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平成23年(春・特別) 基本情報技術者[午前] 過去問 解答&解説 2011年

Microsoft IT Academy Award 2010,日本で唯一,最優秀賞を7年連続で受賞。
トライデントコンピュータ専門学校は今年も,日本全国のMicrosoft IT Academy認定校170余校の頂点に輝きました。

皆さまからのご意見を参考に,この解説をより良いものにしていきたいと思います。
「私はこう解いた」「こういう説明の方が分かりやすい」など、
具体的なご意見がありましたらtcc-info@kawai-juku.ac.jpまでお寄せください。

試験日 平成23年7月10日

問1/ア
ド・モルガンの法則より
not(X+Y)=notX・notY
not(X・Y)=notX+notY
これを利用して式を変形していくとよい。
not((notA+B)・(A+notC))
=not(notA+B) + not(A+notC)
=A・notB + notA・C
(FE 21春 問3と同じ問題)
問2/エ
相対誤差とは近似値に含まれる誤差の割合のことで次の式で求める。
・絶対誤差=近似値-真の値
・相対誤差=絶対誤差÷真の値
3つの実数と,絶対誤差,相対誤差の対応は下表のとおり。
X 0.02 0.019607843
Y 0.03 0.015228426
Z 0.05 0.00990099
これを相対誤差の小さい順に並べる。
問3/イ
表から1ビットの確率は50%,2ビットは30%,3ビットは10%,4ビットは5%である。
(1×0.5)+(2×0.3)+(3×0.1)+(4×0.05)+(4×0.05)=1.8
問4/ウ
問題の表の1行目は,状態aから,次のデータが空白ならばa,数字ならばb,符号ならばc,小数点ならばd,その他ならばe,の各状態へ遷移することを意味している。
ア a→(+)→c→(0)→b→(0)→b→(1)→b→(0)→b
イ a→(-)→c→(1)→b
ウ a→(1)→b→(2)→b→(.)→d→(2)→e
エ a→(9)→b→(.)→d→(△)→a
よって,不合格となる=状態eとなるのは,ウ。
(FE 18春 問9と同じ問題)
問5/エ
2分探索木とは,すべての節について次の関係が成り立っている2分木。
・ある節から見て,左の部分木のすべての子の値は節の値より小さい
・ある節から見て,右の部分木のすべての子の値は節の値より大きい
ア 要素7の位置が2分探索木を満たしていない
イ 8 →・・・→ 10 →・・・→ 12 の順にデータを与えた場合の2分探索木
ウ 要素7の位置が2分探索木を満たしていない
エ ○
問6/イ
問題文に登場する関数の意味は,yが0であればxを返し,そうでなければ f(y, x mod y)を返すということ。
f(775, 527)
=f(527, 775 mod 527)
=f(527, 248)
=f(248, 527 mod 248)
=f(248, 31)
=f(31, 248 mod 31)
=f(31, 0)
=31
(SW 17秋 問15と同じ問題)
問7/ア
iの値を1から100まで変化させ,そのたびにiをxに加えて,1から100までの総和を求めている。したがって,xはまず始めに0に初期化する必要がある。
(AD 11春 問19と同じ問題)
問8/ア
クイックソートは,対象集合から基準となる要素を選び,これよりも大きい要素の集合と小さい要素の集合に分割する。これを繰り返して整列を行う。
ア ○ クイックソート
イ 選択ソート
ウ 挿入ソート
エ バブルソート
(FE 14秋 問12と同じ問題)
問9/エ
入出力割込み(エ)だけが外部割込み。プログラム割込み(ア,ウ)と スーパーバイザーコール(イ)は内部割込み。
(FE 16秋 問20と同じ問題)
問10/イ
“LOAD GR,B,AD"は“LOAD GR,1,200"なので,設問を当てはめると,ADが示す番地(200)にベースレジスタB(ベースレジスタ1)の内容(100)を加えた値(300)を有効アドレスとして,その有効アドレスが示す主記憶に格納されているデータ(1300)を汎用レジスタGRにロードする命令である。
(2K 12秋 問19と同じ問題)
問11/エ
キャッシュメモリのヒット率をHとすると,(10×H)+(60×(1-H))=15 の式が成り立つ。これを解くとH=0.9
(FE 19春 問20と同じ問題)
問12/エ
メモリインタリーブとは,独立にアクセスできる複数の領域(メモリバンク)に主記憶を分け,並行してアクセスすることでアクセス速度を向上させる技術。
ア ディスクキャッシュ
