このページの本文へ移動 | メニューへ移動

河合塾グループ河合塾

就職・資格

Work License

平成25年(秋) ITパスポート(iパス) 過去問 解答&解説 2013年

マイクロソフトITアカデミーAward 2012,日本で唯一,最優秀賞を10回連続で受賞。
トライデントコンピュータ専門学校は,日本全国のMicrosoft IT Academy認定校140余校の頂点に輝きました。

皆さまからのご意見を参考に,この解説をより良いものにしていきたいと思います。
「私はこう解いた」「こういう説明の方が分かりやすい」など、
具体的なご意見がありましたらtcc-info@kawai-juku.ac.jpまでお寄せください。

平成25年度 秋期 ITパスポート 公開問題

問1/エ
A社に著作権が帰属する形でシステム開発をしたい。
①A社は開発の全てを委託する。
②A社は開発を委託した会社と機密保持契約を締結する。
③A社の社員と派遣社員によって開発する。
また,A社と委託先との間で著作権に関する特段の契約や取決めはない。
以上のことを踏まえて,①~③の条件を考える。
①特段の取り決めがなく全てを委託する場合,著作権は委託先(受託側)の会社に帰属する。(参考:業務委託契約書の中で著作権の帰属を明記することでトラブル防止になる)
②機密保持契約と著作権の間に直接の関係はないため,②の条件は著作権帰属問題に影響しない。
③A社が主体となって開発するため,著作権はA社に帰属する。
ア ①②:②の条件を無視できるため,著作権は委託先(受託側)の会社にある。
イ ①③:著作権をA社に帰属させるためには,①の条件が不要。
ウ ②③:②の条件を無視できるため,著作権はA社に帰属する。
エ ○ ③:正解
問2/ア
「株式注文時の責任者承認における例外ルール」は業務運用上のルールであって,システム構築上の問題ではない。
ア ○ 業務要件の定義とは,業務上のルールを明らかにすること。
イ システムテスト要件の定義とは,システム要件定義の際にテストに関する事柄を明らかにすること。
ウ システム要件の定義とは,機能要件(※1)をもとに,システムに求められる機能を明らかにすること。
エ ソフトウェア要件の定義とは,ソフトウェアに必要な機能を明らかにすること。
(※1:機能要件とは,システム上の処理内容や扱うデータの種類,画面を構成する要素などに求められる要件を指す。ちなみに非機能要件とは,機能面以外の要件のことで,性能・信頼性・拡張性・セキュリティなどに関する要件を指す)
問3/エ
総資産(asset)は,株主資本(equity:自己資本)と負債(他人資本)で構成される。負債(他人資本)は,有利子負債(社債・借入金)と未払費用等(買掛・引当金)で構成される。株主資本(equity)と有利子負債を合わせたものを投下資本(investment)と呼ぶ。また,"return on"は「......に対する利益」という意味の英語である。
ア ROAとは(Return On Asset:総資産利益率),株主だけでなく,債権者も含めた資金提供者の立場から,企業が所有している資産全体の収益性を表す指標。
イ ROIとは(Return On Investment:投下資本利益率)株主の立場から,企業が,どれだけ資本コストを上回る利益を生み出したかを表す指標
ウ PERとは(Price Earnings Ratio:株価収益率),現在の株価が,前期実績又は今期予想の1株当たり利益の何倍かを表す指標。計算式は「時価総額÷当期純利益」または「株価÷1株あたりの当期純利益」となる
エ ○ ROEとは(Return On Equity:自己資本利益率),自己資本に対して,どれだけの利益を生み出したかを表す指標
問4/ウ
個人情報とは,個人を特定しうる情報を指す。選択肢ウのみ,通常の状態では個人の特定が難しい。
ア 50音別電話帳に記載されている氏名,住所,電話番号
イ 自社の従業員の氏名,住所が記載された住所録
ウ ○ 社員コードだけで構成され,他の情報と容易に照合できない社員リスト
エ 防犯カメラに記録された,個人が識別できる映像
問5/ウ
SCMとは(供給連鎖管理:Supply Chain Manegement),生産・在庫・物流・販売にいたる一連の情報を,(一般的に)複数の企業間にまたがる物流システムとして構築し,物流に関する全体の最適化を図る管理手法。
ア 「売掛金に対する顧客の支払状況を迅速に把握できる」は,販売管理システムの導入効果
イ 「顧客に対するアプローチ方法を営業部門全体で共有できる」は,SFA(営業支援システム:Sales Force Automation)の導入効果
ウ ○ 「顧客の要求に合わせてタイムリーに商品を供給できる」は,SCMの導入効果
エ 「個々の商品への顧客のニーズに対する理解を深めることができる」は,CRM(顧客関係管理:Customer Relationship Management)の導入効果
問6/エ
イ (売上高)-(売上原価) = 売上総利益
ア (売上総利益)-(販売費及び一般管理費) = 営業利益
ウ (営業利益)+(営業外利益)-(営業外費用) = 経常利益
エ ○ (経常利益)+(特別利益)-(特別損失)-(法人税,住民税及び事業税) = 当期純利益
問7/ア
ア ○ 会計監査人とは,企業が作成する計算書類などを監査する人。ちなみに監査とは,法令や規則・規定などの遵守すべきルールに基づいて業務が行われいるかどうかを第三者の立場から評価,検証すること。
イ システム監査人とは,企業のコンピュータシステムの有効性や効率性,信頼性,安全性などを監査する人。
ウ 司法書士とは,不動産や会社の登記・供託の手続き代理や,裁判所・検察庁・法務局へ提出する書類の作成などを行う人。
エ 税理士とは,他人の求めに応じ,税務代理や税務書類の作成,税務に関する相談をする人。
問8/イ
ア JITとは(ジャスト・イン・タイム:Just In Time),トヨタのカンバン方式を指す。必要なものを必要な時に必要な数量だけ生産する方式。在庫の無駄を無くし,生産を効率化・最適化する。
イ ○ MOTとは(技術経営:Management of Technology),技術を活用して新しいモノを生み出していく製造業のための経営学。イノベーション(製品革新や製法革新)の創出を重視する。
ウ OJTとは(オン・ザ・ジョブ・トレーニング:On-the-Job Training),講座や研修の場ではなく,実際の仕事を通じて仕事に必要な知識や技術を教えること。
エ TQMとは(総合的品質管理:Total Quality Management),TQC(全社的品質管理:Total Quality Control)を基盤として,その枠組を業務や経営まで広げた管理手法。
問9/エ
ア アフィリエイト広告とは,成果報酬型広告を指す。ウェブサイトやメールマガジンで企業サイトへのリンクを張り,閲覧者がそのリンクを経由して該当する企業サイトで商品購入等に結び付いた際に,リンク元に報酬が支払われる広告の仕組み。
