このページの本文へ移動 | メニューへ移動

河合塾グループ河合塾

就職・資格

Work License

平成22年(春)ITパスポート 解答&解説

Microsoft IT Academy Award 2009,日本で唯一,最優秀賞を6年連続で受賞。トライデントコンピュータ専門学校は今年も,日本全国のMicrosoft IT Academy認定校 90余校の頂点に輝きました。

皆さまからのご意見を参考に,この解説をより良いものにしていきたいと思います。
「私はこう解いた」「こういう説明の方が分かりやすい」など、
具体的なご意見がありましたらtcc-info@kawai-juku.ac.jpまでお寄せください。

試験日 平成22年4月18日

問1/ア
ア ○ M&Aとは,Mergers and Acquisitionsの略で,企業の合併・買収の総称
イ R&Bとは,Research and Developmentの略で,企業の研究・開発業務および部門を指す
ウ アライアンスとは企業提携のこと。資本関係を伴う場合には強いアライアンスとなり,M&Aも強いアライアンスに分類される
エ 技術提携とは,資本関係を伴わず技術だけの提携関係。弱いアライアンスに分類される
問2/イ
棒グラフからA社よりB社の売上高の伸び率が高いことがわかる。また,折れ線グラフから営業利益はA社の方が高いことがわかる。
問3/エ
ブレーンストーミングとは,会議の参加メンバーが自由奔放にアイデアを出し合うアイデア発想法で,「質より量」「批判禁止」「他人の意見に便乗はOK」などのルールがある。
問4/ウ
B社が作成したものをベンダ企業に配布し,ベンダ企業はそれを基に提案書を作成していることから,空欄aにあてはまるものは「RFP(提案依頼書:Request For Proporsal)」であることがかる。
ア NDAとは秘密保持契約のこと(Non-Disclosure Agreement),
イ RFIとは情報提供依頼書のことで(Request For Infomation),RFPを作成するための基礎資料としてベンダ企業に提供を要求する
ウ ○ RFPとは提案依頼書のことで(Request For Proporsal),情報システムの導入や業務委託を行なうにあたり,発注先候補の業者に具体的な提案を依頼する文書のこと
エ SLAとはサービス品質保証契約と訳され(Service Level Agreement),サービス提供者と顧客の間でサービスの内容と範囲・品質に対する水準を明文化して合意を得るための文書のこと
問5/イ
売上高 - 売上原価 - 販売費及び一般管理費 = 営業利益 なので,
7,500-6,000-1,000=500
問6/ウ
損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 売上高
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷(1 - 変動費率)
変動費率 = 変動費 ÷ 売上高
ア 売上に占める固定費が大きいほど,損益分岐点比率も高くなる
イ 損益分岐点比率が高いほど,売上に対する利益は少なくなる
ウ ○
エ 変動費率が高くなれば,損益分岐点は大きくなり,損益分岐点比率も高くなる
問7/エ
ビジネスモデルとは,ビジネスの仕組み,すなわち,どのような事業でどのように利益をあげていくのかという「儲けを生み出す仕組み」のこと。このビジネスモデルが発明として成功すれば特許の対象となる。
ア 意匠法とは,デザインを保護する法律
イ 商標法とは,商標(トレードマーク)を保護する法律
ウ 著作権法とは,著作物(音楽,絵画,映画,写真,小説,コンピュータプログラムなど)を保護する法律
エ ○ 特許法
問8/エ
ア MRP(資材所要量計画:Materials Requirements Planning)
イ POS(販売時点情報管理:Point Of Sale)
ウ SCM(供給連鎖管理:Supply Chain Management)材料の調達・製造・流通・販売という商品供給の流れを共有・管理する手法
エ ○ SFA(営業支援システム:Salse Force Automation)
問9/イ
ア コアコンピタンスとは,他社に真似できない核となる力のこと
イ ○ バリューチェーンマネジメント(価値連鎖管理:value chain management)とは,製品やサービスを顧客に提供するという企業活動を,調達/開発/製造/販売/サービスに分類し,この活動が最終的な付加価値にどのくらい貢献しているかをみいだす手法