イ キャッシュメモリ
ウ 主記憶のアクセスは高速化しない
エ ○
(AP 21春 問11と同じ問題)
問13/ウ
RFIDとは(Radio Frequency IDentification),情報を記録させた小型のICタグであり,リーダ/ライタと呼ばれる無線通信装置を使って離れた位置から非接触状態でICチップの情報を読んだり情報を記録したりできる。
ア 磁気カード
イ IrDA
ウ ○ RFID
エ バーコード
問14/エ
サンプリング周波数とは「1秒間に標本化した回数」なのに対し,量子化ビット数とは「サンプリング周波数1回分の精度」。
例えば,サンプリング周波数が44.1kHz,量子化ビット数が16bitならば,1秒間に44100回のデータを取得し,それぞれ1回分のデータは2の16乗の精度で数値化されていることを表す。量子化ビット数が増えればデータ量は増えるが音質は高まる。
問15/ウ
ア デュプレックスシステム
イ 疎結合マルチプロセッサシステム
ウ 〇 密結合マルチプロセッサシステム
エ デュアルシステム
(FE 19秋 問31と同じ問題)
問16/ア
単体の稼働率 = MTBF/(MTBF+MTTR)
A・・・80/(80+20)=0.8 と B・・・180/(180+20)=0.9 の直列接続なので,0.8×0.9=0.72
(AD 18秋 問14と同じ問題)
問17/ア
フールプルーフとは,利用者が誤った操作をしても危険にならないよう,設計段階で安全対策を施しておくこと。
ア ○ フールプルーフ
イ フェールセーフ
ウ フォールトアボイダンス
エ フォールトトレランス
問18/ウ
入出力装置(I/O)が1つになると下表のとおりになる。
CPU:AABB------AAA-BB--AAA-BBB
I/O:--AAAAAAAABBBBAAAABBBB
CPU使用率は,15÷25=0.6
問19/ア
TPSとは(Transaction Per Second),1秒あたりに処理可能なトランザクション数。
Webサーバでは,1トランザクション当たり1ミリ秒,CPUを使用する。CPU使用率の上限は70%なので,1秒あたりのCPU使用時間は700ミリ秒。よって,WebサーバのTPS=700ミリ秒÷1ミリ秒=700TPS。
データベースサーバでは,1トランザクション当たり10×0.2ミリ秒=2ミリ秒,CPUを使用する。CPU使用率の上限は80%なので,1秒あたりのCPU使用時間は800ミリ秒。よって,データベースサーバのTPS=800ミリ秒÷2ミリ秒=400TPS。
より少ない数値の方がボトルネックとなるのでこれを答えとして採用する。
問20/ア
ページング方式とは,仮想記憶におけるメモリ管理方式の一つで,主記憶領域とプログラムを固定長の単位に分割管理するもの。
ア ○ ページング方式
イ 再配置可能プログラム(リロケータブル)
ウ メモリインタリーブ
エ ブロック単位の入出力
問21/ア
ア ○ LRUとは (Least Recently Used)「最後に参照した時刻」から最も長い時間が経過したページをページアウトの対象とするアルゴリズム
イ FIFOとは (First-In First-Out)「最初に参照した時刻」がもっとも古いページをページアウトの対象とするアルゴリズム
ウ・エ LFUとは (Least Frequently Used)「参照頻度」または「参照回数」がもっとも少ないページをページアウトの対象とするアルゴリズム
問22/イ
組込みシステムとは,家電製品や機器等に組み込まれるコンピュータシステム(エンベデッドシステム:embedded system)のこと。
リアルタイムOSとは(即時Operating System)システム開発者の期待どおりの応答時間で実行させることのできるOSである。
問23/エ
行数をS(単位は100行)として,次の式を解けばよい。
コンパイル方式の処理時間=インタプリタ方式の処理時間
(0.1+0.003)S+0.15 = 0.2S
S= 0.15÷(0.2-0.103) ≒ 1.55
1.55×100 = 155(Sの単位を100行として計算したから)
(FE 16秋 問44 と同じ問題)
問24/エ
適当な入力データ例を想定して当てはめてみるとわかりやすい。
まず,4ビットの入力データがすべて0(1の入力数が0個)のとき,アとウは出力が0となる。これは問題文の条件に該当しないので除外。
ア (0 XOR 0) OR (0 XOR 0) = 0 OR 0 = 0
イ NOT((0 XOR 0) OR (0 XOR 0)) = NOT(0 OR 0) = NOT 0 = 1
ウ (0 XOR 0) XOR (0 XOR 0) = 0 XOR 0 = 0