イ オーバーレイ広告とは,ウェブページのコンテンツの上に覆いかぶさるように広告を表示し,画面をスクロールしても常に広告が画面内に表示される広告。また,広告をウェブページの一部としてページ内に埋め込む方式をインライン広告という。
ウ オプトアウトメール広告とは,受信者から広告メールを「受信したくない」という意思を示す通知が送られてくるまで,広告をメールで送り続ける仕組み。"opt out"は,意図的に手を引く,という意味の英語。
エ ○オプトインメール広告とは,受信者からの同意を得てから広告をメールで送る仕組み。"opt in"は,意図して選択する,という意味の英語。
問10/ウ
サービス指向アーキテクチャとは(SOA: Service Oriented Architecture),利用者側から見たビジネスプロセス上で意味を持つ独立した機能の単位を"サービス"と捉え,その"サービス"の集合体として大規模システムを構築するもの。
ア 「顧客からの問合せや要求,クレームに対するコールセンタの処置の単位」は,インバウンド・テレマーケティングにおけるインバウンドコールを指す。
イ 「顧客の要望に合わせてシステムインテグレータが提供するソリューションの単位」は,システムインテグレーションにおけるサービスを指す。
ウ ○
エ 「利用部門からの要求に対する情報システム部門での開発や変更などの単位」は,モジュールやユニットなどを指す。
問11/イ
ア 経営理念とは,企業にとって基本的には不変の思想である。1~2年ごとに見直すのは短期や中期の経営戦略に該当する。
イ ○ 経営理念とは,企業の使命や存在意義を表したものである。
ウ 経営計画や経営方針は,経営理念ではなく,経営戦略に該当する。
エ 経営理念は,社是・社訓などに明文化して人々に広く示すものである。
問12/ウ
選択肢を目安に,得られる最大利益になる組み合わせを考える。
単位 百万円
資材の配分個数0個1個2個3個4個
A工場の利益 0 2 5 7 8
B工場の利益 0 1 3 5 7
C工場の利益 0 3 4 6 8
資材が1個の場合,C工場に配分すると最大利益となる。1個あたりの利益は3百万円。
資材が2個の場合,A工場に配分すると最大利益となる。1個あたりの利益は5/2 =2.5百万円。
資材が3個の場合,A工場に配分すると最大利益となる。1個あたりの利益は7/3 ≒2.3百万円。
資材が4個の場合,A工場またはC工場に配分すると最大利益となる。1個あたりの利益は8/4 =2百万円。
上記の組み合わせより,合計4個の資材によって得られる最大の利益は,C工場1個,A工場3個,B工場0個の場合となり,最大利益は3+7=10百万円。
問13/ウ
親会社と子会社を連結した財務諸表を「連結○○(計算書)」と呼ぶ。
ア 連結株主資本等変動計算書とは,連結貸借対照表の純資産の変動状況を示す財務諸表。
イ 連結キャッシュフロー計算書とは,親会社と子会社を合わせた,一会計期間における資金(現金および現金同等物)の増減を企業活動(営業活動,投資活動,財務活動)別に計算した財務諸表。
ウ ○ 連結損益計算書とは,親会社と子会社を合わせた,一会計期間の収益とかかった費用の差額を示した連結財務諸表。
エ 連結貸借対照表とは,親会社と子会社を合わせた,資産と負債の関係を把握するために使用する財務諸表。
問14/ウ
「販売の機会損失」とは,買いたいという客が存在するのに商品がないから売ることができない,という状態。
ア 売上債権回転期間とは,売上債権残高(※1)÷売上高÷一定期間(※2) で求められる値。商品を販売してから売上債権を回収するまでに必要な期間。
イ 売上高利益率とは,当期純利益÷売上高 で求められる値
ウ ○ 欠品率とは,商品数がゼロになってしまった割合。「販売の機会損失の低減」という重要成功要因の達成度を評価する指標として適切である。
エ 新規顧客獲得数とは,これまでは対象商品を購入したことがなかったが今回初めて購入して新たに顧客となった数のこと。
※1:売上債権残高...一定期間の「売掛金+受取手形」の合計金額。
※2:一定期間...商品を販売してから売上債権を回収するまでに必要な一定期間が月数なら12,日数なら365を当てはめる。
問15/エ
ア 円グラフとは,円形を扇形に分割することで,分析対象の構成比率を表すことに適した図。
イ 散布図とは,縦軸と横軸に2項目の値から成るデータをプロットし,プロットした点の分布から相関関係を表すことに適した図。
ウ パレート図とは,比較対象の値の降順に並べた棒グラフと,その累積構成比を示す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフで,ABC分析や品質管理に用いられる。
エ ○ レーダチャートとは,複数項目の各点の値を結んだ形状で,全体のバランスを比較することに適した図。その形状からクモの巣チャートともいう。
問16/イ
組込みシステムとは,主として機器制御を実現するために特化したコンピュータシステムのこと。飲料自動販売機,カーナビゲーション装置,携帯型ゲーム機,携帯電話以外にも,家電製品や自動車のエンジン制御装置,医療機器等幅広い分野で使用されている。
問17/ウ
提案依頼書とは(RFP:Request for Proposal),情報システム開発の発注に先立ち,依頼元→発注先候補企業に向けて,開発の目的や機能・予算・納期・サービスレベルなど具体的な要求を盛り込んだ内容を提示して,システム提案を依頼するための文書。
ア 提案依頼書は依頼元の企業が作成する。発注先企業が作成するのもではない。
イ 同上。依頼元と発注先のベンダが共同で作成するものではない。
ウ ○ 発注先の候補となるベンダに具体的なシステム提案を行うよう要求することを目的として,依頼元の企業が作成する。
エ 依頼元→発注先候補企業に向けて,今回の情報システム開発に活用できる最新の情報を広く収集してノウハウや知識を蓄積することを目的として作成・提示されるのは,情報提供依頼書(RFI:Request For Information)という。
問18/エ
SWOT分析とは,経営戦略の立案を行う手法の一つで,強み(Strengths),弱み(Weaknesses),機会(Opportunities),脅威(Threats)の4項目から評価する。
また,知名度や評判,人材やインフラ,財務など企業自らが持っている要因を「内的要因」,市場トレンドや経済状況,政治や法令に影響を受けることを「外的要因」という。
SWOT分析
プラス マイナス
内的要因 強み 弱み
外的要因 機会 脅威
ア 「家電メーカA社:技術力の低下によって,新製品開発件数が減少している」は,企業要因(内的要因)がマイナスに影響しているので,弱みに分類される。
イ 「自動車販売会社B社:営業員のモチベーションが以前に比べて下降気味である」は,人材(内的要因)がマイナスに影響しているので,弱みに分類される。