ウ プロダクトポートフォリオとは,市場成長率と市場占有率の観点から,製品を「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」に分類し,資源配分の効率化をはかるための手法
エ プロダクトライフサイクルとは,商品が市場に投入されてから,導入,成長,成熟,衰退と経て姿を消すまでの流れ
問10/エ
子会社を含めた企業集団の財政状態を表すものなので,「連結」財務諸表となる。
ア 株主資本等変動計算書とは,貸借対照表の純資産の変動状況を表すもの
イ キャッシュフロー計算書とは,会計期間における資金(現金及び現金同等物)の増減を示したもの
ウ 損益計算書とは,会計期間における収益と費用の状態を表すもの
エ ○ 貸借対照表とは,資産と負債,純資産を対比して示したもの
問11/イ
商品Aの期待値...60×0.2+50×0.5+40×0.3=45億円,予想利益...45-20=25億円
商品Bの期待値...80×0.2+40×0.5+20×0.3=42億円,予想利益...42-10=32億円
商品Cの期待値...100×0.2+50×0.5+0×0.3=40億円,予想利益...40-15=25億円
よってBの予想利益が最大となる。
問12/イ
SLCPにおける企画プロセスのシステム計画の立案では,システム化構想とシステム化の基本方針の立案,対象業務の分析,開発スケジュールや概算コスト,投資効果といったシステム化の全体像を明らかにする作業がある。
ア 要件定義プロセスで行う
イ ○
ウ 開発プロセスのシステム要件定義で行う
エ 開発プロセスのテスト段階で行う
問13/ウ
ASPとは(Application Service Provider:アプリケーションサービスプロバイダー),サーバー上のアプリケーションをインターネット経由でユーザーに提供する事業者
ア ISP (Internet Service Provider:インターネットサービスプロバイダー)
イ SNS (Social Network Service:ソーシャルネットワークサービス)
ウ ○
エ SOA (Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)
問14/ウ
DFDとは (Data Flow Diagram:データフローダイアグラム),業務プロセスをモデル化する手法の一つで,データと処理の流れを視覚的に図式化したもの。
問15/イ
組込みソフトウェアとは,家電製品や機器等に組み込まれるコンピュータシステム(エンベデッドシステム:embedded system)のことで,対象となるハードウェアは一般的なパソコンではなく専用のハードウェアであることが多い。
ア CADシステムの説明
イ ○
ウ PC上の画像編集ソフトウェアは組込みシステムではない
エ 表計算ソフトのマクロ計算ソフトウェアは組込みシステムではない
問16/エ
ア 経営課題とは,経営上解決しなければいけない問題
イ 経営計画とは,企業の将来の方向を示したビジョンを具現化するための意思決定計画であり,長期・中期・短期の別に策定されるもの
ウ 経営戦略とは,企業活動を成功に導くにはどうしたらよいか,企業がめざす方向,成功への指針
エ ○ 経営理念とは,企業が活動する際に指針となる基本的な考え方であり,企業の存在意義や価値観などを示したもの
問17/ア
TOBとは(株式公開買付:Take Over Bid),株の買い取りを希望する人が「買い付け価格」「期間」を公表して不特定多数の株主から買い取る方式。
問18/エ
共通フレーム2007(SLCP)における要件定義プロセスの「業務要件の定義」に関する出題。
ア 開発に必要な体制・資源を定義するのは,開発プロセス
イ システム戦略に基づいてシステムの全体像を定義するのは,企画プロセス
ウ システムを構成するソフトウェアの動作や処理内容を定義するのは,開発プロセス
エ ○ 利用者のニーズを考慮して,業務手順や責任・権限を定義するのは,要件定義プロセス
問19/エ
ディスクロージャとは(Disclosure),情報公開と訳され,経営状況を外部に公開することをいう。
問20/ウ
BSCとは(バランススコアカード)は,財務の視点/顧客の視点/業務プロセスの視点/学習と成長の視点,の4つの視点を使った業績評価システム。
ア 業務プロセスの視点には,開発効率などが該当する
イ 財務の視点には,キャッシュフローなどが該当する
ウ ○ 顧客の視点には,市場占有率・顧客満足度などが該当する
エ 学習と成長の視点には,特許取得件数などが該当する
問21/ア
-初期投資額-(+システム効果-メンテナンス費用)×対象年数,をそれぞれ計算する。