エ NOT((0 XOR 0) XOR (0 XOR 0)) = NOT(0 XOR 0) = NOT 0 = 1
残ったイとエの解答群に対して次に,入力データが(1,0,1,0)を当てはめると,イは出力が0となる。これは問題文の条件に該当しないので除外。エは出力が0となるから正解である。
イ NOT((1 XOR 0) OR (1 XOR 0)) = NOT(1 OR 1) = NOT 1 = 0
エ NOT((1 XOR 0) XOR (1 XOR 0)) = NOT(1 XOR 1) = NOT 0 = 1
(FE 20秋 問17 と同じ問題)
問25/ア
半加算器における2つの入力xとy,および,2つの出力 z(和の1けた目)とc(けた上げ)は,次のような真理値表となる。
x y z c
0 0 0 0
1 0 1 0
0 1 1 0
1 1 0 1
よって,zに対応する論理回路Aは排他的論理和,cに対応する論理回路Bは論理積となる。
(FE 21春 問25 と同じ問題)
問26/ウ
ア サンプリングとは (sampling) 例えば,アナログデータである音をデジタルデータに変換する際に,一定間隔でデータを測定(標本化)すること。
イ シェアリングとは (sharing )共有すること。例えば,タイムシェアリングシステムとは(Time Sharing System)1台のコンピュータを複数のユーザーが同時に共有して使用できるようにしたシステム。
ウ ○ チャタリングとは(chattering:「ガタガタという」という意味の英語)機械式接点の押しボタンスイッチを1回押しただけなのに,その一瞬の間にON,OFFの切り替えが何回か発生してしまう現象で,誤動作を招く原因となる。
エ バッファリングとは (buffering) 例えば,処理速度の遅い機器では処理速度の速い機器から転送されてきたデータをそのままのタイミングで処理することができないので(速すぎて間に合わないので),バッファに一時的に蓄積しておき,バッファからゆっくりデータを読み込んで処理すること。
問27/エ
担当者コードによって,担当者マスタファイルと顧客マスタファイルは結合できる。
顧客コードによって,顧客マスタファイルと当月受注ファイルは結合できる。
商品コードによって,商品マスタファイルと当月受注ファイルは結合できる。
さらに,顧客マスタファイルの備考「各顧客の担当者は1人」の条件を合わせて,問題文の4つのファイルの関係をER図で表現すると次のようになる。
[担当者マスタファイル]→[顧客マスタファイル]→[当月受注ファイル]←[商品マスタファイル]
(左から右への矢印「→」は,左が1,右が多の,1:多の関係を表す)
当月分の受注実績だけなら,当月受注ファイルには「顧客コード」「商品コード」ともに記録されているので,「顧客別かつ商品別」の受注実績の集計が可能である。すなわち,当月分のみの受注実績ならば,ア~エはすべて可能である。
しかし,直前の3か月分(前月,2か月前,3か月前)の受注実績は,顧客ごとの集計値が顧客マスタファイルに,商品ごとの集計値が商品マスタファイルに保存されているだけなので「顧客別かつ商品別」の受注実績を求めることはできない。したがってア~ウはすべて×となる。(顧客が決まれば担当者は一意に決まるので,イが×ならば,ウも×である。)
(FE 21春 問29 と同じ問題)
問28/イ
ドローソフトとは(drawing software)画像をベクター形式で保管するという特徴をもった描画ソフトウェア。ベクター形式とは,ベクトル(Vector)つまり「方向と距離」で表現する形式であり,選択肢イにある「始点,方向,長さの要素によって描画」とはベクター形式のことである。
ア ドローソフトには,静止画間の差分を順に変化させながら表示していくことで簡易な動画のように表現する機能はない。
イ ○
ウ ペイントソフトとは(painting software)画像をビットマップで保管するという特徴をもった描画ソフトウェア
エ オーサリングツールとは(authoring tool)文字や静止画データ,動画データ,音声データなど複数の素材をシナリオに沿って編集,配置し,コンテンツに仕上げることができるソフトウェア
問29/ア
図はUML(Unified Modeling Language)のクラス図である。クラス図では,クラスを四角で表現する。
組織クラスの右下の「1」は,社員が所属する組織は「1」つに限定されるということを表している。
社員クラスの左下の「1..*」は,一つの組織には「1」人から「*(複数)」人の社員が所属しているということ(つまり,社員が1人も所属しない組織は存在しないということ)を表している。