ウ 「ブランドショップC社:ブランド好感度が下がってきている」は,知名度や評判(内的要因)がマイナスに影響しているので,弱みに分類される。
エ ○ 「輸出企業D社:為替レートが円高基調で推移している」は,経済状況(外的要因)がマイナスに影響しているので,脅威に分類される。
問19/ア
システムのライフサイクルを企画プロセス,要件定義プロセス,開発プロセス,運用プロセス,保守プロセスに分けたとき,企画プロセスの完了時の状態として適切なものはどれか。
ア ○ 「経営目標を達成するために必要なシステム化の範囲,システム構成及び基本的なアーキテクチャが決定されている」は,企画プロセスに該当。
イ 「システムに対する要件及び制約事項が決定されている」は,要件定義プロセスに該当。
ウ 「システム要件に照らして最適化されたソフトウェアの要件が決定されている」は,開発プロセスに該当。
エ 「対象システムを含む業務や運用のための組織に関する要件が決定されている」は,要件定義プロセスに該当。
問20/ウ
ア 情報戦略は経営戦略と連動して立案されるものであり,ともにトップマネジメントが担う
イ 情報化に当たっては,現行業務の問題点を解決するために現行業務のプロセスそのものを全面的に見直すことがある
ウ ○ 情報化に当たっては,情報システムのあるべき姿を明確にし,情報システムの目的や機能が経営戦略に適合しているかなどを検討する。
エ 情報戦略の立案段階で,システムの開発・運用・保守に関わる費用と,情報システムを導入することで得られる投資効果の費用対効果も合わせて検討されるべきなので,初期コストと運用・保守費用を別々に評価することは誤り。
問21/ア
ア ○ 「1台の家庭用ゲーム機に,2個のコントローラを無線で接続する」は,Bluetoothの活用事例。
イ 「力一ナビゲーションシステムで人工衛星からの信号を受信する」は,GPS(Global Positioning System)の活用事例。
ウ 「携帯電話機でQRコードを読み取る」は,携帯電話のカメラ機能の活用事例。
エ 「自動改札機にかざされたIC乗車力一ドの情報を読み取る」は,RFID(Radio Frequency IDentification)の活用事例。
問22/ウ
ターゲットマーケティングとは,年齢や性別,地域,趣味趣向など,市場を幾つかの区分に分割し,ターゲットを絞り込んでマーケティングを行うこと。
ア 「企業活動を個別の価値活動に分解し,各活動の付加価値について分析する」は,バリューチェーン(Value Chain)の説明。
イ 「事業や製品を成長性や市場シェアの観点で分類し,ポジショニングに応じた最適な資源配分を行う」は,ポジショニング分析の説明。
ウ ○ 「市場を幾つかのセグメン卜に分割し,少数のセグメントに絞ったアプローチを行う」は,ターゲットマーケティングの説明。
エ 「商品が市場に導入されて衰退するまでの期間を分割し,各期間に対応した戦略を設定する」は,プロダクトライフサイクルの説明。
問23/エ
意匠法とは,工業製品の価値を高めるような形状や色,デザインに対する権利を保護する法律。
ア ソフトウェア製品によって実現されたアイディアは,特許権によって保護される。
イ ソフトウェア製品の商品名は,商標権によって保護される。
ウ ソフトウェア製品の操作マニュアルの記載内容は,著作権によって保護される。
エ ○ ソフトウェア製品を収納するパッケージのデザインは,意匠法によって保護される。
問24/ウ
情報リテラシとは,情報機器やインターネットを利用した,情報の収集・選択・発信等の情報活用能力を指す言葉。
ア 「企業内の情報を一括して管理し必要な情報を検索・抽出できるシステム」は,企業情報ポータル(Enterprise Information Portal)や,企業内情報検索(Enterprise Search)システムという。
イ 「公共施設などに地方自治体が設置し行政手続きや公共的な案内などに利用する端末」は,情報KIOSK(キオスク)端末という。
ウ ○ 「情報技術を利用して業務遂行のために情報を活用することのできる能力」は,情報リテラシという。
エ 「情報通信社会において必要とされる道徳やマナー」は,デジタルマナーという。
問25/ア
ア ○ジャストインタイム生産方式とは(JIT:Just In Time),必要なものを必要な時に必要な数量だけ生産する方式。在庫の無駄を無くし,生産を効率化・最適化する。
イ セル生産方式とは,1人~数人の作業チームで行う生産方式。ライン方式などに比べ,一人あたりの受け持ち分野が広い。
ウ 見込生産方式とは,受注する前に生産に取りかかり,受注後は在庫から出荷する生産方式。売れ筋商品や生活必需品のような商品の生産に向く。
エ ロット生産方式とは,同じ生産ラインや機械を使用して,複数の種類の製品を生産する方式。
問26/ア
ア ○ 買付の期間,株数,価格などを公表して,市場外で特定企業の株式を買い付けるのは「テイクオーバービッド(TOB: TakeOver Bid,株式公開買付け)」。企業の経営権を取得する目的で行われることが多い。
イ 企業間で出資や株式の持ち合いなどの協力関係を結ぶのは「株式持ち合い」
ウ 企業の経営陣が自社の株式を取得して,自らオーナになるのは「マネジメントバイアウト(MBO: Management BuyOut,自社株の買収)」
エ 買収先企業の資産を担保にした借入れによって,企業を買収するのは「レバレッジドバイアウト(LBO: Leveraged BuyOut,テコの作用による買収)」
問27/エ
『不正アクセス行為の禁止等に関する法律』が定める不正アクセスとは,(1)電気通信回線を通じたアクセス,(2)他人の識別符号あるいは識別符号以外の情報や指令の入力,(3)アクセス制御により本来制限されている機能の利用,という条件を満たす必要がある。
問28/ウ
IT統制は,ITに係る全般統制や業務処理統制などに分類される。全般統制はそれぞれの業務処理統制が有効に機能する環境を保証する統制活動のことをいい,業務処理統制は業務を管理するシステムにおいて承認された業務が全て正確に処理,記録されることを確保するための統制活動のことをいう。
ア 外部委託先というだけでは個々の業務処理ではない
イ 基幹ネットワークは個々の業務処理ではない
ウ ○ 人事システムが持つアクセス管理は,IT統制における業務処理統制に該当する
エ 全社的なシステムは個々の業務処理ではない
問29/ウ
ア サービスデスクに自動応答機能は必須ではない
イ サービスデスクはアウトソースすることもある
ウ ○ サービスデスクは,システムの操作方法などの問合せを電子メールや電話で受け付けてそれに対応する業務である
エ サービスデスクは,受注電話を受けたりセールス電話を掛けたりする部署ではない
問30/イ
ア ITILとは(Information Technology Infrastructure Library),ITサービスマネジメントにおける成功事例集である。