A...-250-(+ 80-25)×5年 = -250+275 = +25
B...-450-(+140-45)×5年 = -450+475 = +25
C...-700-(+200-70)×5年 = -700+650 = -50
採算性がある,すなわち,最終的にプラスになるのは,システム開発案件AとB。
問22/エ
ハウジングサービスとは(housing service),通信事業者のサーバを借りる(レンタルサーバ)のではなく,顧客が用意したサーバを通信事業者の施設(データセンター)に持ち込むもの。
ア 顧客自身のサーバなので,アプリの導入・更新は自らおこなわねばならない
イ 顧客自身のサーバなので,サーバの購入費用・運営負荷の費用は自らが負う
ウ 顧客自身のサーバなので,OSなどの更新作業は自らおこなわねばならない
エ ○ 通信事業者は多くの顧客にサービスを提供しているので,ネットワークや施設に関する費用はそれを自社で設置する場合と比べて割安となる
問23/エ
「QC 7つ道具」に関する出題。
ア 特性要因図(フィッシュボーンチャート)
イ 散布図
ウ 層別
エ ○ パレート図,ABC分析
問24/ア
JANコードとは(Japanese Article Number),日本における商品識別バーコードの規格。
国コード,メーカーコード(製造会社),商品コード,チェックディジットの4種類のデータが組み込まれている。
問25/ア
著作権法 第30条(私的使用のための複製)
「著作権の目的となっている著作物は,個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは,次に掲げる場合を除き,その使用する者が複製することができる。」
問26/ウ
注文者による購入の意思表示が販売者に到達し,販売者によるその承諾の意思表示が注文者に到達した時点で,取引が成立する。
問27/ウ
ロングテールとは,インターネット店舗における商品売上の特徴を示すキーワード。実店舗では物理的な制約から販売棚に並べることができなかったマイナーな商品も,ネット店舗では電子情報として平等に並べることができ注目されやすくなった結果,たまにしか売れない大多数の商品の売上(これが,長い尻尾)も合算すると売上全体のうちの大きな部分を占めるようになる。つまり,ネット店舗での売上は,実店舗における「パレートの法則(80:20の法則)」に合致しないということ。
ア インターネットオークション(internet auction:インターネット競売)
イ バーチャルモール(virtual mall:仮想商店街)
ウ ○ ロングテール(long tail:長い尻尾)
エ アフィリエイト(affiliate:提携する)
問28/ア
取得費用をcとおくと,採算評価の式(採算がプラスとなる)は次のようになる。
-c+(+110-0.01c)×10年間 > 0
110×10 > c+0.1c
1100 > 1.1c
1100÷1.1 > c
1000 > c
問29/イ
業務の流れは,UMLの中のアクティビティ図を用いて図式的に記述できる。
E-R図(実体-関連),親和図法(具象-要約),ロジックツリー(目的-手段)はいずれも概念を静的に整理するもの。
問30/エ
『不正アクセス行為の禁止等に関する法律』が定める不正アクセスとは,(1)電気通信回線を通じたアクセス,(2)他人の識別符号あるいは識別符号以外の情報や指令の入力,(3)アクセス制御により本来制限されている機能の利用,という条件を満たす必要がある。
問31/イ
全体の作業量をwとおくと,
Aさんの一日の作業量は w/10,Bさんの一日の作業量は w/15。
AさんとBさんが一緒に作業した場合の一日の作業量は,
(w/10 + w/15)=(3w/30 + 2w/30)= 5w/30 = w/6。
よって,AさんとBさんが一緒に作業すると全作業は6日間で終了する。
問32/ウ
サービスマネジメントのPDCAサイクルと解答群との対応は次のとおり。
ア...計画(Plan) → エ...実行(Do) → イ...評価(Check) → ウ...改善(Act)
問33/ウ
ア 結合テストは正常に終了しているので,やり直しても同じ結果になる可能性が高い
イ テスト要員を増やしても,不良が多発している原因究明には直接結びつかない
ウ ○ 問題のあるプログラムの品質を再評価する
エ 問題のあるプログラムをテスト対象から外しては,テストをおこなう意味がない
問34/エ
ア 運用テスト
イ 単体テスト
ウ 単体テスト
エ ○ 結合テスト...プログラム間のインタフェースの確認
問35/エ
このアローダイアグラムを解くと,
クリティカルパスは,A→B→D→F→G の全17日間,
