ITパスポート(Iパス) 公開問題

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令和8年度(2026年)春期
ITパスポート(Iパス) 公開問題

皆さまからのご意見を参考に,この解説をより良いものにしていきたいと思います。
「私はこう解いた」「こういう説明の方が分かりやすい」など、
具体的なご意見がありましたらお問い合わせフォームまでお寄せください。


問1
解答 ア
著作権法第30条の「私的使用のための複製」は,個人的または家庭内など限られた範囲内で使用する場合,著作権者の許諾なく著作物を複製することができると定められている。
生成AIを利用して楽曲を作成した場合も個人で視聴することは問題にはならないが,インターネットに公開する場合には,既存の著作者から許諾を得ることが必要となる。
問2
解答 ア
BYOD(Bring Your Own Device)とは,個人が所有するコンピュータ機器を職場に持ち込み,業務に活用する仕組み。
ア 〇 「企業の業務に,従業員が私物の携帯情報端末を許可を得た上で利用すること」はBYODの説明
イ 「企業の業務の定型的な作業をソフトウェアのロボットで効率化すること」はRPAの説明
ウ 「企業の業務の流れを分析し,継続的に改善,最適化していくこと」はBPMの説明
エ 「企業の業務の流れを見直し,抜本的にデザインし直すこと」はBPRの説明
問3
解答 ウ
マクシミン戦略とはそれぞれの戦略の最小値を求め,その最小値が一番大きなものを選択する戦略。
投資戦略aの最小値は「-20」投資戦略bの最小値は「0」。
比較をすると投資戦略bの値が大きいため投資戦略bを選択することになる。
投資戦略bの市況が好転した場合の利益は「5」よってウが正解となる。
問4
解答 ウ
特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして,ソフトウェアの開発者や企画者などが短期集中的にアイディアを出し合い,ソフトウェアの開発などの共同作業を行い,成果を競い合うイベントを「ハッカソン」という。ハッカソン(hackathon)は,ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語。
ア 「コンベンション」は,展示会を指す用語
イ 「トレードフェア」は,関係者が情報交換や商談を行うための見本市を指す用語
ウ 〇
エ 「レセプション」は,接待や歓迎などのために催される会を指す用語
問5
解答 エ
新たなビジネスモデルはビジネスモデル特許として「特許法」で保護される。
ア 「意匠法」で保護されるのは形状やデザイン
イ 「実用新案法」で保護されるのは物品の形状,構造または組み合わせに係る考案のうち発明以外のもの
ウ 「著作権法」で保護されるのは,著作物
エ 〇
問6
解答 エ
デジタルトランスフォーメーションとはIoTやAIといったITを活用し,戦略的にビジネスモデルの刷新や新たな付加価値を生み出していくこと。(IP R5公開問題より)
ア 「PCやスマートフォンなどのデジタル製品を使いこなせる人と,使いこなせない人の間で様々な機会に差が生じて,社会的な格差につながること」はデジタルデイバイドの説明
イ 「生まれた時からインターネット,PCやスマートフォンなどのデジタル製品が身近にあり,それらを利用しながら育った世代のこと」はデジタルネイティブの説明
ウ 「音声を収集するマイクロフォンなどからのアナログ信号を,電子ファイルとして保存するためにデジタル信号に変換すること」はA/D変換の説明
エ 〇 「デジタル技術が,人間の生活やビジネスなどのあらゆる面に影響を与え,変革をもたらしていくこと」はデジタルトランスフォーメーションの説明
問7
解答 イ
バリューエンジニアリングは高機能で安価のものほど価値があるという考え方。よって「価値=機能/コスト」で表現できる。
問8
解答 ウ
IoTはモノのインターネットと呼ばれ,電化製品や機械などの「モノ」にセンサーを搭載し,センサーの情報をネットワークでサーバへと送り,収集した情報を処理・蓄積したりすることで,監視や制御を行う仕組み。
ア 「資金調達において,不特定多数の借り手と貸し手をインターネット上で仲介するサービスを行う。」はクラウドファンディングの説明
イ 「ソーシャルメディアへの書込みや,コールセンターの通話内容などから,商品やサービスに対する利用者の感情を分析する。」はセンチメント分析の説明。SNSなどのビッグデータから書き手の感情や態度(ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル)をAIで自動的に抽出・分類する自然言語処理技術
ウ 〇「店舗や工場などの設備に設置したセンサーの情報をインターネット経由で集め,設備の状況について,従業員がスマートフォンを用いて監視する。」はIoTの説明
エ 「文書や画像などの電子ファイルを保存するためのインターネット上のストレージを,サービスとして提供する。」はオンラインストレージの説明
問9
解答 イ
原価計算における「直接費」と「間接費」は,かかった費用が特定の製品に直接紐づくかどうかで分類される。
直接費は特定の製品やサービスを製造するために,直接的に使われたことが明確にわかる費用で,間接費は複数の製品を製造するため共通で発生するなど,特定の製品にどれだけ使われたか直接紐づけられない費用のこと。例えば,工場全体の光熱費や,総務部門や経理部門などの人件費が該当する。
a.「製品を検査する労務費」は製品を製造するための費用にあてはまるため直接費
b.「工場の電気供給設備を保守する労務費」は工場全体の労務費となるため間接費
c.「製品の外注加工費」は製品を製造するための費用にあてはまるため直接費
よって,bのみが間接費となる。
問10
解答 エ
ブレインストーミングはアイディア出しなどの会議で使われる手法。批判禁止,自由奔放,質より量,便乗歓迎の4つのルールに従って行われる。
a.×「自由奔放なアイディアは控え,実現可能なアイディアの提出を求める。」
b.〇「ほかのメンバーのアイディアに便乗した案であっても,とがめずに進める。」
c.×「メンバーから出されるアイディアの中で,テーマに適したものを選択しながら進める。」
よって,bのみがブレインストーミングの進め方として適切となる。
問11
解答 エ
パブリシティ権とは芸能人やスポーツ選手などの著名人の氏名や顔写真などが持つ経済的価値を,本人が独占的に利用できる権利。
ア 「意匠権」はデザインを守る法律
イ 「商標権」は企業や商品のロゴやマークを守る法律
ウ 「著作権」は小説,絵画,音楽などの「著作物」を保護する法律
エ 〇
問12
解答 エ
業務の流れ図を記述するための記法はWFA(Work Flow Architecture)が適切。
ア 「CRUD(Create:生成,Read:参照,Update:更新,Delete:削除)図」は業務やシステムの関係を整理するためのマトリクス図
イ 「DMM(Diamond Mandala Matrix)」は,発想支援やアイデア整理のためのフレームワークであり,中心テーマを軸に周辺に要素を展開する思考整理ツール
ウ 「E-R図」は実体と実体の関連を示した図
エ 〇
問13
解答 ウ
匿名加工情報とは,個人情報を匿名化し,復元できないようにしたもので,本人の同意なくすぐに利用できる情報。
問14
解答 ア
企業が果たすべき社会的責任を表す用語は「CSR(Corporate Social Responsibility)」。ISO 26000ではこの考え方を企業に限定せず,より一般的な「組織の社会的責任」という形で標準化している。
ア 〇