イ ○ PDCAとは(計画→実行→評価→改善:Plan→Do→Check→Act),ITサービスマネジメントにおける管理サイクルであり,このサイクルを繰り返すことでシステムの品質を向上させる活動である。
ウ SLAは,問33解説を参照
エ SLCPとは(Software Life Cycle Process),ソフトウェアの企画・開発・運用などライフサイクル全般における作業や役割分担について共通の枠組みを提供するもの。
問31/イ
システムが実現すべき応答時間などのシステムの品質は,システム設計に取りかかる前の要件定義の工程で明確にしておくべき内容。ソフトウェア詳細設計,プログラミング,システムテストなどの工程では遅すぎる。
問32/イ
問39解説も参照。
ア プロジェクトチームを編成し,要員を育成するのは,「プロジェク卜・リソース・マネジメント」
イ ○ プロジェク卜・スコープ・マネジメントとは,プロジェクトの実施範囲(スコープ)を定義してプロジェクトの遂行に必要な作業を過不足なく抽出する作業。
ウ プロジェク卜のステークホルダを把握し,連絡方法を決定するのは「プロジェク卜・ステークホルダ・マネジメント」
エ プロジェクトのリスクを識別し,対策案を検討するのは「プロジェク卜・リスク・マネジメント」
問33/ウ
利用者がITサービスプロバイダ(提供者)と契約する際,双方の間でサービスの品質と範囲を明文化する文書,サービスレベル合意書(SLA: Service Level Agreement)と呼ばれる。
問34/ア
ア ○ ウォータフォールモデルとは,ソフトウェア開発プロジェクトにおいて,要求定義→システム設計→詳細設計→プログラミングのように,上流工程から順に工程を進めるもの。
イ スパイラルモデルとは,システムを独立性の高いサブシステムに分割してあるサブシステムの開発に着手し,そのサブシステム開発で得られた技術とノウハウを次のサブシステムの開発に活かす,という形を繰り返していくもの。
ウ 段階的モデルでは,ユーザーの要求をもとに最初はもっとも中核となるシステムを作成し,それを段階的に発展・成長させていくもの。
エ プロトタイピングモデルとは,早い段階でシステムの試作品(プロトタイプ)を作り,ユーザーの評価を得ながら開発を進めていくもの。
問35/エ
ア バグの修正によって他の部分に影響が及ぶ可能性があるので,バグを検出したケースだけでなくすべてのテストケースをやり直す。
イ 範囲外の値の入力や必須項目が未入力のときのテストも実施する。
ウ システムテストだけでなく,テスト全般に対していえる内容
エ ○ システムテストでは,ソフトウェアの機能的なテストだけではなく,性能などの非機能要件もテストする。
問36/ア
ア ○ フリーアドレスとは,個人に特定の席を割り当てずに共有の席を用意し,出社した従業員が空いている席を使って仕事を行うオフィスの形態。
イ フリーウェアとは,無料で利用できるソフトウェアを指す。
ウ フリーフォーマットとは,HTMLのように改行や空白文字などに左右されない言語形式や書式データを意味する。
エ フリーメールとは,無料で電子メールのやりとりが利用できるサービス。Yahoo!メールやGoogle Gmailなどが代表例。
問37/エ
システム監査では、情報システムのライフサイクル(企画,開発,運用)全ての工程が対象となる。
問38/エ
ア 個々の改善を実施するのはその企業の従業員である
イ 改善実施計画書を承認するのはその企業の経営陣である
ウ 改善実施事項を決定して改善実施計画書を策定するのは,その企業の経営陣からの指揮命令を受けた従業員である
エ ○ システム監査人は,改善実施状況を把握してその改善結果を評価する。監査人は,当該企業から独立した第三者であるため,改善計画を策定したり改善活動を実施したりすることはない。計画書を承認する権限も持たない。
問39/ウ
問32解説も参照。
ア プロジェクトのスケジュールを作成し,進捗状況や変更要求に応じてスケジュールの調整を行うのは「プロジェクト・タイム・マネジメント」
イ プロジェクトの成功のために必要な作業を,過不足なく洗い出すのは「プロジェクト・スコープ・マネジメント」
ウ ○ プロジェクトの立上げ,計画,実行,終結などのライフサイクルの中で,変更要求に対してコスト・期間の調整を行うのは「プロジェクト統合マネジメン卜」
エ プロジェクトの当初の予算と進捗状況から,費用が予算内に収まるように管理を行うのは「プロジェクト・コスト・マネジメント」
問40/ア
システム開発の流れを,共通フレームの用語で整理すると次のようになる。カッコ内には共通フレームで統一定義される以前の用語を併記した。
↓企画プロセス/要件定義プロセス ...(基本計画)
↓システム要件定義/システム方式設計 ...(外部設計)
↓ソフトウェア要件定義/ソフトウェア方式設計 ...(内部設計)
↓ソフトウェア詳細設計 ...(プログラム設計)
↓ソフトウェアコード作成及びテスト ...(プログラミング,単体テスト)
↓ソフトウェア結合/ソフトウェア適格性確認テスト ...(結合テスト)
↓システム結合/システム適格性確認テスト ...(システムテスト)
ア ○ コーディングを行う単位となる個々のプログラムの仕様は「ソフトウェア詳細設計」で決定する
イ ソフトウェアに必要な機能と応答時間は「ソフトウェア要件定義」で決定する
ウ 対象ソフトウェアの最上位レベルの構造は「ソフトウェア要件定義」で決定する
エ 複数のソフトウェア間のインタフェースに関する仕様は「ソフトウェア方式設計」で決定する
問41/ウ
プログラム作成の生産性を向上させるための施策の効果を評価するのだから「メンバ1人当たりの1日のプログラム作成量」が適切である。トレーニングの参加延べ人数・実施回数・参加合計時間などはすべて,トレーニング自体を対象としており,トレーニングという施策を実施した結果として生じた効果を評価していない。
問42/ア
コンティンジェンシー予備とは,プロジェクトにおいて,当初のプロジェクト範囲に含まれており,予測はできるが発生することが確実ではないイベントの対策費用を意味する。
ア ○ 開発環境で機器が故障したときの機器の入替えに必要なコストは,コンティンジェンシー予備に該当する。
イ 開発進捗を管理するプロジェクトリーダの作業に必要なコストは,確実に発生するコストである。
ウ プロジェクトスコープ外(プロジェクト範囲外)なのでコンティンジェンシー予備ではない。
エ プロジェクトで採用を予定している,システムの品質管理ツールの購入に必要なコストは,確実に発生するコストである。
問43/ア
業務要件の定義→システム要件定義→ソフトウェア要件定義,の順。問40解説を参照。
問44/エ
サービスデスクとは,利用者からのインシデント発生報告や問合せなどをすべて受け付け,利用者がシステムを正常に利用できない状況に対して速やかに現状を回復させてサービスの利用を続行できるようにすることを目指す部署。