Cの最早結合点日時は3(A→C が3日間なので),
Fの最遅結合点日時は13(17日間-(F→G の4日間))。
よって式は,次のようになる。
Cの最早結合点日時 + C→Fの作業日数 - 余裕日数 = Cの最早結合点日時
3+6+余裕日数 = 13
余裕日数 = 13-3-6 = 4日間
問36/イ
機能追加となる変更を受け入れることで,システム開発上の新たな問題が生じたり,開発期間の延長,開発予算の増大など,合意済みのシステム要件を大きく変更せざるを得ない事態が発生する可能性がある。一担当者の判断で変更を受け入れることはできず,決定権をもつ会議や責任者の手によって変更受入の可否を決定する必要がある。
問37/ア
SLCPとは(Software Life Cycle Process),ソフトウェアの一連のライフサイクル(企画,開発,運用,廃棄)における各業務(プロセス)について作業項目を網羅的に規定したもの。発注側(ユーザー企業)と受注側(ベンダー)が「共通の言葉」で話すための枠組みとなるもので,改訂・追加を経て現在では「共通フレーム2007」として規定されている。
問38/ウ
内部統制とは,組織が業務を適正に遂行するために,基準やルール・業務手続きを定めて,組織内部で管理・監視をおこなっていくこと,あるいは,そのシステム。
情報モラル(選択肢ア)は明確に文書として定められていない倫理観・了解事項なども含む概念なので適切ではない。
問39/ウ
ファシリティマネジメントとは(facility management),日本語で「設備管理」のこと。ソフトウェアや運用体制ではなく,立地・施設・設備・設置場所など物理的な環境に関する管理を指す。
問40/ウ
ア 各ワークシート内でテストが完了するので,単体テストに相当する
イ 各ワークシート内でテストが完了するので,単体テストに相当する
ウ ○ 複数のワークシート間でデータが連携されるので,結合テストに相当する
エ 手計算で結果を確認しているので,ワークシート間のデータの連携はない
問41/イ
解答群はすべて,ITIL(※)の書籍の一つ「サービスサポート」の構成要素となるプロセス名称である。問48も参照。(※ ITサービス管理におけるベストプラクティス(優れた事例集))
ア インシデント管理とは,インシデント(事件)の発生から対策,解決までの一連の流れを管理するプロセス
イ ○ 構成管理とは,IT資産を網羅的に洗い出し,管理台帳として維持管理・監査を行うプロセス
ウ 問題管理とは,インシデントや障害原因の追及と恒久的な対策および再発防止策の策定を行なうプロセス
エ リリース管理とは,変更管理プロセスで承認された内容を,実際のサービス提供媒体へ反映する作業を管理するプロセス
問42/ウ
システム監査とは,監査対象から独立かつ客観的立場のシステム監査人が情報システムを総合的に点検及び評価し,組織体の長に助言および勧告するとともにフォローアップする一連の活動のこと。解答群のうち監査対象からの独立性が示されているのは選択肢ウのみ。
問43/ウ
ア A/Dコンバータとは,アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する電子回路
イ RAIDとは,複数台のハードディスクを組み合わせて耐故障性・高速性を実現する技術
ウ ○ UPSとは,無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)を指す
エ ファイアウォールとは,外部のネットワークからの攻撃や不正アクセスから内部のネットワークを防御するためのソフトウェアやハードウェア
問44/イ
ア 見積り対象を細分化し,個々の作業それぞれについて見積り,積算することがある
イ ○ 開発予算と実績の差異を監視し,必要に応じて計画変更を行う
ウ 開発予算にはプロジェクトに参加する社員の人件費も含める
エ 過去に類似したプロジェクトがあれば,その実績値を参考にして見積りを行なうことがある
問45/ウ
内部統制は,業務遂行における不正や誤りを防止するために,社内規定の整備や業務のマニュアル化を進めて,規律を守りながら目標を達成させること,あるいは,その仕組み。
監査役・監査人は,助言や勧告はおこなうものの,実際に運用・実行する権限は持たず,最終責任も有しない。株主は株式会社の出資者であり,企業の運営は経営者(取締役,執行役員など)に委ねている。内部統制の最終責任は経営者にある。
問46/ア
ア ○
イ 各開発担当者が作成した進捗報告書を精査し,問題点を認識した上で報告を行なう
ウ 口頭で行う場合もあるし,記録としての側面を重視して報告書で行なう場合もある