イ 「SDGs」はSustainable Development Goalsの略で「持続可能な開発目標」のことで,持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため,2030年を年限とする17の国際目標のこと
ウ 「コーポレートガバナンス」は企業統治のことで,企業の健全性を示すための仕組み
エ 「ソーシャルメディアポリシー」は企業がSNSを利用するためのルールを明確に示したもの
問15
解答 イ
マーケティングにおけるイノベーター理論において,アーリーアダプターからアーリーマジョリティの間に生じる困難な隔たりをキャズムとよぶ。
ア 「カニバリゼーション」の語源は共食いで同一企業内の他製品に売り上げが奪われる現象のこと
イ 〇
ウ 「死の谷」は研究や技術の成果を事業として成功させるまでに立ちはだかる「3つの大きな障壁」の一つ。研究段階から製品化に向けた開発段階に隔たる障壁を「魔の川」。開発段階から製品化に隔たる障壁を「死の谷」。製品化から産業化(利益を出す製品)までに隔たる障壁を「ダーウィンの海」という。
エ 「レッドオーシャン」は競争が激化している状態をさす。血みどろの競争が繰り広げられるイメージからつけられた。反対の用語「ブルーオーシャン」は競合相手が存在せず,未開拓の市場を指す
問16
解答 ア
教師あり学習において,正解となる情報を付与する作業を表す用語はアノテーション。
ア 〇「アノテーション」は,注釈という意味で,教師あり学習の正解となる情報を付与する役割をもつ
イ 「エンコード」は,データを一定の規則に従って,他のデータ形式に変換すること
ウ 「データクレンジング」は,データの表記ゆれを統一したり,重複データを消す作業のこと
エ 「フィルタリング」は,特定のデータを抽出すること
問17
解答 イ
下記a~cはすべて,AIを利活用する上で留意すべき事項
a.AIの意図しない動作によって,人間の生命や身体などに危害を及ぼす可能性
b.AIの判断に差別的な内容が含まれる可能性
c.AIの判断にプライバシーの侵害となる内容が含まれる可能性
問18
解答 ア
コンカレントエンジニアリングは並列という意味で開発期間や納期を短縮する技術
問19
解答 ア
サーバ上にインストールされたアプリケーションソフトウェアを,インターネット経由で利用者に提供する事業者をASP(Application Service Provider)という。SaaS(Software as a Service)と定義はほとんど同じであるが,ASPは事業者をさし,SaaSはアプリケーションをさす。
ア 〇
イ 「ISP」はInternet Service Providerの略で,インターネット接続サービスを提供する事業者
ウ 「アウトソーシング」は外部委託をさす用語
エ 「データウェアハウス」は企業の意思決定のために活用されるデータベースシステム
問20
解答 イ
RFPはRequest For Proposalの略で,提案依頼書と訳され,ユーザー企業(発注側)からITベンダーにシステム開発の提案を依頼する文書のこと。
ア 「ITベンダーが,情報システム開発の必要性をユーザーに提案するために作成した提案文書」ITベンダーからユーザに向けて作成した文書ではない
イ 〇「発注者側が,開発すべき情報システムの調達条件などをITベンダーに示すために作成した文書」
ウ 「発注者と受注したITベンダーが,開発するシステムの仕様を明確にするために共同で作成した設計文書」共同で作成した文書ではない
エ 「ユーザー部門が,情報システム部門に情報システム開発の必要性と開発要件を明確にするように求めた文書」部門間のやりとりではない
問21
解答 ウ
「サイバーセキュリティ基本法」は,サイバーセキュリティに関する施策を総合的かつ効率的に推進するため,基本理念を定め,国の責務等を明らかにし,サイバーセキュリティ戦略の策定その他当該施策の基本となる事項等を規定している。
ア 「コンピュータへの不正アクセス行為を定義し,その行為を禁止するとともに罰則を定め,ネットワーク通信秩序の維持を図ること」は不正アクセス禁止法の立法趣旨
イ 「情報セキュリティに関する適切なコントロールを整備,運用するための実践的な規範を定め,企業などで効果的な情報セキュリティ対策の推進を促すこと」は情報セキュリティ管理基準の策定趣旨
ウ 〇「情報通信ネットワークを通じたコンピュータへの不正侵入などの行為に対する防御施策に関し,基本理念を定め,国及び地方公共団体の責務などを明らかにして,施策の総合的かつ効果的な推進を図ること」はサイバーセキュリティ基本法の立法趣旨
エ 「デジタルコンテンツの複製防止のための技術的制限手段を無効化する行為などを規制することによって,企業などの営業上の利益を確保すること」は不正競争防止法の立法趣旨
問22
解答 エ
定型的な事務作業を,ソフトウェアロボットに代替させることによって,自動化や効率化を図る手段として,適切なものはRPA(Robotic Process Automation)。
ア 「BPO」はBusiness Process Outsourcingの略で事業のプロセスを外部の事業者に委託すること
イ 「EUC」はEnd User Computingの略でコンピュータの利用部門の人々が,インターネット検索や文書作成,表計算などコンピュータを積極的に活用すること
ウ 「FA」はFactory Automationの略で工場で産業ロボットの導入により,生産を自動化すること
エ 〇「RPA」はRobotic Process Automationの略で定型的な事務作業を自動化する手段
問23
解答 イ
リスティング広告は,検索連動型広告とよばれ,利用者がインターネット検索したキーワードに連動して表示される広告。
ア 「Webサイトの閲覧履歴やオンラインショッピングの購買履歴などの利用者の行動履歴を基にして,広告を表示する。」は行動ターゲティング広告の説明
イ 〇「検索エンジンの利用者が検索ボックスに入力したキーワードに連動して,広告を表示する。」はリスティング広告の説明
ウ 「事前に広告メールの受信を許諾した利用者に対して,広告メールを配信する。」はオプトインメール広告の説明
エ 「定期的に発行するメールマガジンに,広告を掲載して配信する。」はメールマガジン広告の説明
問24
解答 ア
コーポレートガバナンスは,企業統治と訳され,企業の健全化を目的とし,利害関係者が経営者を監視し,企業活動を律する仕組み。
ア 〇「株主を始めとした利害関係者による経営者への監視や監督を中心とした,企業活動を律する枠組みのこと」
イ 「企業が活動を行う上で必要な資本の調達のこと」はコーポレートファイナンスにおける資金調達の説明
ウ 「企業の理念や特性を,統一されたイメージやデザインなどで発信し,企業のブランド価値の向上を図ること」は企業ブランディングの説明
エ 「競合他社では提供が不可能な価値をもたらす,企業が有する独自のスキルや技術のこと」はコアコンピタンスの説明
問25
解答 エ
ビッグデータの特徴に関する問題。大容量(Volume),頻繁な更新(Velocity),多種多様(Variety)という三つの要素を3Vという。
問26
解答 ア
自己資本比率は総資産に対する自己資本(純資産)の割合。
総資産は流動資産730+固定資産(270)=1000
自己資本(純資産)は資本金300
300÷1000=0.3 30%となる。
問27
解答 イ
問題文のとおり,"強いAI"は様々な課題に対して判断できる。"弱いAI"は特定の課題だけを判断できる。現在実用化されているのは弱いAIで,人間のように意味を理解して判断しているわけではなく,学習を繰り返すことで判断の結果を返すことができる。
ア 「人間と同等の知能がコンピュータ上で再現され,人間のように判断することができるが,人間と同じような判断ミスをすることもある。」は強いAI
