCP以前に作られた単機能なホスト構成プロトコル
イ DHCPとは,BOOTPの後に作られた高機能なホスト構成プロトコル
ウ MIBとは(Management Information Base)単純なネットワーク管理プロトコル(SNMP)で使われる木構造のデータ
エ ○ pingとは,ICMP(Internet Control Message Protocol)を使用して通信状態の診断に使用されるコマンド
(AD 20春 問16 と同じ)
問41/ア
メッセージダイジェストとは(MD: Message Digest),原文データを一方向性ハッシュ関数に与えることで得られる固定長のデータ。原文に対するデータ変更が微少なものであっても大きく異なるMD値が出力されるため,改ざんの検出に広く用いられている。
問42/エ
パスワードファイルへの不正アクセスを防止するには,パスワードをハッシュ値に変換して登録する方法が有効である。
ア ハッシュ処理するのは利用者IDではなくパスワード
イ 漏洩リスクを排除するためパスワードをそのまま登録しない
ウ 漏洩リスクを排除するためパスワードをそのまま登録しない
エ ○ パスワードはハッシュ値に変換して登録する
問43/イ
コンピュータウイルス対策ソフトにおけるパターンマッチング方式とは,ファイル内容やファイルサイズを比較するのではなく,既知ウイルスのシグネチャコードと比較してウイルスを検出するもの
問44/ウ
ア OP25Bとは(Outbound Port 25 Blocking),インターネットプロバイダが自ISPサービスの利用者に対して,外部メールサーバへの直接メール送信を制限する仕組み
イ SPFとは(Sender Policy Framework),送信者のメールアドレスが他のドメインになりすましていないかを検出する仕組み
ウ ○ 電子メールの誤送信対策をとると,送信者に対して宛先アドレスの確認を求めることになり,セキュリティ対策になる
エ 電子メールの不正中継対策は,大量の迷惑メールを中継して送信させない対策
問45/エ
モジュール強度とは,各モジュール内部の関連性の強さを表す。1つのモジュール内が機能的にまとまっているほど強度が強く,良いモジュール分割とされている。
モジュール強度は強度が低い順に,暗号的強度,論理的強度,時間的強度,手順的強度,連絡的強度,情報的強度,機能的強度の7つのレベルで表す。
ア 暗号的強度:関係のない複数の機能を扱う
イ 情報的強度:特定のデータ構造を扱う
ウ 連絡的強度:関連のある逐次的な機能で要素が連絡し合う
エ ○ 論理的強度:関連あるいは複数の機能を扱う
問題文に提示されたモジュール設計書によると,渡された引数の値によって実行される機能が変わっているためエが正解
問46/エ
オブジェクト指向の基本概念の組合せとして適切な用語は「抽象化,カプセル化,継承,クラス」である。仮想化,構造化,具体化,正規化などは不適切。
問47/イ
ブラックボックステストは,モジュールの入出力インタフェースのみに着目し,モジュールの機能が仕様書どおりに動くかをテストする手法
ア トップダウンテストとは,複数のモジュールを結合させたプログラムを,上位モジュールから順に結合しながら検証していくテスト方法
イ ○ モジュールの内部構造を考慮することなく,仕様書どおりに機能するかどうかをテストする手法はブラックボックステスト
ウ ボトムアップテストとは,複数のモジュールを結合させたプログラムを,下位モジュールから順に結合しながら検証していくテスト方法
エ ホワイトボックステストとは,モジュールの内部構造に着目し,一つ一つの機能が意図したとおりに動くかをテストする手法
問48/エ
リグレッションテストとは(退行テスト),プログラムの変更によって,影響を受けないはずの想定外の個所にその影響が生じていないかを検証するテスト
ア 運用テストとは,開発者によるテストが終了したのち,本番と同様の環境で利用者によって行われるテスト
イ 結合テストとは,単体テスト終了後に,モジュールを結合して行うテスト
ウ システムテストとは,単体テスト・結合テストが終了した後に,システム全体を対象として非機能要件を確認するテスト
エ ○
問49/ウ
SOAP(Simple Object Access Protocol)とは,XMLとHTTPなどをベースとした,他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル
ア Webサービスのインターフェイスを,人もプログラムも理解できるようにXML形式で記述するために開発された言語をWDSLという