イ 社員は必ず一つの組織に所属しているから誤り
ウ 社員は一つの組織にしか所属できないから誤り
エ 一つの組織には複数の社員が所属できるから誤り
問30/エ
ア 第1期から第4期の販売金額の平均が4,000万円以上「または」(「で」ではなく),「各期のいずれかが」(「どの期でも」ではなく)3,000万円以上販売している営業担当者の名前が求まってしまう。
イ 第1期から第4期の販売金額の「合計」(「平均」ではなくて)が4,000万円以上で,どの期でも3,000万円以上販売している営業担当者の名前が求まってしまう。
ウ ANDとORでは,ANDの方が優先順位が高いので,あえて()でくくると以下のようになる。
第1期 > 40000 OR 第2期 > 40000 OR
第3期 > 40000 OR
(第4期 > 40000 AND 第1期 >= 30000)
OR 第2期 >= 30000 OR
第3期 >= 30000 OR 第4期 >= 30000
したがって,第1期から第3期のいずれかが4,000万円超または,
第4期が4,000万円超かつ第1期が3,000万円以上または,
第2期から第4期のいずれかが3,000万円以上販売している営業担当者の名前が求まってしまう。
エ ○ (第1期 + 第2期 + 第3期 + 第4期) >= 160000 という表現は,「第1期から第4期の販売金額の合計が16,000万円以上」ということであるが,16,000万円の平均を求めるために4で割ると4,000万円(16,000万円÷4=4,000万円)となるから「第1期から第4期の販売金額の平均が4,000 万円以上」という表現と同じである。
(FE 16秋 問68 と同じ問題)
問31/ア
売値-仕入値の計算結果は,S001・・・50000,S003・・・30000,S005・・・60000となる。WHERE条件により計算結果が40000以上になる行のみが選択されるため,行数を減少させるには,計算結果が40000未満となる選択肢アを選べばよいことが分かる。
(FE 19秋 問61 と同じ問題)
問32/ウ
ア HTMLとは(HyperText Markup Language)Webページを記述するための言語
イ Java VMとは(Java Virtual Machine)Java言語で作成されたプログラムを実行するためのソフトウエア
ウ ○ JDBCとは(Java DataBase Connectivity)JavaのアプリケーションプログラムからデータベースにアクセスするためのAPI
エ SQLとは,リレーショナルデータベースを利用するための言語
問33/エ
ア ダンプファイルとは,データ(メモリ)の内容や出力結果などの必要な情報を保存したファイルである。
イ チェックポイントファイルとは,データベースのシステム障害を回復するために,データベースの状態と障害回復操作を開始すべき時点の情報を適切な時間間隔で記録しておくファイルである。
ウ バックアップファイルとは,誤ったデータの変更や消去,メディアやドライブの紛失や破損などのさまざまな要因によって失われてしまう前に,データファイルを複製したものである。単にデータの保管,あるいは移行目的の複製の場合でもバックアップと呼ぶ。
エ ○ ログファイルとは,(「ジャーナルファイル」ともいう)更新前のデータベースの情報(更新前ログ)と,更新後の情報(更新後ログ)を記録したファイルである。
(FE 19春 問62 とほぼ同じ問題)
問34/ア
ア ○ 外部キーとは,リレーショナルデータベースにおいて,他の表の主キーと対応している列である。参照一貫性とは「外部キーの値が,対応する他の表の主キーとして存在していなければならない。」という参照制約である。
イ 三層スキーマとは,概念スキーマ,外部スキーマ,内部スキーマのことである。
概念スキーマとは,表の定義(CREATE TABLE)が対応し,外部キー定義は,概念スキーマに該当する。
外部スキーマとは,ビューの定義(CREATE VIEW)が対応する。
内部スキーマとは,索引の定義(CREATE INDEX)などが対応し,データベースを記録媒体にどのように格納するか,高速にデータ参照するためにどのような技術を利用するかという定義である。
ウ データベースには,定義機能,障害回復機能,機密保護機能,保全機能などがある。外部キー定義は,定義機能に属しており,障害回復機能ではない。
エ 再編成とは,レコードの追加・更新・削除を繰り返すとディスク上に再利用されない領域が発生してデータベース容量の増大と処理速度の低下を招くので,このような不連続な空き領域を整理して性能劣化を回避することである。
(FE 14秋 問70 と同じ問題)
問35/イ