イ 〇「人間のように質問そのもの意味を理解したり,考えたりしているわけではないが,判断の結果を示すことはできる。」は弱いAI
ウ 「人間よりも賢く,人間の手助けがなくても自らの判断力を高めることができる。」は強いAI
エ 「自らがもつ知識や能力を自律的に適用することによって,柔軟に判断できる能力がある。」は強いAI
問28
解答 イ
エスクローサービスとは,個人対個人で取引を行うインターネットオークションにおける支払いや商品の発送などについての安全性を確保する仲介サービスのこと。代金を支払ったにもかかわらず,商品がは発送されない,といったリスクが軽減される。
問29
解答 ウ
システム開発における請負契約は,請負業者に対して仕事(プログラム)の完成が義務付けられている。
ア 「請負業者が,更に別の業者に仕事の一部を請け負わせる場合は,事前に注文者の承諾を得なければならない。」は仕事が完成すれば承諾を得る必要はない。
イ 「完成したプログラムに欠陥があるときは,注文者はいつでも欠陥の改修を請求することができる。」一般的に保証期間は1年でいつで改修を請求できるわけではない
ウ 〇「注文者には,プログラムの引渡しを受けた時点で,報酬を支払う義務が生じる。」
エ 「注文者は,プログラムの完成前であればいつでも請負業者に対して損害を賠償することなく請負契約を解除することができる。」請負契約を解除はできるが,請負業者は損害を賠償することができる
問30
解答 ア
事業部制組織とは,地域別,顧客別などの単位に分割し,それぞれの事業部ごとに意思決定をし利益責任をもたせる組織形態。
ア 〇「AさんはX事業を実施している部門の購買組織に所属している。Y事業の購買はY事業を実施している部門の購買組織が担当している。」は事業部制組織の事例
イ 「Bさんは複数の事業の人事機能を担当する組織に所属している。開発,生産,販売機能も同様に,それぞれ専門の組織が担当している。」は職能別組織の事例
ウ 「Cさんは地域Mで製品Xの販売を担当しており,地域Mの販売に責任をもつ上司と製品Xの販売に責任をもつ上司の,2人の上司の指示を受けている。」はマトリックス組織の事例
エ 「Dさんは新規事業の企画開発を目的として関係部署から横断的に人材を集めた組織に所属している。この組織は企画開発が終わり次第解散する。」はプロジェクト組織の事例
問31
解答 ウ
リーン生産方式では,ムリ,ムラ,ムダを省くことを業務改善の観点としている。
ア 「属人化していて,担当者によって作成物の品質が異なる作業」はムラにあたる
イ 「組織の能力以上に負荷をかける無謀な計画や作業標準」はムリにあたる
ウ 「待機や必要以上の加工など,付加価値を生まない動作」はムダにあたる
エ 「長時間,身体の一部に負担がかり,健康を害するおそれのある作業」はムリにあたる
問32
解答 ウ
ニッチ戦略は,特定のニーズを持つスキマ市場を狙う販売戦略。
ア 「アパレルメーカーA社は,生産コストを下げるために,生産拠点を海外に移した。また,大量に販売が見込めるカジュアルウェアを中心に,安価な商品を全国で販売することにした。」はコストリーダーシップ戦略の事例
イ 業界2位の食品メーカーB社は,トップシェアを獲得するために,業界3位のC社と経営統合することにした。」はチャレンジ戦略の事例
ウ 〇「金属加工メーカーD社は,自社固有の加工技術を生かして,密閉度の極めて高い高価な無水調理鍋を高級レストラン向けに販売することにした。」ニッチ戦略の事例
エ 「電機メーカーE社は,販売量が減ってきた中型テレビ事業を売却し,完全撤退することにした。」は撤退戦略の事例
問33
解答 ウ
購買,製造,販売という供給者から消費者までを結ぶ一連の業務のつながりを総合的に管理し,資材の調達から顧客への販売に至る在庫などの無駄をなくして,プロセス全体の最適化を図る仕組みを「SCM(サプライチェーンマネジメント)」という。
ア 「CRM」はCustomer Relationship Managementの略で顧客関係管理と訳される。顧客との関係に重点をおいた経営手法
イ 「POS」はPoint Of Salesの略で販売時点管理と訳される。商品が売れた情報「いつ・どこで・何を・いくらで・いくつ売れたか」のデータをリアルタイムで自動記録・集計する仕組み
ウ 〇「SCM」はSupply Chain Managementの略。原材料の調達から生産,物流,販売に関する一連の情報を,企業内や企業間で共有・管理する仕組み
エ 「SFA」はSales Force Automationの略。営業活動を支援するためのシステム
問34
解答 ア
IT基本計画は,現在と将来のニーズへの対応,ステークホルダーの特定とニーズの反映,デジタル活用による価値向上を明確にすることが重要
a.〇「ITシステムの利活用に関わるステークホルダ」
b.〇「組織体の現在及び将来的なニーズへの対応」
c.「発生したインシデントに関する管理手順」は具体的な内容となるため誤り
d.「利用者及び関係者との合意に基づいた業務要件とその優先順位」は基本計画策定後の要件定義となるため誤り
問35
解答 エ
ITガバナンスは,ITを活用して組織能力を高めるための仕組み。JIS Q 38500では,経営者は「評価」「指示」「モニター」の3つの活動を通じて,ITを統制するものとされている。
a. ×「外部のコンサルタントに責任と権限を委譲し,戦略立案からモニタリングまで全面的に任せる。」最終責任者は経営者となるため,全面的に任せることは誤り
b. 〇 「情報システム戦略で想定した効果が,どの程度達成されているか確認するための情報を収集する。」モニターに該当する
c. 〇 「情報システム戦略を実現するために,必要な責任と要員を組織に割り当てる。」指示に該当する
d. 〇 「情報システムの複数の将来像を想定し,外部の情報システムの専門家に比較分析を依頼して評価する。」評価に該当する
問36
解答 ウ
a. 〇「導入作業中に契約外のPCが見つかった。そのPCを導入対象外とした。」適切な対応。
b. ×「導入作業中に契約外のPCへの導入を依頼された。依頼に基づいて,その対応を無償で行った。」契約外のPCへの導入は契約外の作業となるため不適切
c. 〇「導入作業の続行が困難な状態となった。発注者と合意し,導入前の状態に復旧した。」適切な対応。
問37
解答 エ
計画段階で概算費用を短絡的に見積もる方法として適切な方法は「類似プロジェクトを参考に見積もる」方法。
他の選択肢,「FP法(ファンクションポイント法のことで帳票,画面数,ファイル数から規模を見積もる方法)」,「作業単位を合算しての見積もる方法」,「コード行数をもとに見積もる方法」はいずれもシステム要件が明確になっていないと見積もることができない。他の選択肢は見積もりの精度は高まるが時間がかかることから,「類似プロジェクトを参考に見積もる方法」が最も短絡的に見積もりができる。
問38
解答 イ
要求事項が明確であり仕様変更が少ないことが見込まれるソフトウェアの開発に用いる開発モデル・手法として,適切なものは「ウォーターフォールモデル」。
ア 「アジャイル開発」は短い期間で設計・プログラミング・テストを繰り返して,要件の変化に柔軟に対応しながら,段階的に開発を進める手法
イ 〇 「ウォーターフォールモデル」は要件定義・設計・プログラミング・テストと段階的に進める手法。仕様変更が多い場合には不向きであるが,仕様変更が少ない場合には,計画や管理が行いやすい
ウ 「スパイラルモデル」は要件定義・設計・プログラミング・テストを繰り返しながら開発を進める手法
エ 「プロトタイピングモデル」は試作品を作成し,利用者の意見を反映しながら開発を進める手法
問39
解答 イ