①SLAで定められた目標対応時間内に対応が完了したインシデントの割合
②インシデントの平均解決時間
③対応が終了していないインシデントの割合
の3つはすべて,サービスデスクのインシデント管理の評価指標として適切である。
問45/ウ
ア プロジェクト・コスト・マネジメントは,プロジェクトを決められた予算内で完了させることを目的とする。
イ プロジェクト調達マネジメントは,作業の実行に必要な資源やサービスの取得における契約やそれらの管理を行うことを目的とする。
ウ ○ プロジェクト統合マネジメントは,プロジェクトマネジメント活動の各エリアを統合的に管理・調整することを目的とする。
エ プロジェクト品質マネジメントは,プロジェクトにおける成果物の品質が満足できるものとなるよう管理することを目的とする。
問46/エ
ベンチマークとは(benchmark),(測量の)基準点・水準点という意味の英単語。作業台(workbench)に付けた印(mark)がその語源とされる。
ア 統計的サンプリングとは,母集団の一部をサンプルとして取り出して検証することで母集団の特性を評価する手法。
イ パレート分析とは,QC 7つ道具の1つとして知られるパレート図を用いて重点的に管理すべき要因を明確にする手法。
ウ ファンクションポイン卜法とは,機能の複雑さや機能数によって重みづけした点数からソフトウェアの開発規模を見積もる手法。
エ ○
問47/エ
ハードウェアの多重化は,障害発生時に予備のハードウェアに切り替えることで処理を継続できるため,無停止のシステムを実現させるために有効である。
問48/ウ
ア ソフトウェア受入れでは,受入れテストの支援や,マニュアルを整備して新ソフトウェアを受け入れるユーザーへの教育訓練を実施する。
イ ソフトウェア結合は,単体テストが完了した2つ以上のモジュールを結合させ,モジュール間のエラーを検出することを目的とする。
ウ ○ ソフトウェア導入では,ソフトウェア・データベースなどを契約で指定されたとおりに初期設定し,実行環境を整備する。
エ ソフトウェア保守は,導入後のシステムについての障害対応や機能改善等を行う。
問49/エ
ア アセットマネジメントとは(asset management),日本語で「資産管理」のこと。収益性向上やコスト低下を主目的とする。
イ インシデント管理とは,ユーザーがシステムを正常に利用できない状況に対して,速やかに状況を回復させサービス利用の続行を行う活動を指す。
ウ サービスレベル管理とは,ITシステムにおいてユーザーがサービスの機能や性能に対してストレスを感じないレベルを維持する活動を指す。
エ ファシリティマネジメントとは(facility management),日本語で「設備管理」のこと。ソフトウェアや運用体制ではなく,立地・施設設備・設置場所など物理的な環境に関する管理を指す。
問50/ウ
バイオメトリクス認証とは,指紋,静脈,虹彩,声紋などの人体の一部を利用した認証方法の総称で,生体認証ともいう。
問51/イ
主キーとは,関係データベースの表の中からある組(行)を一意に識別するためのデータであり,一つの表に1つしか設定できない。
インデックスとは(索引),表に格納されたデータをすばやく検索するためのデータであり,一つの表に複数設定できる。
外部キーとは,その属性(列)に格納されている値が他の表の主キーを参照するように関連づけられている属性(列)であり,一つの表に複数設定できる。
よって,一つの表に対して複数設定できるものは,外部キーとインデックスであり,正解はイ。
問52/ア
各図のシステムの稼働率は以下の通り。
図1...(1-(1-0.9)X(1-0.9))X0.8=0.792
図2...0.9X0.8=0.72 
よって,0.792-0.72=0.07となり,正解はア。
問53/エ
グラフィックスメモリ(VRAM)とは,ディスプレイに表示される内容を保持しているメモリのことである。
ア DVD-Videoとは,DVDフォーラムによって策定された,DVDに映像を記録するための技術仕様や仕様に従って作成された映像DVDのことである。
イ ROMとは,読み出し専用記憶装置のことである。
ウ キャッシュメモリとは,CPU内部に設けられた高速な記憶装置のことである。
エ ○
問54/イ
以下の①と②の条件をともに満たす(AND)が検索式となる。
①男性である...(男性)
②20歳未満の人,または,65歳以上の人...(20歳未満 OR 65歳以上)
正解はイ。
問55/イ
インタプリタ方式とは(通訳方式),いま実行対象となっているソースコード一行一行をその都度,コンピュータが実行できる形式(オブジェクトコード)に変換しながら,そのプログラムを実行する言語処理ソフトウェアの一方式である。
コンパイラ方式とは(翻訳方式),ソースコード全行をまとめてオブジェクトプログラム(目的プログラム)に変換した後,その目的プログラムを実行する言語処理ソフトウェアの一方式である。
aは,ソースプログラム自身が実行結果を出力しているように描かれているから,インタプリタである。
bは,ソースプログラムを目的プログラムに変換し,目的プログラムが実行結果を出力しているように描かれているから,コンパイラである。
問56/イ
リスクマネジメントに含まれる四つのプロセスは,以下の順に実施される。正解はイ。
↓①リスク特定(リスクを発見,認識および記述するプロセス)
↓②リスク分析(リスクの特質を理解し,リスクレベルを決定するプロセス)
↓③リスク評価(リスクの大きさが受容可能かまたは許容可能かを決定するためにリスク基準と比較するプロセス)
↓④リスク対応(リスクを修正するプロセス)
問57/エ
PDCAサイクルとは(計画→実行→評価→改善:Plan→Do→Check→Act),この4段階の活動サイクルを繰り返すことで継続的に改善をおこなっていく手法。監査で指摘を受けたのはCheckに該当するため,この問題で問われているその是正・改善はActに該当する。
問58/ウ
Apacheとは,最も人気の高い「Webサーバソフトウェア」の一つであり,オープンソースソフトウェアの代表例である。
問59/イ
NASとは(Network Attached Storage:ネットワーク接続補助記憶装置),LANに直接接続して複数のPCから共有できるファイルサーバ専用機のことである。
ア CSVとは,カンマ(,)で区切られたデータ形式のことである(Comma Separated Value)
イ ○
ウ RAIDとは,複数のハードディスクを全体でひとつの記憶装置として扱うことにより,アクセス処理のパフォーマンスや信頼性の向上を実現する技術のことである。
エ RSSとは,Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマットのことである。
問60/エ
ア 解説エを参照
イ AさんBさんはそれぞれ異なるISPに属していてかまわない。