ア データウェアハウスとは,時系列に蓄積された大量の業務データの中から項目間の関連性を分析するシステムである。
イ ○ データディクショナリとは,データベースに保存するデータの属性とそのファイルとの関係を管理するメタデータである。
ウ データマートとは,データウェアハウスのサブセット(部分集合)データベースのことである。
エ データマイニングとは,大量のデータに隠れている規則性・因果関係を見つけ出す(mine:採掘する)技術である。
問36/エ
ア MACアドレスとは,コンピュータに装着されたLANカードを識別するために使用される。
イ シーケンス番号とは,順番がばらばらに到着したパケットを元通りの順番に並べ直すために使用される。
ウ プロトコル番号とは,プロトコルを識別するために使用される。例えば,TCPは 6,UDPは 17 である。
エ ○ ポート番号とは,通信相手のアプリケーションソフトを識別するために使用される。例えば,SMTPは 25,HTTPは 80 である。
問37/イ
ア ポーリング方式とは,制御局が各従属局に対して送信したいデータがあるか順番に尋ね,尋ねられた従属局は送信したいデータがあれば送信を行う方式。
イ CSMA/CD方式とは,データを送信したいノードはケーブルの通信状況を監視し,ケーブルが空いているときに送信を開始する方式。複数のノードが同時に送信を開始するとケーブル内でデータが衝突するので,両者は送信を中止し,それぞれ乱数でランダムな待ち時間を決めて送信を再開する。
ウ トークンリングとは,各ノードを環状(リング型)に接続して,トークンと呼ばれる送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ,トークンを受け取ったノードだけが送信を行う方式。
エ TDMAとは(Time Division Multiple Access)タイムスロット(一定時間)を割り当てられたノードだけが送信を行う方式。
(FE 17春 問55 と同じ問題)
問38/ウ
ア スイッチングハブとは(レイヤ2スイッチとは),MACアドレスを見て,データリンク層(第2層)での中継を行う装置。ブリッジ相当の機能をハブに組み込んだもの。
イ ブリッジとは,MACアドレスを見て,データリンク層(第2層)での中継を行う装置
ウ リピータとは,信号波形を増幅・整形して,物理層(第1層)での中継を行う装置
エ ルータとは,IPアドレスを見て,ネットワーク層(第3層)での中継を行う装置
(FE 20秋 問54 と同じ問題)
問39/ア
ア ○ DHCPとは,IPアドレスの動的割り当てを管理するプロトコル
イ LDAPとは,ディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコル
ウ SMTPとは,電子メール送信およびメールサーバ間のメール転送のためのプロトコル
エ NATとは,プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換するためのプロトコル
問40/イ
ア クライアントサーバシステムでの業務プログラムの応答時間は,クライアントのPCの内部時計の時刻だけで測定できるから,NTPでクライアントとサーバの内部時計の時刻を合わせる必要はない。
イ ○ NTPとは(Network Time Protocol)タイムサーバを利用して,ネットワーク上の各PCの内部時計の時刻を合わせるためのプロトコルである。
ウ ファイルサーバに格納されている共用ファイルの更新時刻には,ファイルサーバの内部時計の時刻が使われているから,NTPでクライアントとサーバの内部時計の時刻を合わせる必要はない。
エ メールサーバで電子メールを受信した時刻に使われたのは,メールサーバの内部時計の時刻である。未読の電子メールの転送の判断のために,この受信した時刻との比較に使用するのもメールサーバの内部時計の時刻である。したがって,NTPでクライアントとメールサーバの内部時計の時刻を合わせる必要はない。
問41/エ
ア ファイル転送 (FTP: File Transfer Protocol)
イ WWWのデータ転送 (HTTP: Hyper Text Transfer Protocol)
ウ 電子メールの送信,サーバ間メール転送 (SMTP: Simple Mail Transfer Protocol)
エ ○ 遠隔端末 (Telnet)
問42/エ
RSAとは,(Ronald) Rivest氏,(Adi) Shamir氏,(Leonard) Adleman氏の3人が1978年に開発した公開かぎ暗号方式。RSA暗号を解読するには非常に大きな整数を素因数分解する必要があるため,高速なコンピュータを用いてもその解読は難しい。