WBSは作業分解図と訳され,全ての成果物を作成するための作業を階層的に分解して記載したもの。
問40
解答 ア
内部統制は,健全かつ効果的な組織運営のための仕組み。業務の有効性・効率性,財務報告の信頼性,関連法規の遵守,資産の保全が目的となる。
ア 〇 「決算発表の内容に重大な誤りがあった場合は,速やかに外部に公表する。」
イ 「支払伝票を起票した際は,起票者が責任をもって確認し最終承認を行う。」起票者自身が最終承認を行うのは不正を招く要因となりかねない。起票者と承認者を分け,相互牽制が働くような体制とする必要がある
ウ 「定期的にリスクを評価し,洗い出されたリスクの全てを"回避"で対応する。」リスク対応は全て”回避”ではなく,リスクを識別・分析・評価したうえで,回避,低減,移転,受容から適切な対応をとる
エ 「内部通報は必ず直属の上司を通じて行うことを,ルールとして徹底する。」直属の上司の不正を告発する場合もあるため適切ではない
問41
解答 ウ
ITガバナンスの活動において,取締役会等のリーダーシップに関するリスクを問う問題。
ア 「権限委譲して策定させた成果物であるIT戦略は,担当部門に最終的な責任をもたせないと,取締役会等の説明責任が果たせない。」最終責任者は取締役会等経営陣となるため,不適切
イ 「組織体としてのパフォーマンスの期待値は,取締役会等が設定に関与すると,現状踏襲型となり組織体の目的を達成できない。」組織体としてのパフォーマンスの期待値とは,従業員やチームに対して「何を,いつまでに,どのような基準で達成すべきか」を具体的に定義すること。これを設定することで,目標のズレを防ぎ,モチベーションと生産性を大幅に向上させることができるため,取締役会等経営陣が積極的に関与する
ウ 〇 「取締役会等が規範を策定し,率先して遵守しないと,組織体にその倫理的な行動が徹底されない。」
エ 「取締役会等が組織体のITガバナンス方針を明示すると,情報システム部門主導の活動に偏重してしまう。」ITガバナンスとは,企業経営においてIT投資の価値を最大化し,リスクを最小限に抑えるための組織能力。取締役等経営陣が主体となり,IT戦略の方向付けやリソース配分,セキュリティ管理をルール化して継続的に監視・評価する
問42
解答 イ
サービスデスクは,システム稼働後の段階で,利用者からの問合せを受け付ける一元的窓口。ア,ウ,エのような開発段階ではなく,運用時のトラブル対応を行う。
問43
解答 イ
ある企業でスマートフォン向けのアプリケーションソフトウェアの開発を計画しており,2週間ごとに新機能や不具合の修正を含めた新しいバージョンを繰り返しリリースすることにした。新機能の候補や不具合は一覧表で管理し,優先順位をつけて開発し,逐次リリースする方針にした。この開発に採用するソフトウェア開発モデルとして,適切なものは「アジャイル」開発
ア 「DevOps」は開発者(Development) と運用担当者(Operations)が緊密に連携して開発を進める手法
イ 〇 「アジャイル」は短い期間で設計・プログラミング・テストを繰り返して,要件の変化に柔軟に対応しながら,段階的に開発を進める手法
ウ 「ウォーターフォール」は要件定義・設計・プログラミング・テストと段階的に進める手法。大規模開発向きで,2週間ごとにリリースし不具合の修正には向かない
エ 「リバースエンジニアリング」は稼働しているシステムから仕様書や設計書などを作成する手法
問44
解答 イ
〇自動割当てツールを導入する前
1,000件×2分=2,000分
〇自動割当てツール導入後
①ツールで割当てミスとなった場合
自動割当てができた件数 1,000件×90%=900件
うち,割当てミスの件数 900件×5%=45件
割当ての時間 45件×4分=180分
②自動割当てができなかった場合
件数 1,000件×10%=100件
割当ての時間 100件×2分=200分
①+②=380分
380÷2000=0.19
1-0.19=0.81
よって81%の削減となる。
問45
解答 イ
プロジェクト憲章とは,プロジェクトにおいて,新規プロジェクトを正式に認可する文書。プロジェクト憲章には,プロジェクトの正式名称,目的,全体スケジュールなどが記載される。
ア ステークホルダとは利害関係者と訳され,プロジェクトにかかわる人をさす。「ステークホルダ登録簿」はステークホルダの連絡先,役割などを記録する文書
イ 〇 「プロジェクト憲章」
ウ プロジェクトスコープとはプロジェクトの作業の範囲,成果物をあらわす。「プロジェクトスコープ記述書」はスコープについて記述した文書
エ リスクとはプロジェクトにマイナスの影響を与える事象。「リスク登録簿」はリスクについての情報を記録する文書
問46
解答 ウ
ITサービスマネジメントのプロセスである問題管理は,インシデントが起きた際の根本原因を調査し,解決策を提示する。
ア 「ITサービスを提供するためのハードウェア,ソフトウェア,ドキュメントなどの構成情報を維持管理する。」は構成管理の説明
イ 「計画外のITサービスの中断に対して,迅速にサービスを復旧する。」インシデント管理の説明
ウ 〇 「障害の根本原因を調査し,問題の解決策を提示する。」問題管理の説明
エ 「プログラム修正を実施するための計画を立て,確実に修正されるように管理する。」変更管理の説明
問47
解答 ウ
監査を会計監査,業務監査,情報セキュリティ監査,システム監査に分けたとき,システム監査に関する記述として,最も適切なものはどれか。
ア 「業務で使用している情報の漏えいに関するリスクマネジメントが効果的に実施されていることの検証」は情報セキュリティ監査に関する記述
イ 「財務諸表の作成に至る業務全般に関して,不正や誤りがなく処理されていることの検証」は会計監査に関する記述
ウ 〇 「情報システムに係るリスクに対して,組織において適切に対応していることの検証」はシステム監査に関する記述
エ 「情報システムの利用を含めた組織内の諸業務が組織の方針に従って,合理的かつ効率的に運用されていることの検証」は業務監査に関する記述
問48
解答 ウ
a. 「共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ,当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。」はインシデント管理の活動
b.「共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し,再発防止策を検討する。」は問題管理の活動
c.〇「共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し,容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。」はサービスマネジメントシステムの改善の活動
d.「すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。」は変更管理の活動
問49
解答 ア
プロジェクトとは,特定の目標を達成するため,期限を定めて,臨時のチームで取り組む一回きりの活動。
ア 〇 「会議で決まった内容を周知徹底するために,議事録を作成して必要な関係者と共有する。」プロジェクト会議として最も適切
イ 「議論が中途半端にならないように,会議の終了時刻は決めずに実施する。」終了時刻を決めずに行う会議は時間を浪費しがちで生産性が低くなる
ウ 「効率よくシステム開発プロジェクトを遂行するために,全ての会議にステークホルダ全員が常に参加する。」毎回ステークホルダ全員を招集する必要はない
エ 「様々な内容を会議で議論できるように,会議の開始直後に会議の議題を参加メンバーから募って確定する。」会議の議題はあらかじめ周知しておいたほうがよい