エ 定期的に行なわれる会議には,必ずしも全員が参加する必要はない
問47/エ
ア プログラムごとのテスト(単体テスト)を行なわずに結合テストをすることはない
イ システムテストのテスト仕様は,システム要件を定義する際に構想しておく
ウ 運用テストでのテストデータは,システムの利用者が準備する
エ ○ 単体テストでは,ロジックの網羅性も含めてプログラムをテストする
問48/イ
インシデント管理と問題管理,ともにITIL「サービスサポート」の構成要素となるプロセス名称である。問41も参照。
ア 問題管理に関する説明
イ ○ インシデント管理に関する説明
ウ 変更管理に関する説明
エ 問題管理に関する説明
問49/エ
ソフトウェアの受入れとは,ソフトウェアの取得者(ソフト開発の発注者,顧客)が,完成したソフトウェアを開発者側から引き渡してもらうこと。
ア 受入れでは,開発者は取得者を支援しなければならない
イ 受入れでは,システム要件定義書に基づいて取得者がテストする
ウ 受入れは取得者が主体的に行う
エ ○ 受入れは,そのソフトの取得者が行い,開発者は受入れを支援する
問50/ウ
ア システム方式設計とは,システムの構成・方式を決定する段階
イ システム要件定義とは,システムの目的・役割・範囲・性能などを定義する段階
ウ ○ 流れ図により詳細な動作ロジックが記述されているので,詳細設計の段階
エ ソフトウェア要件定義とは,ソフトウェアの性能・特性・機能などを決定する段階
問51/ウ
ア 動作ロジックの検討とコーディングは,プログラミング段階での作業
イ テスト用データで試してみるのは,テスト(単体テスト)での作業
ウ ○ 必要なデータ項目を洗い出すのは,ソフトウェア要件定義の段階
エ 実運用データの入力は,運用段階での作業
問52/エ
(1×20)+(1×2-1)+(0×2-2)+(1×2-3)
=1+0.5+0.125
=1.625
問53/イ
解答群のすべてで[A←B]処理が実行されている。
この処理を実行すると初めに変数Aに格納されていたデータが変数Bに格納されていたデータに置き換えられてしまうので,それ以前に変数Aのデータを退避する処理が必要となる。したがって,選択肢ア・イのどちらか。
さらに[A←B]処理を実行後に退避したデータを変数Bに格納する処理が必要となる。よって最終的に,正解は選択肢イ。
問54/ウ
暗号化されたメールは受信者のみが復号できるようにしなければならないため,受信者の秘密鍵で復号することになる。秘密鍵と公開鍵はペアで作成するため,受信者の秘密鍵で復号できるデータを暗号化した鍵は「受信者の公開鍵」となる。
問55/ウ
セルに入れた式を複写すると,式が参照するセル位置も相対的に変化する。
セルD4に入れる式を B4*(1.0+D2) としたとき,
これを1つ右の列のセルE4に複写すると C4*(1.0+E2) となり,左項(税抜き価格)のセルの列番号が変化してしまう。
また,1つ下の行のセルD5に複写すると B5*(1.0+D3) となり,右項(税率)のセルの行番号が変化してしまう。
さらに,右下のセルE5に複写すると C5*(1.0+E3) となり,左項(税抜き価格)のセルの列番号と,右項(税率)のセルの行番号がともに変化してしまう。
したがって,左項(税抜き価格)のセルの列番号と,右項(税率)のセルの行番号は絶対参照にする必要がある。
問56/イ
ア OSとアプリケーションプログラム間のインターフェースはOSごとに異なるので,OSの種別を意識しなければならない。
イ ○
ウ OSはファイルの文字コードを自動変換する機能を持たないので,文字コード種別の違いを意識しなければならない。
エ OSとアプリケーションプログラム間のインターフェースは公開されるが,OSのソースコードの公開は義務付けられてはいない。
問57/ウ
平均故障間隔は,システムの稼動時間 ÷ 故障回数 で求めることができる。
よって,(300+200+100)時間 ÷ 3 = 200時間。
問58/ア
ア ○ MIMEにより,画像などの添付ファイルを電子メールで送ることができる
イ S/MIME(Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions)に関する記述である
ウ HTMLメールに関する記述である
エ POP3(POP Version 3)に関する記述である
問59/エ
ア CSS(Cascading Style Sheets)に関する記述である
イ HTTPS(Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer)に関する記述である