問43/ウ
ア IEEE 802.1X の認証システムで用いられるディジタル証明書や利用者ID,パスワードを格納する容量は,20kバイト以下で足りる
イ 非接触型ICカードは電磁誘導で通信をおこなうため,大容量の電力を必要としない
ウ ○ 虹彩認証とは,眼球の黒目に現れる皺のパターンを識別して本人確認を行う認証方式。この皺は誕生する前から形成が始まり,2歳頃からほとんど変化しないため,1度登録を行えば,パターン更新はほとんど不要となる。
エ 静電容量方式の指紋認証デバイスでは,灯りの有無は無関係
問44/ウ
「社内ネットワーク上のPCからインターネット上のWebサーバにアクセスできるよう」にフィルタリングで許可するルールを設定する場合,まず「PCからWebサーバあて」の発信と「WebサーバからPCあて」の応答について許可する設定をする。
HTTPによるWebアクセスにおいては一般的に,あて先であるWebサーバのポート番号は既定値の80番で固定されているが,送信元であるクライアントPCのWebブラウザのポート番号は固定されていない。よって,解答群からは,PCのポート番号はウェルノウンポート(0~1023番)以外のポート,Webサーバのポートは80番のポートを選ぶ。
問45/イ
電子透かしとは,画像などのディジタルコンテンツの画質にほとんど影響を与えずに,著作権情報などを埋め込むための技術。
ア タイムスタンプとは,ファイルなどの電子データにおいて,その作成や更新などが行われた日時を示す情報のこと
イ ○
ウ 電子保存とは,紙で保管されていた文書を電子文書で作成して保存すること
エ 配達証明とは,郵便物が宛先に配達されたことを郵便事業株式会社が証明する制度のこと
問46/ア
E-R図とは,実体(エンティティ:Entity)と実体の間の,関連(リレーションシップ:Relationship)を表した図である。
問47/ア
ウォークスルーとは,作成者と複数の関係者が設計書をレビューする方法。
ア ○
イ 机上デバッグとは,プログラムのソースコードリストを用いて動作を検証する
ウ トップダウンテストとは,プログラムを構成するモジュールを上位から順に結合しながら検証する
エ 並行シミュレーションとは,テストデータを別のテストプログラムで処理して,監査対象システムの結果と比較検証する
問48/エ
ア 抽象化とは,複数オブジェクトに共通な属性(性質)に着目してそれ以外の属性を無視すること
イ カプセル化は内部構造を隠蔽化するものであり,オブジェクトの独立性を高めることができる
ウ 階層化されたクラス定義により,クラスの変更をそのクラスのみに局所化することができる
エ ○ 継承(インヘリタンス)はオブジェクト指向の特徴のひとつである
問49/ウ
内部構造のテストにはホワイトボックステストを用い,外部仕様のテストにはブラックボックステストを用いる。
ア ブラックボックステストの説明
イ 同値分割は,ブラックボックステストの代表的技法
ウ ○
エ ブラックボックステストの説明
問50/イ
構成管理はシステムの開発から運用終了までの間でソフトウェアや文書などが一貫性を保つように管理すること。
ア 構成管理では正式な手続きを経ずにプログラムが変更されないように管理する
イ ○
ウ 構成管理では文書とソフトウェアに食い違いが起こらないよう管理する
エ 構成管理ではプログラムの変更が意図したとおりに反映されるよう管理する
問51/ア
ファストトラッキング技法とは(早期着工の:fast-tracking)リスクを承知しつつも作業Aの終了前に作業Bを開始し,並行作業により後期を短縮する方法。
図1のクリティカルパスは,A→B→E→H→I で所要日数は28日
図2のクリティカルパスは,A→C→F→H→I で所要日数は27日
28日-27日=1日の短縮となる。
問52/ウ
ファンクションポイント法とは,外部入出力,内部論理ファイル,照会,インタフェースの機能の数およびその複雑さからファンクションポイントを算出し,これを基にそのソフトウェアの開発規模を見積もる方法。
問53/ア
上流工程での誤りほど,修復コストは高い。
問54/エ
パレート図とは,件数の多い順に項目を並べた棒グラフと,その累積値をとった折れ線グラフを重ねた図。パレートはイタリアの経済学者であり,全体からみて20%の要因が全体の80%の結果を生み出しているというパレートの法則(80:20の法則)で知られる。
問55/ウ
ア 復旧時間を短くするにはいくつかのバックアップ方法を組み合わせて採用する
イ 磁気テープはランダムアクセスできない
ウ ○
エ 同一記憶媒体内にバックアップすると記憶媒体が故障したときにバックアップも失ってしまう
問56/エ