問50
解答 ウ
A(3日)後にB(3日),C(3日)の作業となる。B,Cにはそれぞれ2名必要であるため,人員が3名の場合には,並行して作業をすることはできない。ここまでで9日必要。Bが終わったのちのD(3日)は1名,Cが終わったのちのE(3日)は2名なので,並行して作業を行うことができる。ここまでで12日。最後にD,Eが終わった後のF(3日)にとりかかることとなる。よって,15日が正解。
問51
解答 エ
システム監査は,監査計画→予備調査→本調査→評価・結論の順番で進む。このうち,監査意見を検討するプロセスは評価・結論となる。
問52
解答 ア
業務システムの開発において,開発者がシステム要件定義を実施する場合,利用者は,レビューに参加し,妥当性を確認するが適切。
問53
解答 イ
SLAの計画立案,サービス内容の交渉,草案作成,合意,導入,測定などの活動を行うものはサービスレベル管理。
ア 「アウトソーシング」は外部委託のこと
イ 〇 「サービスレベル管理」
ウ 「サービスレベル契約」はSLAのことでサービスレベルの合意のみ
エ 「リエンジニアリング」は既存ソフトウェアから新たなソフトウェアを作成するための技術
問54
解答 ウ
ファシリティマネジメントとは,施設や設備に関する管理をさす。
a.「従業員のPCにインストールされたWeb会議用のソフトウェアを常に最新にし,Web会議における利便性及びセキュリティを向上させる。」
b.「執務室のレイアウト変更や大画面のTV会議室の設置を行い,従業員間のコミュニケーションを取りやすくする。」
c.「出社率を踏まえてフリーアドレスエリアの割合を増加し,オフィスを縮小させる。」
d.「短時間勤務や自宅外での業務を可能とする制度を導入し,様々な従業員が業務に参画しやすくする。」
a~dのうち,施設,設備に該当するものはb,c。
問55
解答 ウ
ネットワークカメラの画像を盗み見される脅威のうち,ネットワークカメラへの「不正侵入」対策として,第三者がカメラにアクセスして映像を閲覧できないようにするためには,「初期パスワード」で利用しない。
選択肢にある「DDoS攻撃」は悪意をもった複数のPCから脆弱性のあるサーバーに大量のパケットを送り付けサービスを停止させる攻撃。
問56
解答 エ
DBMS(データベースマネジメントシステム)におけるチェックポイントとは,メモリ上にあるデータベースの更新内容をディスクに書き出す操作,タイミングのこと。
ア 「トランザクションが正常に処理されたときに,トランザクションの一連の処理を確定させること」はコミットの説明
イ 「トランザクションが何らかの理由で正常に処理されなかったときに,データベースをトランザクションの処理開始前の状態に戻すこと」はロールバックの説明
ウ 「複数のトランザクションを並列に処理しているときに,ロックの影響によってトランザクション同士が互いに相手のロックの解放を待つ状態になること」はデッドロックの説明
エ 〇 「複数のトランザクションによるメモリ上のデータ更新の結果を,一度にまとめてHDDなどの外部記憶装置に書き込む操作や,操作が行われた時点のこと」はチェックポイントの説明
問57
解答 ウ
関係データベースで管理している"学生"表,"科目"表,"成績"表がある。「1人の学生は複数の科目を履修するものとし,"学生"表に登録されていない学生や,"科目"表に登録されていない科目は"成績"表に登録できない」とあるため,"成績"表の学生番号,科目コードを外部キーに設定するのが適切。
問58
解答 ア
UX(User Experience)とは,製品やサービスの利用を通じて得られるユーザー体験のこと。そこで用いられる構造化シナリオ法は,ペルソナ(架空のユーザー像)を設定し,ペルソナの要望や行動,製品やシステムとの関わりを以下の3階層のシナリオとして記述する。
①アクティビティとは,具体的な行動や心情
②インタラクションとは,機能とユーザーのやり取り
③バリューとは,ユーザーに提供する価値
問59
解答 ウ
WPA2とは,Wi-Fiの通信を第三者に盗聴されたり,不正利用されたりするのを防ぐための「無線LANセキュリティ規格」。
ア 「2本のアンテナを用いることによってデータの送受信を高速化する。」はMIMO(Multiple Input Multiple Output)の説明
イ 「アクセスポイントをステルス化する。」はSSIDステルス機能の説明
ウ 〇 「通信データを暗号化する。」はWPA2では,共通鍵暗号方式であるAESが採用されている
エ 「登録されたMACアドレスをもつ機器以外からのアクセスを拒否する。」はMACアドレスフィルタリングの説明
問60
解答 ア
レスポンシブWebデザインとは,PC,スマートフォンなど画面の大きさが異なっても画面サイズに応じて適切なレイアウト表示を行うWebサイトのデザイン手法
ア 〇 「PC,スマートフォンなど,多くの種類の端末で,見やすく,かつ操作しやすくなるように,表示する端末の画面サイズなどに応じてWebサイトの画面レイアウトが変化する。」
イ 「Webブラウザで動画コンテンツをストリーミング再生するとき,サーバやネットワークの負荷が軽減されるように,複数のコンテンツ配信サーバのうち,利用者に適したサーバに接続させてデータを取得する。」はCDN(Contents Delivery Network)に関する記述
ウ 「スマートフォンなどの端末向けのWebアプリケーションにおいて,歩数や移動速度などを計測できるように,端末に内蔵された加速度センサーやジャイロセンサーのデータを使用する。」はセンサーAPIに関する記述
エ 「操作説明書を読まなくてもWebサイトの使用方法を理解できるように,Webブラウザの利用者がマウスポインタをWebコンテンツに重ねたとき,ポップアップを用いて機能の説明,対象の状態などを表示する。」はツールチップに関する記述
問61
解答 イ
PCの画面表示に必要なデータを保持するのに使われる,画面表示専用メモリをVRAM(Video Random Access Memory:ビデオメモリ)という。
ア 「EEPROM」とはElectrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略で電気的にデータの消去や書き込みが可能なメモリ。不揮発性で電源を切ってもデータは消えない
イ 〇「VRAM」
ウ 「キャッシュメモリ」はCPUのレジスタと主記憶装置の速度差を埋めるための装置
エ 「フラッシュメモリ」はEEPROMの一種でブロック単位にデータの,書き込み,読み込みを行う。SDカードやUSBメモリで活用されている
問62
解答 エ
システムの性能評価におけるベンチマークテストとは,評価用プログラムを,評価対象のシステム上で実際に実行させて性能を評価する方法。
問63
解答 ウ
ランサムウェアとは悪意をもった攻撃者が勝手にファイルを暗号化することで使用不可にし,元にもどすために金銭を要求する攻撃。データのバックアップをとっておけば仮にファイルが使用不可となってももとに戻すことができる。
ア 「UPSの導入」は停電時の電源の瞬断に有効な方法
イ 「データの暗号化」は盗聴対策に有効な方法
ウ 〇「データのバックアップ」
エ 「ログインパスワードの変更」は不正利用対策に有効な方法
問64
解答 ウ
キャリアアグリゲーションとは,複数の異なる周波数帯の電波を同時に束ねて1つの通信回線として使い,データ通信の高速化や安定性を高める技術のこと。携帯電話の4G(LTE)や5Gの通信で広く利用されている。
ア 「移動中に携帯電話が接続する基地局を切り替える技術」はハンドオーバーの説明
イ 「携帯電話の通信のセキュリティ機能を高める技術」キャリアアグリゲーションはセキュリティを高める技術ではない