ウ CGI(Common Gateway Interface)に関する記述である
エ ○ Cookieとは,Webサーバからの情報をブラウザに一時的に保存する仕組み
問60/ア
サンプリングデータの符号化ビット数を8ビットから16ビットに変更することに関する問題。
ア ○ 音の振幅をより細かく記録できる
イ サンプリング回数は変化しないが,データ量は2倍に増加する。
ウ データ量が2倍に増加するのでCPUの負担は増す
エ シャノンの標本化定理により,記録できる周波数の上限を高くしたいのなら,サンプリング周波数を高くせねばならない
問61/イ
組織における情報セキュリティの方針を明文化したものを情報セキュリティポリシーと呼び,その構成要素は階層構造の上位から順に,基本方針(ポリシー),対策基準(スタンダード),実施手順(プロシージャ)と呼ばれる。
問62/エ
非対称デジタル加入者線 (ADSL: Asymmetric Digital Subscriber Line) に関する出題。
ア 光ファイバは用いず,既存の電話加入者線(メタル回線)を使用する
イ 自宅から収容局までの距離が長いと,通信速度が急激に低下する
ウ 音声信号とデータ信号を別周波数で送信するので通信速度は変わらない。
エ ○ 上り(自宅→収容局)より 下り(収容局→自宅)の方が速い(非対称)
問63/ウ
XMLとは (eXtensible Markup Language),「拡張可能なマークアップ言語」の訳語が示すとおり,文書やデータの意味・構造を記述できるマークアップ言語の一つで,利用者が独自のタグ(tag)を指定できる。
問64/ウ
ア スキャナとは,写真や絵,文字原稿などを光学的に読み込み,データに変換する装置
イ モデムとは,ディジタル信号とアナログ信号の相互変換を行う装置
ウ ○ ルータとは,データの通信経路を制御し,ネットワーク間を中継する装置
エ Webサーバとは,Webページのデータ蓄積や提供を行うコンピュータ
問65/エ
ア アクセス許可によって実現する
イ ウイルス対策ソフトによって実現する
ウ 暗号化によって実現する
エ ○ ディジタル署名により,取引相手の本人証明および改ざんがないことを確認できる
問66/ア
キャッシュメモリとは,CPUコアと主記憶の間にある高速・小容量のメモリ。使用頻度の高いデータを一時的に蓄積しておくことで,低速な主記憶へのアクセスを減らすことができ,処理を高速化できる。
問67/イ
A列の値をA,B列の値をBとすると,「A≦Bの行をすべて取り除いた残り」ということは,A>Bの行を数えればよいということ。A=0の時はBは該当なしで0個。A=1の時はB=0の1個。A=2の時はB=0とB=1の2個。以下,同様に続けてA=9の時は9個となる。よって0+1+2+3+4+5+6+7+8+9を求めればよく,答は45行。
問68/エ
ア DNSサーバとは,ドメイン名とIPアドレスの対応情報を管理しているサーバ
イ サーチエンジンとは,インターネットで公開されている情報を集めてキーワード検索できるWebサイト,あるいは,その検索ソフト。GoogleやYahoo!が有名である
ウ スイッチングハブとは,データリンク層(OSI第2層)レベルでフレームの流れを制御できるネットワーク接続装置(HUB)
エ ○ ファイアウォールとは(防火壁),外部からの不正アクセスを防ぐために内部ネットワークと外部ネットワークの間に置かれる装置
問69/イ
ア (A∧B)は,Aの部分集合である(選択肢イの文そのもの)
イ ○
ウ (A∧B)は,(A∨B)の部分集合である
エ Aは,(A∨B)の部分集合である
問70/ウ
4人の場合,共通鍵暗号方式で必要な鍵の数は「AはB,C,Dとの3個」「BはC,Dとの2個」「CはDとの1個」「Dは0個(これまでの場合分けですでにカウント済)」。よって3+2+1+0=6個必要である。10人の場合も同様の考え方で,9+8+7+6+5+4+3+2+1+0=4545個必要である。
問71/エ
ア ISPとは,インターネット接続業者(Internet Services Provider)を指す
イ PNGとは,JPEGやGIFに代わってWWW上で広く使われることを目指して開発された画像フォーマットの一つ
ウ S/MIMEとは,電子メールの暗号化・デジタル署名で用いられる標準的なプロトコル
エ ○ SSLとは,おもにHTTPの暗号化・デジタル署名で用いられる標準的なプロトコル
問72/ア
ア ○ ハードディスクのデータ消去と呼ばれる。そのためのツールが存在する
イ ハードディスクの論理フォーマットだけでは,データを復元可能
ウ ファイルをごみ箱に捨てるだけでは,データを復元可能