ウ AさんBさんのメーラーソフトウェアがS/MIMEに対応している必要がある。ISPではない。
エ ○ 署名付きメールを送信するには,送信者であるAさんはあらかじめ自身の公開鍵証明書の発行を受けておく必要がある。受信者であるBさんはその必要はない。
問61/イ
ラスタグラフィックスとは(raster graphics),グラフィクスをピクセル(pixel)と呼ばれる点の集まりとして扱う方法であり,ペイント系ソフトウェアで用いられる。
それに対して,ベクタグラフィックスとは(vector graphics),グラフィクスをベクトルと呼ばれる線の集まりとして扱う方法であり,ドロー系ソフトウェアで用いられる。
ア CADで広く用いられているのは,ベクタグラフィックスである。
イ ○ 色の種類や明るさがピクセルごとに調節できるのは,ラスタグラフィックスである。
ウ 解像度の高低にかかわらずファイル容量は一定であるのは,ベクタグラフィックスである。
エ 拡大しても図形の縁などにジャギー(ギザギザ)が生じないのは,ベクタグラフィックスである。
問62/イ
ブロードバンド回線とは,帯域幅が広いことを活用した高速・大容量な通信回線や通信環境のことである。
ア CATV網では,ADSLモデムではなく,CATV用のモデムを利用する。
イ ○ 動画などの大容量データの通信に適した回線である。
ウ 高速・大容量な通信回線であればブロードバンド回線と呼称するので,常時接続に適すか適さないかは無関係。
エ ブロードバンドルータは,ADSL網でも使用される。
問63/ア
IPv6とは(アイピー・バージョン6),これまで主流であったインターネットプロトコル(IP)のIPv4に対する次世代プロトコルである。IPv4における送信元・受信先アドレスは32bit長でありそのアドレス空間は2の32乗=約42億であるのに対して,IPv6のアドレスは128bit長でありそのアドレス空間は2の128乗。仮にIPv4のアドレス空間を1mmとすると,IPv6のそれは83億8000万光年という巨大な数になる。
ア ○
イ 一つのLANでIPv6とIPv4を共存できる。
ウ IPv6は回線媒体に関係なく,無線LANでも使用できる。
エ IPv6は回線媒体に関係なく,ツイストペアケーブルでも光ファイバケーブルでも使用できる。
問64/ウ
入力x,yに対する出力zと,ア~エの論理演算式の出力結果は次のとおり。
xy|z|アイウエ|
――+―+――――+
00|1|0110|
01|0|0101|
10|0|0101|
11|0|1001|
よって,出力zと同じ結果であるウが正解。
問65/イ
ア DHCPとは,動的ホスト構成プロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol)の略で,コンピュータの起動時にIPアドレスなどの設定データをネットワーク経由で動的に割り当てるプロトコルである。
イ ○ FTPとは,ファイル転送プロトコル(File Transfer Protocol)の略。
ウ NTPとは,ネットワーク時刻合わせプロトコル(Network Time Protocol)の略。
エ POPとは,郵便局プロトコル(Post Office Protocol)の略で,メールサーバ上のメールボックスから受信メールを取り出すためのプロトコルである。
問66/エ
プロセッサという用語は,中央処理装置(CPU)と同義。マルチコアプロセッサとは,1つのプロセッサ(CPU)内に同時実行可能な複数の処理回路(核:コア core)を内蔵するもの。1つのPC内に複数のプロセッサを搭載するマルチプロセッサとは別ものである。
ア マルチプロセッサの説明文
イ デュアルコアは2つのコア,クアッドコアは4つのコアなので,後者は前者の4倍ではない
ウ オーバークロックの説明文
エ ○ マルチコアプロセッサの説明文
問67/イ
共有領域の値を100,先に実行されるトランザクションXが200を加算する処理,後から実行されるトランザクションYが300を加算する処理だと仮定する。この複数のトランザクションが並列に矛盾なく処理されたなら,共有領域の値は最終的に100+200+300=600になるはずである。
ア Xは時点(a)でロックをかけ値100を読み取る。時点②で200を加算するが,それを共有領域に書き込む前に時点(c)でロック解除するため,Yは200を加算する前の共有領域の値100を読み取って処理を進めることができる。よって最終的に600にならない場合が生じる。
イ ○
ウ XYともに,ロックをかける前の①時点での値100を読み取って処理を進めることができる。よって最終的に600にならない場合が生じる。
エ 同上
問68/ウ
パケット交換方式とは,データをパケット(小包:packet)に分割して送信元・受信先を示すアドレスを付加し,交換器ネットワークを介して伝送する方式のことである。
a ○ インターネットにおける通信で使われている方式である。
b パケット交換は,通信相手とのデータリンクを確立する回線交換方式とは異なり,通信経路を占有することはない。
c ○ 通信量は,実際に送受信したパケットの数やそのサイズを基にして算出される。
d 動画などの大容量データも小さなパケットに分割して伝送される。
よってaとcが正しい記述なので,ウが正解。
問69/イ
RSSとは,Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマットのことで,主にサイトの更新情報を公開するのに使われている。
ア CSSの説明
イ ○
ウ Webビーコンの説明
エ Webアクセシビリティの説明
問70/ア
OSとは,キーボード入力や画面出力といった入出力機能やディスクやメモリの管理など,多くのアプリケーションソフトから共通して利用される基本的な機能を提供し,コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアのことである。
ア ○ 1台のPCに複数のOSをインストールしておき,起動時にOSを選択できる。
イ OSはPCを動作させるための基本的なソフトウェアなので,起動後もそのまま常に起動している必要がある。
ウ GUIとCUIのどちらを採用するかは,OSによって左右される。
エ OSはハードディスク以外からでも起動できる。
問71/エ
ア ブロードバンドの説明
イ ユビキタスネットワークの説明
ウ WANの通信媒体としては,ケーブルも電波もどちらも使われている
エ ○ WANとは(Wide Area Network),通信事業者のネットワークサービスを利用して,本社―支社間など地理的に離れたLAN同士を結ぶもの
問72/エ
通信内容を暗号化することによって実現できることだけを全て挙げる問題。
a × 改ざんされたデータを復旧することはできない。
b ○ 通信内容を第三者に知られないようにできる
c × 盗聴者の特定はできない。
よって,bだけが正しい記述なので,エが正解。