ウ 〇「複数の異なる周波数の電波を束ねることによって,無線通信を高速化する技術」
エ 「無線LANにおいて,アクセスポイントと呼ばれる基地局を経由して端末同士が通信を行う技術」はインフラストラクチャモードの説明
問65
解答 エ
DNSとはDomain Name Systemの略で,ドメイン名やコンピュータ名をIPアドレスと対応づける仕組み。
ア 「LAN上のPCからインターネット上のWebサーバへのリクエストを中継するものであり,PCの代理としてインターネット上のWebサーバヘアクセスして,その応答をPCに返す。」はプロキシサーバの役割
イ 「PCからサーバへのファイルの送受信の要求を受け付け,ファイルを転送する。」はFTPサーバの役割
ウ 「PCに対してIPアドレスを自動で割り当て,サブネットマスクとデフォルトゲートウェイのIPアドレスの通知を行う。」はDHCPサーバの役割
エ 〇「ドメイン名をIPアドレスに変換する,又はIPアドレスをドメイン名に変換する。」
問66
解答 イ
アプリケーションソフトウェアの操作を行うとき,質問に答えていく対話形式によって,煩雑な操作を簡単に行えるようにする機能をウィザードという。
ア 「アーカイブ」とはデータなどの記録を保存しておくこと
イ 〇
ウ 「オートコンプリート」とは文字の入力途中に過去の履歴やデータから予測される単語や候補を自動で表示・補完してくれる機能
エ 「ポップアップウィンドウ」とは画面の前面に表示される小さなウィンドウ
問67
解答 ウ
手続 sortは配列を並び替える処理を行っている。コメントにある通り,配列から一番小さい値をさがして,入れ替えることを繰り返している。
{3,5,1,2,5}が与えられた場合
1回目 {1,5,3,2,4} 最小値の「1」と要素番号1の「3」が入れ替わる
2回目 {1,2,3,5,4} 最小値の「2」と要素番号2の「5」が入れ替わる
3回目 {1,2,3,5,4} 最小値の「3」と要素番号3に「3」があるため入れ替えはなし
問題文にはjが3のときとあるため,{1,2,3,5,4} となる
問68
解答 エ
メールの送信(転送)プロトコルは「SMTP」。受信プロトコルは「POP3」または「IMAP4」
POP3はメールサーバーからメールを取り出す形で受信する。「IMAP4」はメールサーバーにメールを見に行く。
問69
解答 ウ
関係データベースにおけるデータの正規化の目的は,データの重複を排除し,一貫性を保つことである。正規化を進めていくと1つの表が複数の表に分割される。
問70
解答 エ
ア 「情報セキュリティインシデントには臨機応変な対応が求められるので,あらかじめ対応手順を文書化しておくのではなく,実際の対応内容を記録する。」誤った記述。あらかじめ対応手順を文書化したほうがよい
イ 「情報セキュリティインシデントから得られた知識は,模倣を防ぐために情報セキュリティの管理策の強化には用いない。」誤った記述。情報セキュリティインシデントから得られた知識は,情報セキュリティの管理策の強化に用いる
ウ 「情報セキュリティ事象は,その評価を待つことなく,報告された時点で情報セキュリティインシデントに分類される。」誤った記述。評価を待ってから分類される
エ 〇「情報セキュリティ事象は,適切な管理者へ速やかに報告するために,あらかじめその連絡経路と仕組みを用意しておく。」適切な記述
問71
解答 ア
リスクベース認証とは,通常利用しているPCとは異なるPCからログインした場合に行われる追加認証。
ア 「利用者がいつもログインに使っているPCとは異なるPCからのログインであったので,本人しか知らない秘密の質問による追加の認証を行った。」はリスクベース認証の事例
イ 「利用者がログインした後,画面操作が一定時間なかったので,自動的にログアウトして,再度ログインを求めた。」はセッションタイムアウトの事例
ウ 「利用者がログインするときにパスワードを連続して複数回間違って入力したので,アカウントをロックした。」はアカウントロックアウトの事例
エ 「利用者がログインに使っているパスワードが長期間変更されていなかったので,パスワードの変更を促した。」はパスワードはパスワードの有効期限の事例
問72
解答 イ
外部キーは参照する主キーをもつ表がないと設定できない。よって,参照する主キーをもつ表を先に作成する。口座番号の外部キー「顧客番号」は顧客表の「顧客番号」を参照している。
取引明細の外部キー「口座番号」は口座表の「口座番号」を参照している。
よって,顧客 → 口座 → 取引明細 の順番で作成する。
問73
解答 エ
OSSのコピーレフトは,著作物を自由に利用・改変・再配布することを可能とし,その自由を将来の利用者にも確実に引き継ぐことを目的としたライセンス形態。
問74
解答 ア
表計算ソフトを用いて,二つの2進数α,βの和を求める。α,βの桁数は2桁に限定し,2の位,1の位の順に各桁の値がセルB3,セルC3とセルB4,セルC4に入力されている。
問題は2の位(B列)を求めるための式。
1の位からのけた上りもあるため,次の7パターンが考えられる。
0+0+0 = 0 (00 2の位は0)
0+0+1 = 1 (00 2の位は1)
0+1+0 = 1 (01 2の位は1)
0+1+1 = 2 (10 2の位は0)
1+0+0 = 1 (01 2の位は1)
1+1+0 = 2 (10 2の位は0)
1+1+1 = 3 (11 2の位は1)
ア 〇「IF(合計(B2:B4)<2,合計(B2:B4),IF(合計(B2:B4)=2,0,1))」
イ 「IF(合計(B2:B4)<2,合計(B2:B4),IF(合計(B2:B4)=2,1,0))」合計が2の場合は,2の位は0とならなくてはいけないため,不正解。
ウ IF(合計(B2:B4)>2,合計(B2:B4),IF(合計(B2:B4)=2,0,1))」合計が2より大きい場合,(3のときは)合計の3を表示しているため不正解。
エ IF(合計(B2:B4)>2,合計(B2:B4),IF(合計(B2:B4)=2,1,0))」ウと同様
問75
解答 エ
メールの宛先を指定する方法には,To,Cc,Bccの3種類がある。
Toは,メールを送る相手(主な宛先)を指定する欄である。
Cc(Carbon Copy)は,Toで指定した相手以外にも,同じ内容のメールを参考として送信したい相手を指定する欄である。To欄およびCc欄に指定されたメールアドレスは,受信者全員が確認できる。
Bcc(Blind Carbon Copy)は,Ccと同様にメールのコピーを送信する相手を指定する欄である。ただし,Bccに指定したメールアドレスは,To欄やCc欄の受信者,および他のBcc欄の受信者には表示されない。
問76
解答 エ
LPWAはIoTデバイスでよく用いられる無線通信方式で,通常の無線LANに比べて広範囲で,消費する電力が第4世代移動通信規格(4G)に比べて少ない。
問77
解答 ウ
サーバ室への入室管理を暗証番号から虹彩認証装置による本人確認を加えることでより,機密性を高めることができる。
ア 「可用性」は必要な時に必要なだけシステムを利用できるという特性
イ 「完全性」は正確でかいざんがないという特性
ウ 〇「機密性」は必要な正規の利用者以外上のにアクセスできないという特性
エ 「否認防止」利用者が行った操作や発生した事がらについて,後から否定されないように証明できる特性
問78
解答 エ
IoTシステムは,外気温など収集したデータをIoTデバイスに搭載されているセンサーで電気信号に変換してサーバに送る。サーバーは必要に応じた処理をIoTデバイスに送る。IoTデバイスはアクチュエータでサーバーからの指示を実行する。
ア 「アクチュエーター」はサーバーからの指示を物理的に実行する装置。本問題では窓の開閉を行う装置にあたる