エ パスワードを発見されたり初期化されたら,データにアクセス可能
問73/イ
ア MPEG動画の再生速度は変わらない
イ ○ 1280x960から1024x768に変更することで,画面に表示される文字が大きくなる
ウ 縮小なしで表示できた画像が,縮小しないと表示できなくなる
エ VRAMの容量は変わらないので,表示色数は変わらないか若干多くなる
問74/エ
電子透かし(digital watermarking)とは,画像などの元データに別のデータを埋め込む技術で,元データからの変化が一見して分からないのが特徴。
ア 暗号化ではないので,解読鍵は不要
イ 透けて見える別画像を重ねるのではなく,元画像そのものにデータを埋め込む
ウ データのコピー回数を制限するものではない
エ ○
問75/エ
キャプチャとは(CAPTCHA),データ入力している相手が人間であることを確認するため,意図的にコンピュータには読み取りづらく歪められた文字列画像。プログラムによる自動投稿や大量の自動ユーザー登録を排除するために用いられる。
問76/ウ
タイムチャートを描くと次のようになる。
ジョブ1 123
ジョブ2 ____5678
ジョブ3 _____待待待91011
ジョブ4 _______待待待待1213141516
ジョブ4は7秒後に到着するが,ジョブ3終了の11秒後になって処理開始され,16秒後に処理終了となる。よって,16-7=9秒間を要する。
問77/イ
直列接続の稼働率はそれぞれの処理装置の稼働率の積で求められる。稼働率=0.5の場合,システム全体の稼働率は0.5×0.5=0.25となる。これに該当するグラフは選択肢イのみ。
問78/イ
ア IrDAとは,赤外線を利用した近距離データ通信の標準規格
イ ○ RFIDとは,情報を記録させた小型のICタグで非接触状態で無線通信できる
ウ バーコードとは,印刷された太さの異なる線と間隔の組合せでデータ表現するもの
エ 無線LANとは,無線通信でデータの送受信をするLANのこと
問79/イ
「改善額が200万円」より「改善額100万円未満」の条件はN,「期間短縮3日」より「期間短縮1週間未満」の条件はYとなる。この2つの条件がともに成り立つ列は,表の右から2列目となり,報奨は10,000円となる。
問80/イ
ア コンピュータに装着されたLANカードは,MACアドレスによって識別される
イ ○ 通信相手のアプリケーションソフトは,TCPポート番号によって識別される
ウ 通信相手のコンピュータは,IPアドレスによって識別される
エ 無線LANのアクセスポイントは,SSID(ESSID)によって識別される
問81/イ
フラッシュメモリに関する問題。
ア 何度でもデータの読み書きが可能
イ ○ 記録内容の保持に電源供給を必要としない
ウ 小型化が容易で,ディジタルカメラの記録媒体にも利用されている
エ 電子的にデータの読み書きをおこなう
問82/ア
排他制御がおこなわれていない状態に関する問題。
データ1の内容をトレースすると,初期値5 → (1)5 → (2)5 → (3)15 → (4)4。
問83/イ
主キーは,関係データベースにおいて行を一意(unique)に識別するための情報であり,キーの重複および空値(null)は許されない。
検索条件の指定や算術演算の対象となるのは,主キーに限らずすべての属性が該当する。
問84/ウ
TCOとは(総保有コスト:Total Cost of Ownership),システムの導入および維持運用,管理などにかかる費用の総額のことである。
問85/ウ
スタック操作に関する問題。
ア (1)(2)(1)(3)で可能
イ (2)(1)(1)(3)で可能
ウ ○ Zを一番最初に出力するには,(2)でXをpush,(2)でYをpushせねばならない。このとき,Xの上にYが乗っているため,Xを先に出力することができなくなる。
エ (2)(2)(1)(3)(3)で可能
問86/ア
サーバの仮想化技術とは,1台の物理サーバ上で複数台の仮想的なサーバを動作させ,それぞれ異なるOSやアプリケーションを稼働させることが可能な技術である。
問87/ウ
ア DoS攻撃とは(サービス拒否攻撃:Denial of Services),ネットワークを介してターゲットに膨大な不正データを送りつけ,サービス不能状態にする攻撃
イ 総当たり攻撃とは暗号解読手法の一つで,考えられるすべての鍵のパターンを使って解読を試みる攻撃
ウ ○ ソーシャルエンジニアリングとは,人間の隙・油断・ミスにつけ込む攻撃
エ バックドア(裏口)とは,クラッカーがサーバに仕掛けた不正侵入口のこと
問88/イ
標本化・量子化に関する問題。
ア 01 01 00 10 11