ITサービスマネジメント活動におけるインシデント管理とは,迅速にサービス復旧して事業活動への影響を最小限に抑えることを目的としたプロセス。過去の障害報告(発生履歴,対応方法など)を蓄積し、いつでも照会できるようにしておくことで、迅速な問題解決を目指す。
問57/ウ
逓減課金とは(ていげんかきん),使用量が多くなると利用金額の単価が安くなる方式。横軸を使用量,縦軸を利用料金として表示したとき,使用量が多くなると利用料金の単価が安くなるので,グラフの傾きが少しずつ緩やかになる。縦軸はある使用量のときの「代金の総額」であり単位使用量あたりの「安くなった金額」ではない点に注意。
問58/ア
システム管理基準とは,情報戦略を立案し,企画→開発→運用→保守というライフサイクルの中で,なすべきことを規定した文書。効果的な情報システム投資のための,またリスクを低減するためのコントロールを適切に整備・運用するための事項を取りまとめている。
問59/ア
システム監査人は,実施した監査の目的に応じた監査報告書を作成して監査の依頼者に提出しなければならない。
ア ○
イ 監査人は第三者の立場のものから選出する
ウ システム監査人は,ほかの専門家の支援を受ける場合でも,支援の範囲・方法・監査結果の判断は,システム監査人の責任において行わなくてはいけない
エ 開発状況の監査の場合でも,監査人は第三者の立場のものから選出する
問60/イ
ア 被監査部門の管理者だけでなく,担当者からも話を聞いたほうがよい
イ ○
ウ ヒアリングで聞いた内容は裏づけを取ってからレポートを作成し指摘を行う
エ ヒアリングは複数人で行い,各人の相違の整合を取ってレポートを作成する
問61/ウ
エンタープライズアーキテクチャ(EA)は,組織の構造と機能を全体的に記述し,戦略的目標に向けたビジネスの全体最適化を考えるための技法。EAの4つのカテゴリ名と,そこで作成される成果物は次のとおり。
ビジネスアーキテクチャ ・・・機能構成図(DMM),機能情報関連図(DFD)
データアーキテクチャ ・・・実体関連ダイアグラム(ERD),データ定義表
アプリケーションアーキテクチャ ・・・情報システム関連図,情報システム機能構成図
テクノロジーアーキテクチャ ・・・ネットワーク構成図,ソフトウェア構成図
問62/ア
ビジネスプロセス管理(BPM)とは,企業の業務プロセスの継続的な改善活動のこと(Business Process Management)。
ビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)という用語が,業務プロセスの再構築を一気呵成におこなう意味合いを強く持つのに対して,BPMの場合は,PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act)の繰り返しによって改善活動を継続させていく意味合いを持っている。
問63/イ
共通フレーム2007の流れに沿って解答群を並べると次のようになる。
イ ○ システム化計画の立案 ・・・企画プロセス
エ 利害関係者要件の定義 ・・・要件定義プロセス
ウ システム要件定義 ・・・開発プロセス
ア 運用テスト ・・・運用プロセス
問64/ア
情報提供依頼書(RFI)とは,提案依頼書(RFP)を依頼する前の判断材料および基礎資料としてベンダに情報の提供を依頼する文書。(Request For Information, Request For Proposal)
問65/ア
プロダクトポートフォリオマネジメントとは(PPM: Products Portfolio Management),市場成長率と市場占有率(シェア)の組み合わせから,経営資源の配分が効果的となるように戦略決定するための分析・管理手法。
ア b)市場成長性=高,市場占有率=高・・・花形。今後も成長が期待される分野
イ d)市場成長性=低,市場占有率=高・・・金のなる木。成熟・安定分野
ウ c)市場成長性=高,市場占有率=低・・・問題児。競争が激しい分野,育成が必要
エ c)市場成長性=低,市場占有率=低・・・負け犬・・・停滞,衰退していく分野
問66/イ
SWOTとは,内部環境にあたる強み(Strengths)/弱み(Weaknesses),外部環境にあたる機会(Opportunities)/脅威(Threats),という評価軸で経営戦略を分析する技法。
問67/エ
題意より,設定価格をx,需要をy,1次式をy=a×x+bとする。
(1)より,0=a×3,000+b ・・・①
(2)より,60,000=a×1,000+b・・・②
①-②を計算する。
-60,000=2,000×a
a=-30 ・・・・・・③
③を①に代入する。
0=(-30)×3,000+b