イ 「エッジコンピューティング」はIoTデバイスの近くに配置し,サーバーに送る前に不要データを削除したり,データを整形する役目をもつ装置
ウ 「キャリアアグリゲーション」は周波数帯の異なる複数の搬送波を束ねることで高速な無線通信を実現する仕組み
エ 〇「センサー」
問79
解答 ウ
リスクマネジメントの一環として行われるサイバーセキュリティリスク対策の推進において,経営者に求められる役割に関する問題。
ア 「IT部門のセキュリティ担当者に,部門ごとのサイバーセキュリティリスク対応方針の策定と実行を全て任せる。」経営者はサイバーセキュリティリスク対応方針の策定し,実行においてもリーダーシップをとることが求められる
イ 「サイバーセキュリティ対策を実施する上での責任者となるCISOを任命し,実行や判断を全て任せる。」CISO(情報セキュリティに関する責任者)を任命しても実行や判断については全て任せるのではなく,最終的な判断は経営者にある
ウ 〇「実施方針の検討,予算や人材の割当て,実施状況の確認や問題の把握と対応を通じて自らリーダーシップを発揮する。」
エ 「専門家である外部の経営コンサルタントに,自社の組織や事業におけるリスクの分析と対策の推進に関する権限と責任を委譲する。」外部に委託する場合においても,全責任を委譲するのではなく,経営者が自らの権限と責任で行う
問80
解答 エ
バイオメトリクス認証とは,指紋認証,顔認証など身体的特徴を利用した認証。他人受入率が低くなるように設定した場合は,安全性を重視した認証になり,本人拒否率が低くなるように設定した場合は,本人の利便性を重視した認証になるといえる。
問81
解答 ア
Bluetoothの規格に含まれ,デバイス間の省電力通信を実現させるものは「BLE」
ア 〇「BLE」はBluetooth Low Energyの略
イ 「LPWA」はLow Power Wide Areaの略で低消費電力で数kmから数十kmの広い範囲に通信できる,主にIoT機器向けの無線通信方式Bluetoothの企画ではない
ウ 「LTE」はLong Term Evolutionの略で第3世代移動通信システム(3G)から第4世代移動通信システム(4G)に移行する過程で登場した通信規格
エ 「PLC」はPower Line Communicationの略で電力線を利用してデータ通信を行う技術
問82
解答 ア
ニューラルネットワークの学習に用いられるバックプロパゲーションとは,出力結果に誤差がある場合に結果から入力値に向かって各ノードの重みづけを修正していくこと。
選択肢イの活性化関数路は出力する値を決める関数でバックプロパゲーションとは関係ない。
問83
解答 ア
マルウェアとはウィルスなどの悪意をもったソフトウェア全般を指す。対策としてはマルウェア対策ソフトを最新にしておく,OSのセキュリティパッチを最新にしておくことがあげられる。
a.〇「OSのセキュリティパッチ(修正モジュール)の適用」
b.×「起動ドライブとなっているハードディスクに対するパスワード設定」PCの盗難対策としては有用だが,マルウェア対策にはならない
c.×「複雑かつ十分な長さをもつログインパスワードの導入」不正アクセスの対策になるが,マルウェア対策にはならない
問84
解答 エ
演繹推論:一般的な規則や前提から,個別の結論を導く方法
例)「法律により,お酒を飲んで車を運転してはならない」→「Aさんは今,ビールを2杯飲んだ」→結論「Aさんは今,車を運転してはならない。」
帰納推論:複数の具体的な事例から,一般的な規則や傾向を導く方法
例)「20代の顧客Aさんは,店舗ではなくアプリで服を買った」「20代の顧客Bさんも,店舗ではなくアプリで服を買った」「20代の顧客Cさんも,店舗ではなくアプリで服を買った」→結論「20代の顧客は,実店舗よりもアプリでの購入を好む傾向がある」
仮説形成:結果から,原因・前提を推測する方法
例)「金庫から現金が盗まれたが,部屋の鍵や窓は壊されていない」→「合鍵を持っている人物なら,壊さずに部屋に入れる」結論(仮説)「犯人は合鍵を持っている身内の可能性が高い」
類推推論:ある対象に成り立つ性質を,似ている別の対象に当てはめて推測する方法
例) 「スマホは充電しないと電池切れになる」→「人間も充電しないとエネルギー切れになる」
ア 「"HDDとSSDは記憶装置である"と入力した後に,"HDDの台数を増やすと記憶容量が増える"と入力した。出力は,"SSDの台数を増やすと記憶容量が増える"となった。」は類推推論
イ "HDDは台数を増やすと記憶容量が増える"と入力した後に,"記憶装置は台数を増やすと記憶容量が増える"と入力した。出力は,"HDDは記憶装置である"となった。」は仮説形成
ウ "記憶装置であるHDDは記憶容量をもつ"と入力し,同時に"記憶装置であるSSDは記憶容量をもつ"と入力した。出力は,"全ての記憶装置は記憶容量をもつ"となった。」は帰納推論
エ 〇「"全ての記憶装置は記憶容量をもつ"と入力した後に,"HDDは記憶装置である"と入力した。出力は,"HDDは記憶容量をもつ"となった。」は演繹推論
問85
解答 エ
素数ならばtrue,そうでなければfalseを返却する関数。
関数 isPrime を isPrime(2) として呼び出したときの戻り値はtrue
1: ○論理型:isPrime(整数型:num)
2: 整数型:div ← 2
3: if (num が 2 [ a ])
4: return false
5: else
6: while (num が div [ b ])
7: if (num ÷ div の余り が 0 と等しい)
8: return false
9: else
10: div ← div + 1
11: endif
12: endwhile
13: return true
14: endif
numが2を代入し,プログラムを考える。2は素数であるため,2以下の場合は2も「false」となるため,3行目の空欄[a]は「より小さい」があてはまる。
空欄[b]のdivの初期値は2。6行目の繰り返し条件が,num(2)がdiv(2)以上の場合は7行目で2÷2の余りがゼロとなり「false」となるため,空欄[b]は「より大きい」があてはまる。
問86
解答 エ
毎週土曜日にはフルバックアップファイルを取得し,日曜日から金曜日は差分バックアップファイルを取得する。火曜日の業務終了時点に戻すには,土曜日のフルバックアップと火曜日の差分バックアップが必要。
問87
解答 ア
NASとはNetwork Attached Storageの略でネットワークに直接接続して利用するファイルサーバのこと。
ア 〇「PCやスマートフォンなどからネットワーク経由で利用できるように,ネットワークに直接接続して使用する外部記憶装置」
イ 「記憶媒体上のデータの位置や書込み順序に関係なく,求めるデータに直接アクセスできるファイル形式」はランダムアクセスの説明
ウ 「複数の記憶装置を1台の装置として管理し,データを分散して格納することによってアクセスの高速化や耐障害性の向上を図る技術」はRAIDの説明
エ 「無線LANのネットワークを識別するために用いられる文字列」はSSIDの説明
問88
解答 ア
正六角形なのでカウンタは6回処理を行う必要がある。終了条件が6未満のため,初期値を0とすると6回処理が行われるため正解。初期値を1とすると5回しか処理が行われないため不正解。
正六角形の外角は360°÷6=60°のため,ロボットは1辺進むたびに次の辺へ60°右回転する。
問89
解答 イ
リスク = 脅威 × 脆弱性 × 資産の価値 という関係がなりたつ。
脅威は「守るべき情報資産に対して望ましくない影響を及ぼす可能性のある原因のこと」
脆弱性は「情報資産自身の価値を損なう可能性をもつ弱点のこと」