イ Webサービス用の検索システムをUDDIという
ウ ○ SOAPは,Webサービスの送受信プログラム間でXML形式のメッセージを受け渡す
エ Webサービスにセキュリティを適用する手段を提供する通信プロトコルをWS-Securityという
問50/イ
要求分析から実装までの開発プロセスを繰り返しながら,システムを構築していく手法をスパイラルモデルという。
ア ウォータフォールモデルとは,滝の流れのように後戻りなしで開発工程を順番に進めていく手法
イ ○ スパイラルモデル
ウ プロトタイピングモデルとは,開発の早期に試作品(プロトタイプ)を作成してユーザの確認をとりながら進めていく手法
エ リレーショナルモデルとは,業務の関連を把握するためのモデル化手法
問51/エ
クリティカルパスは,A→D→G と A→D→(ダミー)→H の2経路で,所要日数は8日間。結合点5はクリティカルパス上にあり,A→Dが終了している必要があるため,3日+4日=7日になる。
問52/ア
各ファンクション(機能)の個数と重み付け係数との積を計算してその合計を求める。これに補正係数をかけたものがファンクションポイント値となる。
(1×4 + 2×5 + 1×10 + 0×7 + 0×4) × 0.75 = 18
問53/ア
テストの進捗管理に使用する指標として用いられるのは,テスト項目の消化件数
ア ○ バグが多かったり,困難なバグの解決に時間をとられると,テスト進捗に影響を及ぼす
イ 計画時にテストデータの作成量も決定するため,テストの進捗には関係しない
ウ プログラムの起動回数はテストの進捗には関係しない
エ プログラムの修正量もテストの進捗には関係しない
問54/ア
管理限界内で安定した状態にあるかどうかを判断する折れ線グラフを管理図という。
ア ○ 管理図とは,品質や製造工程が安定な状況で管理されている状態にあることを判断するためのグラフ
イ 散布図とは,2種類の項目を縦軸と横軸にとり,打点により作成される図で,2種類の項目の相関関係を調べるために用いられる
ウ 特性要因図とは,特性(結果)と要因(原因)の関係を系統的に線で結んで(魚の骨のように)表した図
エ パレート図とは,値が降順に並べた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフで,ABC分析に用いられる
問55/ウ
ア 保守承認者への報告が先
イ いかなる変更でも本稼動用ライブラリの直接更新はしない
ウ ○ 保守の完了を記録する
エ 保守承認者への報告が終了した時点で完了
問56/イ
サービスデスクとは,サービスプロバイダとユーザ間における問い合わせの窓口。サービスデスクではインシデントの発生や問合せなどをすべて受け付け,内容を正確に記録し,一元管理する役割を果たしている。
ア 中央サービスデスクの説明
イ ○ 利用者の近くに配置するサービスデスクをローカルサービスデスクという
ウ バーチャルサービスデスクの説明
エ ローカルサービスデスクは,ユーザのローカルサイト内に配置したサービスデスクなので分散拠点には配置されない
問57/イ
SLAとは(Service Level Agreement)「サービス品質保証契約」とも呼ばれ,サービスの提供者と顧客の間で取り交わされるサービスの範囲や品質を明確にする文書である。
1か月間の総サービス時間は 14時間/日 × 30日 = 420時間
可用性を99.5%以上にするには,停止時間を 420時間×0.005 = 2.1時間以下にする必要がある。
問58/エ
システム開発の流れは,ユーザのシステムに対する要望を明らかにする要件定義を経て,システム設計へと進んでいく。そのため,システム設計書のレビューに利用者部門が参画することでユーザ要件が充足されないリスクを低減することができる。
問59/イ
サンプリングによるごく一部のテストケースだけで単体テストを終えている状況では,プログラミングの信頼性を高めることはできない。可能なかぎり全てのロジックパスを検査できるような単体テスト項目を設定してより信頼性の高い単体テストをおこなうよう,監査人の立場から指摘する。
問60/イ
IT統制とは,情報技術(Information Technology)を利用した内部統制。企業の内部統制を効率的かつ効果的におこなうにはITの活用が不可欠である。
内部統制は,問題の発生を防止する「予防統制」(ア,ウ,エ)と,発生した問題を見つけ出す「発見統制」(イ)の2つに分類できる。
問61/エ