問73/ウ
HTTPSとは,HTTPにSSL(Secure Sockets Layer)の暗号化を施し,セキュリティ性を向上させたプロトコルのことである。
問74/ウ
ゼロデイ攻撃とは,ソフトウェアの脆弱性(ぜいじゃくせい,セキュリティホール)を標的とした攻撃のうち,脆弱性が発見されてから,修正プログラムなどの対策が提供されるまでの時間差を利用して行われる攻撃のこと。修正プログラムが提供されてから何日目,ではなく,それ以前に攻撃が始まっているので0日目(zero day)と呼ばれる。
ア ポートスキャンの説明
イ ソーシャルエンジニアリングの説明
ウ ○
エ 辞書攻撃の説明
問75/エ
情報セキュリティの機密性とは,アクセス許可のある人は情報を利用することができ,許可のない人は情報の使用,閲覧を出来なくすることである。重要なファイルを暗号化し,パスワードをかけると,万が一ファイルが紛失・流出してもパスワードがわからないと元の平文を得ることはできない。よって,機密性を直接的に高めることになるので,エが正解である。
問76/エ
2バイト=16ビット。16ビットで表現できる情報は2の16乗=65,536種類。
問77/イ
マルウェアとは(malware),悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称である。コンピュータウイルス,ワーム,スパイウェア,バックドア,トロイの木馬などがマルウェアに含まれる。
ア 侵入検知システム(IDS: Intrusion Detection System)の説明文
イ ○ マルウェアの説明文
ウ P2P(Peer to Peer)ファイル共有ソフトの説明文
エ ソーシャル・エンジニアリングの説明文
問78/ア
スキャナとは,図形や写真など読み取る対象物に光を当て,反射光をセンサで読み取ることによりデジタルデータに変換するものである。
ア ○ スキャナの説明文
イ 光学式マウスの説明文
ウ デジタイザの説明文
エ タッチパネルの説明文
問79/ア
ア ○ DMZとは(非武装地帯:DeMilitarized Zone),ファイアウォールによって外部ネットワークからも内部ネットワークからも隔離された領域である。
イ DNSとは(Domain Name System),インターネット上のホスト名とIPアドレスを対応させるシステムである。
ウ DoSとは(サービス不能攻撃:Denial of Services attack),ネットワークを構成する機器に対して不正なデータを送信して攻撃を行い,サービスの提供を不能な状態にすることである。
エ SSLとは(Secure Sockets Layer),TCP/IP上で動作する暗号化プロトコルである。
問80/ア
ア ○ CSSとは(Cascading Style Sheets),Webページのデザインやレイアウトを指定するためのスタイルシートである。
イ SNSとは(Social Networking Service),人と人とのつながりを促進・サポートするソーシャル・ネットワーク・サービスである。
ウ SQLとは(Structured Query Language),リレーショナルデータベースにおいてデータの操作や定義をを行うための言語である。
エ XMLとは(Extensible Markup Language),文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語であり,独自のタグを定義できる。
問81/イ
ア ESSIDとは(Extended Service Set Identifier),無線LANで使用されるネットワークの識別子である。
イ ○ MACアドレスフィルタリングとは,無線LAN接続しようとするパソコンのMACアドレスを検査してアクセスポイントへの接続の可否を制御できる機能である。
ウ WEPとは(Wired Equivalent Privacy),無線LANの暗号化方式の一つであるが,暗号化データが容易に解読できることが明らかとなり,WPAへの移行が推奨されている。
エ WPAとは(Wi-Fi Protected Access),無線LANの暗号化方式の一つであり,WEPの弱点を補強しセキュリティ強度を向上させたものである。
問82/イ
アプリケーションプログラムはPCに接続された周辺機器と直接データのやりとりをしているのではなく,基本ソフトウェア(OS)を介して周辺機器とのアクセスをおこなう。
デバイスドライバとは,OSに対して抽象化・共通化されたインターフェースで周辺機器を利用する手段を提供するソフトウェアである。
ア コンパイラとは,プログラミング言語で記述したプログラムのソースコードを,コンピュータが実行できる形式(オブジェクトコード)に変換するソフトウェアである。
イ ○
ウ プラグアンドプレイとは,コンピュータに拡張カードや周辺機器を追加する際,OSが自動的に機器を検出して最適な設定をおこなう仕組みのことである。
エ ホットプラグとは,コンピュータの電源を入れたまま周辺機器やケーブルを装着し,そのまま使用できる機能である。
問83/イ
ボット(bot)とは,悪意を持った第三者がインターネットを通じてコンピュータを遠隔操作することを目的として作成されたプログラムである。Web Robotがその語源とされる。
ボットの感染経路の例として,電子メールの添付ファイルの閲覧,ウイルスに感染したホームページの閲覧などがある。
ハードディスクの暗号化は情報漏えい対策には適しているが,ボットへの感染防止には適していない。
問84/エ
PLCとは(電力線通信:Power Line Communications)電力配線を通信回線としても利用する技術であり,PLCアダプタとは,電力波形に通信用信号を重ね合わせたり電力波形から通信用信号を分離するための機器である。
るときに用いる通信装置である。
ア ターミナルアダプタ(TA)の説明文
イ DNS(Domain Name System)の説明文
ウ ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)の説明文。ADSLにおいて音声波形と通信用信号の分離をおこなう機器をスプリッタ(splitter)と呼ぶ。
エ ○
問85/ウ
Aさんが参加する前の構成員4名でのコミュニケーションチャネルの総数は,3+2+1=6であった。
Aさんが参加した後の構成員5名でのコミュニケーションチャネルの総数は,4+3+2+1=10となる。
これは5名の中から任意の2名を選ぶ組合せの数となる。
52=(5×4)÷(2×1)=10
問86/エ
守秘義務契約とは,非公開の機密情報を開示する必要がある場合に,その機密情報を第三者に漏えいさせないことを約束させるために取り交わされる契約のことである。
問題文の記述に「商品開発プロジェクトを社外秘で立ち上げた」,「B社及びC社に見積書を提出してもらった」とある。したがって,見積書作成時にB社及びC社に開示される情報を第三者に漏えいさせないようにする必要がある。