問90
解答 イ
PKI(公開鍵基盤)の特徴とは公開鍵の正当性を認証局が証明し,安全かつ信頼性の高い形で運用するための基盤。
問91
解答 ウ
ハッシュ関数の特徴は,ハッシュ値から元のデータに復元できない一方向性であること。また,同じデータを同じハッシュ関数でハッシュ値を求めた場合は必ず同じ値になるが,データが異なったり,ハッシュ関数が異なる場合は異なるハッシュ値になる。
問92
解答 イ
ゼロトラストセキュリティとは,ネットワーク内外問わず,信頼できないものとみなし,すべてのアクセスや通信を監視・検証するという考え方。
ア 「インターネットと内部ネットワークの境界にファイアウォールを配置し,インターネットからの脅威を境界で遮断する。」ネットワーク外のインターネットだけでなく,ネットワーク内も信用しないという考え方のため,誤り
イ 〇「内部ネットワークからであっても外部ネットワークからであっても,ネットワーク上の情報資源へのアクセスには二要素認証を利用する。」
ウ 「内部ネットワークに接続するPCにインストールされたソフトウェアに脆弱性が発見されたときに,そのセキュリティパッチは公開後直ちに適用する。」内部だけでなく,外部も信用しないという考え方のため,誤り
エ 「内部ネットワークに接続するPCのうち,インターネットにアクセスするPCだけにマルウェア対策ソフトをインストールする。」ネットワーク内も信用しないという考え方のため,誤り
問93
解答 ア
ISMSにおける実施項目を選択肢の順に並べると下記の通り。
ア ISMSの適用範囲の決定 → イ 情報セキュリティリスクアセスメント(リスクの特定→分析→評価)→ ウ 情報セキュリティリスク対応 → エ 内部監査
問94
解答 イ
情報セキュリティ対策を,"技術的セキュリティ対策","人的セキュリティ対策"及び"物理的セキュリティ対策"に分類したとき,"物理的セキュリティ対策"の例として,適切なものはどれか。
ア 「機密情報の取扱いに関して,罰則を含めた規則を制定し,これを遵守させるために,関係者に定期的な教育を実施する。」は人的セキュリティ対策
イ 〇「被災によるシステム障害が発生してもサービスを継続できるように,遠隔地にバックアップシステムを用意する。」は物理的セキュリティ対策
ウ 「ますます方法が巧妙化されるサイバー攻撃による被害を防ぐために,サイバー攻撃の方法や対策に関する情報を従業員に周知する。」は人的セキュリティ対策
エ 「マルウェアによる被害を防ぐために,マルウェア対策ソフトを導入し,定義ファイルを常に最新に保つ。」は技術的セキュリティ対策
問95
解答 イ
SQLインジェクションの対策などで用いられ,処理の誤動作を招かないように,利用者がWebサイトに入力した内容に含まれる有害な文字列を無害な文字列に置き換えることを「サニタイジング」とよぶ。
ア 「MACアドレスフィルタリング」は無線LANのセキュリティ対策。PCのMACアドレスが登録されたもののみ無線LANのルーターに接続させる技術
イ 〇「サニタイジング」
ウ 「ストライピング」はRAID技術の一つで複数のディスクに並列で書き込みを行い,アクセス速度を高速化を図る技術
エ 「ソーシャルエンジニアリング」は物理的攻撃とよばれ,コンピュータの技術的を使わず,人間の心理的な隙や行動のミスを悪用して機密情報を盗み出す攻撃手法
問96
解答 ア
機密情報の取得などを目的として,特定の組織や個人に対して,複数の攻撃手法を使うなどして長期間にわたり継続的に攻撃を行うという特徴をもつ,サイバー攻撃をAPT攻撃と呼ぶ。
ア 〇「APT攻撃」はAPT(Advanced Persistent Threats)攻撃は持続的標的型攻撃と訳さる
イ 「DDoS攻撃」は悪意をもった複数のコンピュータから大量のパケットを脆弱性のあるサーバーに送り,サービスを不能にする攻撃
ウ 「ゼロデイ攻撃」はシステムの脆弱性が発見された場合,セキュリティパッチが提供される前に脆弱性をついて攻撃する手法
エ 「パスワードリスト攻撃」は同じパスワードを利用するユーザーが多いことから,不正アクセスなどで得られたIDとパスワードのリストを用いて,別のサイトへの不正ログインを試みる攻撃
問97
解答 イ
OSS(オープンソースソフトウェア)とは,ソースコードが公開され,誰でも自由に利用,改変,再配布ができるソフトウェアの総称
OSI(オープンソース・イニシアティブ)が定める「オープンソースの定義(OSD)」では主に以下を定めている。
・自由な再頒布(Free Redistribution)
・ソースコードの公開(Source Code)
・改変と派生物の許可(Derived Works)
・特定の個人や団体,利用分野に対する差別の禁止(No Discrimination Against Persons, Groups or Fields of Endeavor)
a.〇「OSSを集めた記録媒体を,顧客に有償で提供する。」OSSは有償での販売や配布が認められている。「オープンソース=無料」ではなく,自由に複製し販売する権利が含まれているため,媒体代や手数料として有償提供しても問題ない
b.×「改変したOSSを,特定の利用分野に制限してOSSとして提供する。」は特定の個人や団体,利用分野に対する差別の禁止に該当する
c.〇「不具合を発見して修正したOSSのソースコードを,自分のWebサイトで提供する。」は自分のWebサイトで修正版のソースコードを公開する行為は問題ない
問98
解答 ウ
AIにおけるプロンプトとは,AIに対する指示,命令のことでプロンプトエンジニアリングとは正しい結果を得るためにAIに与える質問・命令・条件などの入力文を最適化する技術のこと。
ア 「AIが,多数の事象やデータから普遍的なルールや知識を獲得すること」は機械学習の説明
イ 「AIに対する質問や指示などが入力できる状態であることを,画面上に記号や文字列で示すこと」はシグニファイアの説明
ウ 〇「意図した回答を得るためにAIに対する質問や指示の内容,情報の提供,出力形式の指定などを工夫すること」はプロンプトエンジニアリングの説明
エ 「神経細胞が作るネットワークをコンピュータで模した,AIで用いられる計算モデルのこと」はニューラルネットワークの説明
問99
解答 イ
紙などに光を当て,反射光を読み取り,文字や図形をデジタルデータに変換してPCに取り込む入力装置を「イメージスキャナー」という。
「イメージスキャナー」が文字や図形をどの程度細かく読み取れるかの性能を示す単位として「dpi(1インチの中のドット数)」が使われる。
「スクリーンリーダー」とは,PCやスマートフォンの画面に表示された文字情報を音声で読み上げたり,点字ディスプレイに出力したりする支援ソフトウェア
「bps」は,ネットワークの伝送速度の単位で1秒間に何ビット伝送できるかを表す。
問100
解答 ウ
ISMSとは,Information Security Management Systemの略で,情報セキュリティマネジメントシステムのこと。
ア 「企業のコスト削減や製品の品質,サービスの改善などのために,業務プロセスを改善する。」は品質マネジメントに関する記述
イ 「顧客の満足度を高めるために,ITサービスの品質を継続的に改善する。」はITサービスマネジメントに関する記述
ウ 〇「情報資産を洗い出し,リスクの特定と分析及び評価を行い,情報資産を管理する。」ISMSの活動に関する記述
エ 「製品とサービスの開発プロセスの成熟度を評価し,改善する。」はCMMI(Capability Maturity Model Integration:能力成熟度モデル統合)に関する記述

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