ア バランススコアカードとは(BSC: Balanced Score Card),財務の視点/顧客の視点/内部ビジネスプロセスの視点/学習と成長の視点,の4つの視点で企業業績を評価するもの
イ BPMとは(ビジネス・プロセス・マネジメント),企業の業務プロセスの継続的な改善活動のこと。ビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)という用語が,業務プロセスの再構築を一気呵成におこなう意味合いを強く持つのに対して,BPMの場合は,PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act)の繰り返しによって改善活動を継続させていく意味合いを持っている
ウ BPOとは(Business Process Outsourcing),社内の業務プロセスを社外の専門業者にアウトソーシングすること
エ ○ BCPとは(事業継続計画:Business Continuity Plan),災害・事故の発生時においても特定の重要な事業を中断しないための行動計画
問62/イ
エンタープライズアーキテクチャ(EA)は,組織の構造と機能を全体的に記述し,戦略的目標に向けたビジネスの全体最適化を考えるための技法。EAの4つのカテゴリ名と,そこで作成される成果物は次のとおり。
ア ビジネスアーキテクチャ …業務流れ図
イ ○ データアーキテクチャ …実体関連ダイアグラム(ERD)
ウ アプリケーションアーキテクチャ …情報システム関連図
エ テクノロジーアーキテクチャ …ネットワーク構成図
問63/ウ
UMLとは(統一モデリング言語:Unified Modeling Language),業務プロセスのモデリング表記法としてもっとも普及しているものである
問64/イ
SaaSとは(サース:Software as a Service),ソフトウェアを個々のPCにインストールするのではなく,その機能をインターネット経由でサービスとして提供するビジネス・モデル
問65/ア
ソフトウェア・ライフサイクル・プロセス(SLCP: Software Life Cycle Process) 共通フレームに関する出題
ア ○ 要件定義プロセス …利害関係者要件の定義
ウ 企画プロセス …事業環境の分析,事業目標の作成
イ 運用プロセス …投資効果および業務効果の実績を評価
エ 開発プロセス …テストを実施
問66/イ
ア 自社の社員だけで開発するのではなく,外部の開発要員を導入する場合もある
イ ○ システム化計画の立案時には,開発・運用の総費用と投資効果を明確にする
ウ 同業他社と同じシステムを構築するだけでは,自社の優位性を築くことはできない
エ 具体的なテスト計画・運用マニュアル・障害対策は開発プロセスにおいて策定する
問67/イ
経済産業省が公表している文書「システム管理基準」の1.1(3)には次のように記されている。
1.1 全体最適化の方針・目標
(3)情報システム全体の最適化目標を経営戦略に基づいて設定すること
問68/ウ
ベンチマーキングとは,ベストプラクティス(経営や業務において,もっとも優れた実践方法)を探し出し,自社の現状とのギャップを分析してそのギャップを埋めるためのプロセス変革を進める経営管理手法
ア ERP(全社的資源計画:Enterprise Resource Planning)の説明
イ BPR(業務プロセスの再構築:Business Process Re-engineering)の説明
ウ ○ ベンチマーキング(benchmarking)の説明
エ コアコンピタンス(Core Competence)の説明
問69/ウ
マーケティングミックスとは,市場取引の目標を達成するために4P(製品 Product,価格 Price,流通 Price,販売促進 Promotion)を最適に組み合わせていくこと
ア 市場細分化(セグメンテーション)の説明
イ 製品ポートフォリオ管理(PPM:Product Portfolio Management)の説明
ウ ○ マーケティングミックスの説明
エ 製品ライフサイクル管理(PLM:Product LifeCycle Management)の説明
問70/エ
ア 商品Aの購入者のうち,商品Qの購入見込者は,10,000人×0.3=3,000人
イ 商品Bの購入者のうち,商品P~Sの購入見込率の和は 0.1+0.6+0.1+0.1=0.9。よって,0.1(=10%)の人が商品P~Sのいずれも購入しないと予想している