イ 01 00 10 11 01 ←正解○
ウ 01 00 10 11 10
エ 01 00 10 10 01
問89/イ
サブシステム1,サブシステム2などが個々のソフトウェア単位を表しており,共通フレーム2007(SLCP)を参照すれば,「サブシステム1」の直下に配置された各作業が(ソフトウェア要件定義,ソフトウェア方式設定,ソフトウェア詳細設計,ソフトウェアコード作成及びテスト,ソフトウェアテスト(単体テスト),ソフトウェア結合(結合テスト),ソフトウェア適格性確認テスト)に対応することが分かる。
選択肢アのシステム監査は開発プロセスの作業ではない。
よって,システム要件定義と同階層に位置づけられるのは,選択肢イのシステム結合(システムテスト)となる。
問90/ア
ア ○ 問89で解説したとおり,開発の工程別に作業分割している
イ システム要件定義の項目ごとにチェックするのは,システム適格性確認テスト
ウ ソフトウェア(サブシステム)ごとに作業分割したのは,1つ上の段階
エ モジュールごとに作業分割したのは,ソフトウェア詳細設計の下の段階
問91/ウ
クリティカルパスの工数は,画面一覧(4人日)+画面フロー(6人日)= 10人日。
田中さん一人が担当するので作業日数は 10人日÷1人=10日。
問92/イ
ア 帳票レイアウト作業(10人日)は佐藤・田中の2人で担当するので,土日を除いて作業は5日間で終了する
イ ○ 田中さんは画面フローの作業終了日が6月16日となる。よって田中さんは作業が重なり,帳票レイアウトの作業を6月13日に開始できないので,その終了日を6月19日に設定できない。
ウ イの解説を参照
エ 工数が多いからといって作業期間を長めに見積もる必要はない。人を投入すれば作業期間を調整できる
問93/イ
貸出表の行は返却時に削除されるものではないので,(文献番号,社員番号,貸出日)の3つから成る複合キーを主キーとしなければ行を一意に識別できない。
問94/ア
DFDにおいて上下の平行線で示される記号はデータストアと呼ばれ,ファイルやデータベースなどの蓄積データを意味する。
貸出処理では社員表と文献表が参照され,貸出表の行が新規作成される。したがってaが貸出処理,cが返却処理であることが分かる。
bは貸出処理で出力(作成)され,返却処理で入力(参照)と出力(更新)がされていることから貸出表だと判断できる。
問95/ア
処理dは次の「該当する貸出レコードがあるか」という条件を調べるための準備である。選択肢(4)だとその文献が過去に貸出があったかどうかが分かるだけで,現在貸出可能かどうかの判断はできない。よってdは選択肢(3)となる。返却日が空白値のデータは現在貸出中であるので,fが(2)の「貸出中」であり,eが(1)の「貸出可能」となる。
問96/ウ
ア 貸出日が空白値の行は存在しない
イ すでに返却されている文献も含まれてしまう
ウ ○
エ すべての未返却文献(2週間以内も含む)が抽出されてしまう
問97/ア
「(1) 営業拠点数が他社よりも少ない」は,自社の問題なので「内部環境」,またきめ細かい営業活動が展開しにくいので「不利な条件」となる。
「(2) 競合するT社の健康菓子事業の撤退が決まった」は,他社のことなので「外部環境」,また競合他社が競合製品事業から撤退すればシェアが拡大する可能性が極めて高いので「有利な条件」となる。
問98/ウ
SWOT分析の各キーワード(強み Strengths,弱み Weaknesses,機会 Opportunities,脅威 Threats)への対応は次のとおり。
強み...内部環境かつ有利な条件...(3),(8)
弱み...内部環境かつ不利な条件...(1),(5)
機会...外部環境かつ有利な条件...(2),(4)
脅威...外部環境かつ不利な条件...(6),(7)
問99/イ
ア 弱み(1)への対策
イ ○ 強み(8)を更に延ばすための方策。CRMとは(顧客関係管理:Customer Relationship Management),情報システムにより企業が顧客とのより密接かつ長期的な関係を築く手法のことで。
ウ 脅威(7)への対策
エ 脅威(6)への対策
問100/エ
方針案2を進めた場合には市場シェアが第2位になる。したがって「自社の強みで他社を攻撃」という戦略をとることになる。S社は「高い商品企画力」が強みであるので,ここに資金を投入し競争力の高い商品を開発するのがよい。
ア 模倣によるコストの節約...それ以外の企業
イ 特定ニーズへの適応...市場シェアが3位以下だが,特定商品はシェア1位の企業
ウ 市場全体の規模拡大...市場シェアが1位の企業
エ ○ 自社の強みで他社を攻撃...市場シェアが2位の企業