問87/イ
[7月1日までのプロジェクトの経緯](3)に,プロジェクト期間短縮の検討時の前提条件に「商品使用と請負業務範囲は変更しない」とあり,[契約変更と工程管理]に「コスト増分が認めらられば対応することで合意した」とある。したがって,契約の変更項目は①契約金額と③納期となる。
問88/イ
ガントチャートの当初計画と変更計画を比較すると,以下のように変更されていることがわかる。
・流通計画・プロモーション業務の開始が1か月早まっている。
・外部調達管理(B社のソフトウェア開発作業)が0.5か月短縮している。
・受入試験・検収の開始が0.5月早まっている。
ア 流通計画・プロモーション業務も変更されている。
イ ○
ウ B社のソフトウェア開発作業(外部調達管理)の短縮期間は0.5か月である。
エ 流通計画・プロモーション業務の開始を1か月早め,B社のソフトウェア開発作業(外部調達管理)が0.5か月短縮しているので,並行して作業する期間は0.5か月である。
問89/エ
損益計算書の主な勘定科目には,「売上高」「売上原価」「販売費及び一般管理費」「営業外収益」「営業外費用」「特別利益」「特別損失」などがある。
"事務担当者の残業増加"は人件費の増加となり,販売費及び一般管理費に該当する。
ア 売上原価は,売上高として計上した収益を獲得するために直接かかった費用である。仕入などが該当する。
イ 営業外費用は,企業の本業ではないものの,本業を継続していくための財務的な活動等の付随行為から発生する費用である。支払利息,有価証券売却損などが該当する。
ウ 特別損失は,企業が通常の活動以外で特別な要因で一時的に発生した損失である。自然災害,火災などの損失などが該当する。
エ ○ 販売費及び一般管理費は,企業の本業において利益を生み出す活動に使われた費用のことである。人件費,広告宣伝費,通信費,光熱費などが該当する。
問90/イ
[事務担当者へのインタビュー結果メモ]の(1)からは「クレーム対応のために残業をしている」ことがわかり,(2)からは「クレームの80%が誤発送である」ことがわかる。よって,誤発送がクレームの発生の原因となっており,そのクレーム対応が残業の原因となっていることがわかる。
問91/イ
ECRSとは,業務改善の着眼点を意味する英単語の頭文字を並べたもの。
・作業を廃止できないか(Eliminate)
・複数の作業を統合できないか(Combine)
・作業手順を置換えられないか(Rearrange)
・作業をより簡素化できないか(Simplify)
ア 「写真の掲載をやめる」は「廃止」の観点から立案されたアイデア
イ ○「写真の数を絞り込む」は「簡素化」の観点から立案されたアイデア
ウ 「システムでチェックする」は,目視チェックからの「置換え」の観点から立案されたアイデア
エ 「商品担当者が登録の都度目視でチェックしている」を「登録内容をまとめてベテラン社員が目視でチェックする」に改善することは「統合」の観点から立案されたアイデア
問92/エ
各観点の重み付けは「効果の大きさ:費用の小ささ:実行のしやすさ=4:2:1」であった。各アイデアに対する評価は,各観点の評価点に重みをかけて合計した値である。
各アイデアに対する評価を計算すると
案1...1×4+5×2+5×1=19
案2...2×4+5×2+3×1=21
案3...5×4+1×2+1×1=23
案4...4×4+4×2+2×1=26
となり,案4が最も高い評価を得ることになる。
問93/イ
ファイル名の形式と表記ルールは,「報告_」という文字列に,西暦の下2桁,月の2桁,週番号の1桁,作者名がつながるものである。
よって,2010年9月第2週に情報太郎さんが作成したときのファイル名は,「報告_」という文字列に,西暦の下2桁である「10」,月の2桁である「09」,週番号の1桁である「2」,作者名である「情報太郎」がつながるものとなる。
問94/イ
[業務報告書の作成ルール]には
(1)ひな形ファイルは部門サーバの読み取りだけが可能な"ひな形"フォルダに保管されている
(3)報告書の作成には,PCの個人フォルダを一時的に利用し,完成後に部門サーバの"報告書"フォルダに保管する
とある。
ア 「手順c "報告書"フォルダに保管する」とき,報告書の完成前に"報告書"フォルダに保管している。
イ ○
ウ 「手順e ファイルを上書き保存する」とき,部門サーバの読み取りだけが可能な"ひな形"フォルダに保管することになる。
エ 「手順f 報告内容を記述する」とき,"ひな形"フォルダの"業務報告書(ひな形)"に記述することになる。
問95/エ
ファイル名で整列したときに,関連資料が業務報告書と並んで表示されるには,両者のファイル名の最初の部分が同一でなければならないので,関連資料に付けるファイル名はその先頭部分が業務報告書のファイル名と同一である必要がある。
また,[業務報告書の作成ルール]の(5)に
「関連資料として保管できるファイル数の上限は一つの業務報告書につき12とする」
とあるので,関連資料の連番を表す数字は2桁必要となる。
問96/ウ
[業務報告書の作成ルール]の(6)に「パスワードに使用する文字は,半角英数字6桁以上とし,英字大文字,英字小文字及び数字を,それぞれ少なくとも一つ含める」とある。
ア 全長が5桁である
イ 数字が含まれていない
ウ ○
エ 英字大文字が含まれていない
問97/ア
「表1 バーコードとRFIDの特徴の対比」および「RFIDを内蔵した利用者カードを発行し,書籍にはシート状に加工したRFIDを貼り,RFID読取装置をカウンタに設置し,貸出,返却時に利用する」ことから,バーコードからRFIDに変更することにより一度に複数枚読み取ることができるようになり,[要望事項](1)が改善される。
問98/ア
新システムへの移行期間中は,バーコードとRFIDを併用し,貸出履歴を管理するためのファイルは現在のシステムのものをそのまま利用することから,書籍の識別番号と利用者カードの利用者番号はいずれも現行のものを利用しなければならない。
問99/ウ
施策①により[要望事項](1)を実現できる。
施策②により[要望事項](2)を実現できる。
施策③により[要望事項](4)を実現できる。
施策①~③では[要望事項](3)にある「予約をした利用者に電話連絡する手間を軽減する」ことは実現できない。
問100/ア
問題文から,RFIDを利用することで,棚から取り出した時刻,および棚に戻した時刻を記録できることがわかる。
ア ○ RFIDを利用して取得したデータから,取り出された回数と取り出されていた時間を取得することができる。
イ RFIDを利用して取得したデータからは,利用者の年代を取得することができない。
ウ RFIDを利用して取得したデータからは,利用者の性別を取得することができない。
エ RFIDを利用して取得したデータからは,利用者を取得することができない。