b=90,000
以上の結果を (3)に当てはめる。
y=(-30)×1,500+90,000
y=45,000
問68/ウ
営業活動支援システム(SFA: Salse Force Automation)において,顧客訪問日・営業結果などの詳細な履歴まで記録して営業活動に活用する機能をコンタクト管理と呼ぶ。
問69/エ
ア 垂直的統合のボランタリーチェーン。卸売業者が主導。voluntaryは「自発的な」という意味の英単語。
イ 水平的統合のボランタリーチェーン。多数の小売業者が主宰。
ウ ドミナント出店。dominantは「支配的な,優勢な」という意味の英単語。
エ ○ フランチャイズチェーンとは,本部が契約した加盟店に対して,営業権や商標の使用権,出店や運営のノウハウを提供し,その見返りとして加盟店からロイヤリティ(使用料)を徴収する小売業態。franchiseは「権利を与える」という意味の英単語。
問70/イ
ア 自治体内で電子決済や電子公文書管理
イ ○ G2B(行政と企業:Government to Business)自治体の電子調達・電子入札
ウ G2G(行政と行政:Government to Government)自治体間で住民票データを送受信
エ G2C(行政と個人:Government to Consumer)住民票・戸籍謄本などの電子申請
問71/ウ
A・・・150時間/台 ×3台 ÷0.4時間/個 =1125個
B・・・160時間/台 ×2台 ÷0.3時間/個 ≒1066個
C・・・170時間/台 ×4台 ÷0.7時間/個 ≒ 971個 ○
D・・・180時間/台 ×7台 ÷1.2時間/個 =1050個
問72/ウ
ア メッセージ通信処理システム (MHS: Message Handling System)
イ 付加価値通信網 (VAN: Value Added Network)
ウ ○ 電子データ交換 (EDI: Electronic Data Interchange)
エ 電子発注システム (EOS: Electoronic Ordering System)
問73/イ
ア 事業部制組織とは,製品や市場ごとに社内組織を分割し,利益責任単位として権限と目標が与えられるもの
イ ○ 職能別組織とは,研究開発,生産,販売,経理といった同じ職能をおこなう単位で社内組織を分割するもの
ウ プロジェクト組織とは,プロジェクト(特定目的のために,定められた期間と資源の範囲で実施する非定常的な活動)を遂行するために随時編成するもの。プロジェクトの達成後には解散されるという特徴がある
エ マトリックス組織とは,職能別組織・事業部制組織などの異なる組織構造を交流させ,指揮命令系統を多次元化したもの
問74/イ
ABC分析とは,商品ごとに売上高を求めて,全売上高に対する構成比の高いものから降順に累積構成比をパレート図として描き,売れ筋商品やそうでない商品などA~Cの管理グループに分ける分析手法。
問75/ウ
A 0×0.9 + 1500×0.1 = 150
B 40×0.9 + 1000×0.1 = 136
C 80×0.9 + 500×0.1 = 122 ←〇期待費用が最も低い案
D 120×0.9 + 200×0.1 = 128
問76/エ
先入先出法なので,払い出された計60個の内訳は,1日受入の10個 + 4日受入の40個 + 7日受入の10個となる。
よって,当月末の在庫の評価額は,7日受入の20個 + 10日受入の10個 = 130円×20個 + 110円×10個 = 3700円。
問77/ア
ア 〇 売上総利益=売上高-売上原価
イ 営業利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費
ウ 経常利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外損益
エ 当期純利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外損益+特別損益
問78/イ
国・地方公共団体の機関・独立行政法人・地方独立行政法人が作成する,告示・訓令・通達その他これらに類する著作物は,権利の目的となることができない(著作権法 第13条)
問79/ア
ア 〇 特許 ・・・自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの
イ 著作物・・・思想又は感情を創作的に表現したもの
ウ 意匠 ・・・物品の形状,構造又は組合せに係る考案
エ 美感が要点となるのは芸術といえる
問80/エ
ア 金融商品取引法違反(インサイダー取引)
イ 刑法違反
ウ 著作権法違反
エ 〇 不正アクセス禁止法違反