ウ 商品Pの購入見込者は,次の4区分(Aの購入者,Bの購入者,Cの購入者,新規顧客)で構成される。その内訳は,10,000人×0.5=5,000人,20,000人×0.1=2,000人,80,000人×0.1=8,000人,5,000人 から成り,計20,000人である。よって商品Pの購入見込者のうち商品Aの購入者の割合は,5,000人/20,000人 = 25%
エ ○ 商品Sの新規顧客人数は 23,000人。これは,商品Cの購入者のうちの商品Sの購入見込者である 80,000人×0.3=24,000人 より少ない。
問71/ア
プロダクトイノベーションとは(製品の革新:product innovation)他社との差別化ができる革新的な製品を開発すること
問72/エ
各製品をそれぞれ製造することで産み出される1分あたりの利益は,
X=300円 (1800÷6),Y=250円 (2500÷10),Z=200円 (3000÷15)
よって,利益を最大にするには,
まずできるだけXを製造,次にYを製造,最後にZという順で検討すればよい。
Xは,需要量上限の 1000個 × 6分/個 = 6000分 (=100時間)
Yは,残り時間 (100時間×60分) ÷ 10分/個 = 600個 で需要量上限内で収まる。
Z,すでに200時間をすべて割り当てたので,0個となる。
全体の利益は,(1,800円×1000個) + (2,500円×600個) = 3,300,000円
問73/ウ
生産計画a = 販売計画(5,000)+在庫計画(300)-繰越在庫(400)
よって生産計画a=4,900であり,在庫計画(300)が翌日への繰越在庫になる。
生産計画b = 販売計画(4,500)+在庫計画(250)-繰越在庫(300)
よって生産計画b=4,450であり,在庫計画(250)が翌日への繰越在庫になる。
生産計画c = 販売計画(4,800)+在庫計画(300)-繰越在庫(250)
よって生産計画c=4,850であり,在庫計画(300)が翌日への繰越在庫になる。
問74/イ
MRPとは(資材所要量計画:Material Requirements Planning),製品の生産計画に基づいて部品表と在庫情報から資材の必要量と発注時期を計算するもの
問75/ア
CIOとは(最高情報責任者:Chief Information Officer),情報システム戦略の策定とその実現に直接の最高責任を負う役職
問76/ウ
100万円の商品,定額法,償却率 0.167 なので,1年間の原価償却額は 100万円×0.167 = 167,000円。
よって2年後の帳簿価額は,100万円-(167,000円×2年)= 666,000円
問77/イ
変動費率を求めておく。変動費率 = 変動費/売上高 = 60/100 = 0.6
売上高 = 変動費+固定費+利益
売上高 =(売上高×変動費率)+固定費+利益
売上高 =(売上高×0.6)+30+18
0.4×売上高 = 48
売上高 = 48/0.4 = 120
よって目標利益18百万円を達成するのに必要な売上高は 120百万円
問78/エ
ア 株主資本等変動計算書とは,貸借対照表の純資産の部の変動状況を示す財務諸表を指す。純資産を株主資本,評価・換算差額等,新株予約権の3つに区分してそれぞれの内訳および増減額を記載する
イ キャッシュ・フロー計算書とは(C/F: Cash Flow statement),会計期間における資金(現金および現金同等物)の増減を営業活動・投資活動・財務活動などに区分して記載したもの
ウ 損益計算書とは(P/L: Profit and Loss statement),会計期間における収益と費用の明細を示してその期間における純利益(または純損失)を記載したもの
エ ○ 貸借対照表とは(B/S: Balance Sheet),企業の財政状態を明らかにするため一定時点におけるすべての資産・負債・資本の残高を記載したもの
問79/エ
著作権法において,ソフトウェア(有償無償を問わず)・操作マニュアル・データベースなど「表現された物」は保護の対象となる。プログラム言語や規約は保護の対象外。
問80/イ
ア 派遣先企業と派遣労働者の間には雇用関係はない。有給休暇を承認できるのは派遣元事業主である
イ ○ 派遣先企業と派遣労働者の間には指揮命令関係がある
ウ 派遣労働者による業務成果は,派遣先企業の社員によるものと同等に扱われる。よって派遣元事業主は製造物責任を負わない
エ 派遣先企業と派遣労働者の間には雇用関係はない。残業を指示できるのは派遣元事業主である